Amazfitの最高峰スマートウオッチ「Amazfit GTS3」を使ってみましたのでレビューしていきます。
Amazfit GTS3 の特徴
Amazfitは以前はHuami、今はZepp社(Zepp Helth Corporation)という名称に変わったメーカーにより発売されているスマートウォッチブランドで、Xiaomiのパートナー企業としてXiaomiのスマートウォッチなども製造しているメーカーです。
そのAmazfit GTS3は3製品あり、その中で唯一のスクエア型のスマートウォッチ。
GTS3はGTS2/2eの後継機で、GTR3と同様に右側にリューズがあり、GTS2から大幅に操作性が向上しています。
ディスプレイも大型化されて、GTS2の1.65インチから1.75インチ 390×450解像度のAMOLEDディスプレイになりました。
バッテリーライフは通常使用で12日、ヘビーユースで6日。GPS連続使用は20時間とGTS3/GTS3 Proからはダウンしていますが、GTS2が通常使用で7日間と微妙(実用5日間ぐらい)でしたので、実質1週間程度持つのであれば、薄型軽量タイプのGTSシリーズとしてはかなり改善されました。またGTS2からの進化点としてはマイクがあってAlexaに対応です(但し日本語はまだ非対応の模様)。
*Amazfit様からお借りしてのレビューです。
まずは開封して外観チェック
開梱品と本体外観をチェックしていきます。
同梱物はマニュアル、USB充電ケーブルのみですね。充電ケーブルはいわゆるマグネットタイプで一般的なマグネット充電器は吸い付くように固定はされますが外れ易いものの、GTS3の充電器は比較的がっちりくっつきます。ちなみに以前レビューしたGTR3 Proと共用でした。マニュアルは読みやすくしっかりと図解入りで書かれています。技適認証も掲載されていますね。GTS3本体側でも技適認証は確認できます。このあたりはさすが日本国内版。
操作系は右側面にボタンが1つあります。GTR3/GTR3 Proは2個ありますが、GTS3は1個だけです。ボタンは竜頭のようにダイアル式で回転し、また押し込むことも可能。長押しでショートカットもアプリで設定できちゃいます。
起動させると言語選択があり、当然日本語も有ります。
まずはペアリングして使える様にする
まずはGTS3とスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Zepp“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
Zeppアプリを起動するとログインもしくはアカウント作成が必要となります。アカウントはGoogle、LINE等のメジャーなアカウントと連動も可能なので、面倒ならこちらを使うと良いでしょう。
Zeppアプリが起動したら、プロフィールから「デバイスを追加」していきます。
QRコードはGTS3上にペアリングされるまで表示されているので、QRコードを選択。その後GTS3側でもペアリング認証が必要なのでタッチすれば、ペアリングが完了します。
ペアリングすると後はこのようなディスプレイ画面となります。
鮮明で発色がよく視認性も高く見やすく綺麗です。
ウオッチフェイスは多数から選択可能
スマートウオッチの良いところはウォッチフェイスを好きなデザインに変更できるところ。
GTS3も当然変更が可能です。
プリセットは10種類ですが、アプリからオンラインで数十種類から選択可能です。
とにかくサクサク動く
Amazfit GTS3はとても快適なのですが、それを象徴しているのがこの竜頭の操作性。
スマートウォッチというとApple Watch以外だと基本的にタッチ、スワイプメニューを動かしますが、GTS3はダイアルでクルクルさせるのでめちゃくちゃ快適。
サクサク動くから目的の項目を見つけるのが速く、最高です。ただ個人的には押し込んで確定までできればより操作性が高かったと思う。そのメニューに入りたいと選んでも結局はタッチしなければならないのでそのあたりは改善してくれると嬉しい。
LINEなどのスマホ通知も可能
スマホからの通知設定はアプリ側で「通知」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。文字は読みやすい大きさで、字数が多ければスクロールも可能です。
文字の大きさも丁度良く通知をさっと読めるのが良い。こんな「お昼何にする?」のLINEに対して、いちいちスマホを見なくても、さくっと確認できちゃうのがスマートウォッチの素晴らしい所です。
通知できるアプリは以下のプリセットされたものだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。
フィットネストラッカーとしても優秀
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/血圧/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータの収集が可能です。
24時間の心拍測定やSpO2(血中酸素濃度)の計測も可能。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
データは以下のようにGPSとも連動して地図上のどこを走ったかも分かるようになっていますし、その時の心拍数や上り下りといった高低まで分かってしまいます。これはGTS3が単体でGPSをサポートしている為で、地図のルート軌跡の精度も非常に高く、ジョガーや登山等でGPSロガーとして期待している方には良いと思います。
かゆいところに手が届く細かい設定が可能
Amazfit GTS3というかZeppアプリの良いところは、好みに合わせて非常に細かい設定変更が可能な点。
側面ボタンの長押しでショートカットを設定したり、通知アブリを選択したり、心拍数が一定以上/以下の場合通知したり、果ては画面を点けっぱなしにするAllways On Display(AOD)も可能です。もちろんAODはバッテリー消費が高くなってしまうのですが、「毎日充電するし!」というならアリです。そういう自在な使い方をZeppアプリでは提供してくれるので、好みに合わせて触り放題できます。
電池の持ちは抜群
通常使用で12日使用可能ですが、実使用では10日程度でした。
ただ私のテストでは結構過酷で、輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定、外出時はGPSを使っていますから、ヘビーユースに近いと思います。
それを考えれば結構バッテリーライフは長いと言えます。
平日5日間ずっと使い続けて、バッテリーがようやく40%台に突入する感じで、1週間は余裕ですね。
総括
AMAZFIT GTS3は非Appleのスマートウォッチとしてはどこをとっても最高峰レベルです。
これはGTR3 Proでも同様ですが、全体的な操作の軽快さ、使い方次第ですが10日以上のバッテリーの持ちの良さ、AMOLEDディスプレイの美しさ、スポーツ/ヘルストラッキングの細かさ、アプリで様々に自分用にカスタマイズ出来る点など、あらゆる面でスマートウォッチ界ではトップレベル。それを普通に使えば「あ、これ軽快でいいわ」とすぐ感じ取れる所が単に凄いと呻らされます。
価格は概ね3万円前後で、ここが唯一のネックになりそうです。特に歴代GTSはそんなに高くなかったので、気になる方も居るでしょう。それでも私はGTS3はオススメです。それは竜頭の操作性とバッテリーライフ。
私は初代GTSから使い続けていますが、GTS2ではバッテリーライフが短かったので、GTS3でそのライフタイムが伸びただけで充分価値があると感じています。
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