スマートウォッチメーカーのZepp Health Corporationから発売されたスマートウォッチ「Amazfit Bip6」を使ってみましたのでレビューしていきます。
1.97インチと画面が大型化し、更にAMOLEDディスプレイに進化。GPSもオフラインマップも音声AI操作も入った全部入りスマートウォッチです。
Amazfit Bip 6の特徴
Amazfitブランドのスマートウォッチの中では低価格なBipシリーズですが、Bip 6は5衛星GPS、オフラインマップ、ZeppFlow(GPT4oを統合した世界初音声操作システム)等が搭載され、となっていて、機能もしっかりとしているスマートウォッチとなっています。
Amazfit Bip6の画面サイズはスマートウォッチとしては大型な1.97インチで、先代となるBip 5 の1.91インチより更に大型化。
また、Bip5のTFTディスプレイから、AMOLEDディスプレイへと進化しました。
Bip5はBip 3 Proの後継という位置づけですが、Bip 3 Proが1.69インチでしたので、かなり大型化しているのが分かります。
最大輝度も2000nitsと非常に明るい。
BipシリーズはAmazfitではエントリーモデルであるにも関わらず、5衛星GPSを搭載。正確な位置情報の取得とGPSルートの確保が可能です。また低価格帯ながらオフラインマップも搭載されています。
バッテリーライフも通常使用で14日と充分で、AMOLEDディスプレイに進化したことで、AOD(常時表示)も可能です。
Amazfit Bip 6 | |
ディスプレイ | 1.97インチ 390×450 HD AMOLED ディスプレイ 最大輝度 : 2000nits |
バッテリー容量 | 340mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 14日間 AOD(常時表示) :可能 |
GPS | 円偏波GPSアンテナ 5衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS) |
防水 | 5気圧防水(5ATM) |
機能 | ・トラック: 気圧、高度、SpO2(血中酸素),心拍,歩数,座りすぎ,睡眠など ・通信:Bluetooth5.2LE ・音声AIコントロール: Zepp Flow ・Bluetooth通話 ・オフラインマップ: 搭載 ・ZeppCoach AIトレーニングガイド |
*Zepp Health様よりお借りいたしました。
同梱物チェック
付属品はマニュアル、充電ケーブル、本体ですね。今回レビューしているカラーはブラックです。
マニュアルは当然日本語です。詳しく書いてあるわけではないのですが、スマートウォッチアプリとペアリングまでいけばあとはアプリ側で使っていけば分かるようになっています。
使い勝手をチェック
ディスプレイは1.97インチで 解像度は390×450 と先代より高画質化。
更にHD AMOLED ディスプレイとなり、輝度も2000nitsと高輝度になり、くっきりはっきりとしたディスプレイで、これ以上無いぐらい綺麗。
操作系では右側面にはボタンが2つ。上側はざらざらとしていて手触りで分かるようになっています。
こちらは画面オフ時は画面表示ボタンとして、表示後はメニューに入るボタンとなっています。
下ボタンはスポーツモードになっています。
充電ケーブルはマグネットタイプで、背面にはめ込んで充電します。簡単に取れるような磁力ではないのはさすがAmazfit。バンドはレバーをずらせば簡単に交換できるタイプです。
充電中はこのように時刻表示とバッテリー充電量が表示されるので分かりやすい。
ペアリングは簡単
まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Zepp“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
アカウントログイン/設定がありますが、Google等のアカウントも利用できるので、登録が面倒ならこちらが便利。
あとは初期設定を完了させて、アプリが起動したらデバイス追加して、ペアリングデバイスで「腕時計」をタッチすると、QR読み込むモードになる為、Amazfit Bip6に表示されているQRコードを読み込ませればOKです。
LINEなどのスマホ通知も可能で返信は音声をAIで
もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。
設定はアプリ側で「通知とリマインダー」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。
下はメール受け取ったものです。文字は読みやすい大きさですし、文字量も充分なボリュームです。
LINE等は簡易な返信も可能で、デフォルトの返信だけでなく、事前にZeppアプリで設定しておけば、好きなメッセージも可能です。
そしてやはりAmazfitスマホで素晴らしいのが、音声AI ZeppFlowを搭載している点で、返信も音声で話しかけるだけでOK。
このように返信ができるので、いちいちスマホ開いて返信をする必要が無い場合も楽々です。
ウオッチフェイスを気分で変えられる
ウオッチフェイスを変えられるのはスマートウォッチの良いところであり、楽しみの一つ。
Amazfit Bip5では、プリセットもありますが、アプリから70種類以上のウオッチフェイスがダウンロードできます。
フィットネストラッカー
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータ、更にSpO2(血中濃度)も収集可能です。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
Amazfitスマートウォッチでは1万円強という低価格帯ではありますが、5衛星GPSも搭載されている為、正確なトラックができます。
睡眠データも得意で、右側のようにレム睡眠からディープスリープの状態までがひと目で分かります。
オフラインマップ
amazfitのエントリーモデルとしては異例のオフラインマップにも対応。
オフラインマップ=ナビでは無いので、ナビ画面のようなのを期待していると思ったのと違う感もあります。オフラインマップは過去の軌跡をルート案内するもので、一応Google Mapなどでルートを事前設定してデータ変換、インポートすれば過去ではないものも使う事が可能ですが、ちょっと手間。ただ山道等で他の人が通ったルートデータがあれば、それをインポートして使う事もできるので、用途によっては便利だと思います。
AOD(常時表示)モードが使いやすい
Amazfit Bip 5からの大きな進化の一つがAMOLEDディスプレイになった点。
Bip5は1.91インチのディスプレイはスマートウォッチとしては大型でしたが、Bip 6では更に大型化して1.97インチに。
そしてAMOLEDディスプレイ/2000nitsの高輝度となった為、視認性が大幅アップ。
更に、AMOLEDディスプレイを活かして、AOD:Always On Display(常時表示)モードが可能です。
メイン画面から数秒経つと、このような簡易表示となりますが、常に時計が表示されている為、時刻だけ見たい場合に非常に助かります。
電池の持ち: 10日以上は結構余裕
公式スペックでは通常使用で14日使用可能。2週間充電要らずはスマートウォッチとしては長い方です。
実際は12日間ちょっと。私のテストでは、常にLINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定してとそこそこハード。この状態だと1日で7%程度減る感じ。
但し、使わない日はほぼ減らない。だいたい2%-3%程度。
AODモードで6日ぐらいですね。(AODモードは朝7時~夜9時までに設定)
AODでも平日1週間持つので、充分なレベルです。
総括
Amazfit Bip6を2週間程度使ってみました。
良い点をまとめると以下となります。
・1.97インチディスプレイは大きく輝度高く見やすい。
・AMOLEDディスプレイでAOD(常時表示)が使える
・GPS測位精度も高くて、正確なトラッキングが可能。
・LINE返信をスマホ要らずで可能
・価格が14,800円と比較的低価格の割に機能てんこ盛りで安い
これだけできて1万4800円ははっきり言って安すぎる。(先代のBip5と同価格)
Bipシリーズは比較的エントリーモデルですが、スマートウォッチ初心者だけでなく、それ以上でも充分使う価値があるほどの上位モデルで搭載された機能が殆ど入っています。オフラインマップなども使う人であれば便利ですし、常時表示モードで6日間使える点、LINE返信を音声で出来る点、輝度の近い画面の見やすさなどは誰が使っても”便利だ”と思わせる機能です。
amazfitのスマートウォッチは設定も細かくできるので、一度使うと使い勝手を自分ナイズできますし、初心者の方からAmazfitを使ったこと無い方まで、万人にお勧めできるスマートウォッチです。
価格
価格は、14,800円。
Amazfit公式ストアや、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、その他大手家電量販店等で発売しています。
関連リンク
公式サイト : Amazfit Bip6