Snapdragon660搭載で10.5インチAMOLEDディスプレイを搭載したAndroidタブレット「ALLDOCUBE X Neo」をBanggood様からお借りしたのでレビューします。
ALLDOCUBE X NEOの主な特徴
ALLDOCUBE X NEO(以下NEO)は10.5インチ 2.5K解像度(2560×1600)と高解像度のディスプレイを持ったAndroid 9.0タブレット。しかもSuper AMOLEDディスプレイなので、発色の良さは折り紙付き。
SoC(CPU)はSnapdragon660。660は若干古めではありますが、AnTuTu (v7)ベンチマークでは14万点ほど、v8なら17万点ほどのスコアがあり、以前のALLDOCUBE XのMediaTek 8176からは大幅に進化しました。
そもそもALLDOCUBEのタブレットにSnapdragonが載ることすら珍しい(初めて?)のでかなり驚きです。
とはいえ、最近のMediaTekはHelio P90やG70、Dimensity1000+などもあるので、同等の価格ならMediaTekでも良いような気もしますが、AndroidスタンダードであるSnapdragonの採用は喜ばしい事です。
メモリは4GB、ストレージは64GBでタブレットとしては余裕のスペック。
オプションですが、ドッキングキーボードも発売されます。
NEOは4G LTE対応のSIMフリータブとなっていて、対応周波数帯は以下のとおり 。
4GはSoftBank系 B8のプラチナバンドに対応。docomoもB1/B3と対応しているので、首都圏では繋がりやすいでしょう。
3G WCDMA:B1/8 3G CDMA:BC0/EVDO3G TD-SCDMA:B34/39
4G TD-LTE:B38/B39/B40/B41 4G FDD-LTE:B1/B3/B5/B8
主要スペック
製品名 | ALLDOCUBE X NEO |
---|---|
ディスプレイ | 10.5インチ WQXGA 2560×1600 AMOLED アスペクト比 16:10 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 660 Octa Core 2.2GHz |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB |
OS | Android 9.0 |
カメラ | フロント: 500万画素 バック : 800万画素 |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.0 2G GSM:B3/8 3G WCDMA:B1/8 3G CDMA:BC0/EVDO 3G TD-SCDMA:B34/39 4G TD-LTE:B38/B39/B40/B41 4G FDD-LTE:B1/B3/B5/B8 |
インターフェース | microSD、USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック |
バッテリー | 3.8V/7700mAh、 18W QC3.0急速充電 |
サイズ | 245.9x 175.4x 7.2mm |
重量 | 491g |
その他 | microSD :最大 512GB ステレオスピーカー |
同梱物
さっそく開梱していきます。
同梱物はUSB充電器/USB Type-Cケーブル/マニュアル。USB充電器は日本では使えないコンセントタイプですが、Banggoodでは変換アダプタを付けてくれています。ただかなり出っ張るので、普通にUSB充電器を別途用意したほうが使い勝手は良いでしょうね。
マニュアルはマルチランゲージで日本語もあります。ALLDOCUBEのタブレットを触るのは久しぶりですが、日本語が掲載されるようになったと言う事は驚き。恐らくは日本で購入する人がかなり増えたのでしょう。
ボタン/ポート類とキーボード
オプションのキーボードはタブレット本体とマグネットでドッキングするタイプです。
ドッキング後は、カバー側を三角に折りたたんで背もたれ状態にするので、確度は固定です。
左側のポートは3.5mmのイヤホンジャックとUSB Type-Cポート。下部にSIM/microSDトレイがあります。SIMはnano-SIMタイプ。
右側には右側には、電源/ボリュームボタンが配置されています。またスピーカーは左右にあり、動画視聴の際もこの手のタブレットとしては充分良い音がします。
キーボードはキーストロークがしっかりあって打鍵感も良く、そこらのペらぺらキーボードを搭載するノートPCよりよっぽど良い。検索する為の文字入力や、Webサイトでの会員登録といったタブレットやスマホでは億劫になりがちな作業を極めて簡単にしてくれるので、ほぼ購入必須アイテムと言っても良いぐらい。カバーにもなりますし。
ただタッチパッドはないので、操作は画面側でやることになります。PCライクに使っていると「あれ?」と間違って触っていることもしばしば。それもノートPCと変わらないぐらいの操作性の高さだからこそでしょうね。
ちなみに背面はこんな感じで「酷比魔方」のロゴがあります。できればALLDOCUBEロゴだけで良かったと思うのですけどね。グローバルで売っているわけですし。それだけ中国語の漢字に誇りがあると言う事かもしれませんが、日本ではあまりかっこいいものではありませんね。
重量
X Neoタブレット本体の重量は492g。
専用キーボード兼カバーをドッキングさせた後は835gです。
10.5インチのタブレットとしては492gはまずまず軽量です。カバーとの合計はやや重めに見えますが、PCライクに使える事を考えればそれでも充分軽いです。
ディスプレイ&電子書籍リーダー
10.5インチ 2K解像度でAMOLEDディスプレイのX Neo。やはり有機ELディスプレイは発色が素晴らしく自然な色合いで見やすい。
電子書籍リーダーとしても優秀で、輝度が高く明暗がくっきりしているから読みやすく目が疲れない。漫画は両開きの2ページが一気に見れて読みやすい。
雑誌系のアプリ(今回はdマガジン)でも見開き2ページでも読める。ただ小さい文字は拡大が必要なケースもあるので、そのあたりは仕方ない。その場合は拡大するか縦画面にして1ページで読むほうが良いでしょうね。
2K解像度なので、文字の潰れもなく輪郭も綺麗で満足感高いです。
デフォルトアプリケーションと日本語
ホームはこれだけなのですが、アプリ一覧を出す方法がちょっと特殊です。下部のホームボタン部分のあたりを上にスワイプすると、マルチタスクになるので、もう一度したから上にスワイプするとアプリ一覧がでてくる様になっています。このあたり面倒なら別のホームアプリを入れても良いと思います。
さてX Neoのデフォルトのプリインストールアプリケーションですが、以下のように基本的なものだけです。
日本語化も「システム」→「言語と入力」設定から日本語が選べるので、メニューなどほぼ全ての設定/アプリで日本語化できます。
ベンチマーク
Snapdragon660搭載のX Neoですが、ベンチマーク結果はどうでしょう。
AnTuTuベンチマーク (v8)の結果は178,330。
*AnTuTuはいま問題があってapkをダウンロードしてインストールしました。
約18万点というスコアは決して高くなく、最近のスマホレベルだとミドルローぐらいの性能です。
またGeekBench4の結果も記しておきます。
こちらもマルチコアで1488と高くないですが、それでも実際の操作ではモタつくことはほぼなく、快適動作しています。
バッテリーライフ
7,700mAhのバッテリーを搭載しているX Neoですが、100%の状態からYouTubeを娘に任せてずっと再生しまくって、3時間半ぐらいで40-50%ぐらい減ってました。フルで使い切ると5時間ちょいという感じです。
デフォルトで輝度が50%ぐらいのままテストしましたが、そもそもそれでも明るいので、もう少し暗くすればもっと持つでしょう。QC3.0対応なので外出時でもモバイルバッテリーで充急速電が可能です。
まとめ
正直な感想を言いますと「凄いよね。これ」です。
過去いろいろな中華系、SamsungもHUAWEI、国産タブレットも触ってきましたが、2万円台半ばで買えることを考えると、これほど満足感高いタブレットは初めてかも。中華タブはスペック高くても実際は質感も含めてうーんな事も多い物ですが、
もちろんSamsungのGalaxy Tab SシリーズやHUAWEIの高価なタブレットを触ればそちらのほうが良いのですけども、、、X Neoは比較的それに匹敵するレベルにあると思います。
2K解像度AMOLEDディスプレイは体感出来るレベルで美しいし、スピーカーもタブレットとしては良い音だし、操作も快適です。オプションではありますがキーボードも打鍵感が良くて(英語配列である点は除き)違和感無く打てるし、ほぼChromebook的なイメージで使えちゃいます。
マイナス要素をあげるとすれば価格ぐらいでしょうか。本体は約2.5万円、オプションのキーボードは+6000円。合わせて3.1万円となると、中華タブレットとしては高めです。ただ、満足感は個人的には4.5万円ぐらいのレベルにはあると感じています。画面綺麗で、そこそこ快適に動いて長く使いたいAndroidタブを探しているならオススメです。
価格
価格は都度セールで変わるのでBanggoodのサイトを確認してください。
純正キーボードセット
Banggood販売ページ
タブレット本体のみ
Banggood販売ページ
セールやクーポン情報はこちらにも掲載しています。
【キーボード付クーポン追加】久々の凄タブ!SD 660/10.5 2.5K AMOLEDディスプレイ搭載タブ「ALLDOCUBE X NEO」発売
関連ページ
・公式サイト : ALLDOCUBE X NEO
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