Knowles製バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバを搭載した、「AUDIOSENSE DT200」イヤホンをAUDIOSENSE様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。
主な特徴
「AUDIOSENSE DT200」はBA型ドライバーを搭載した2BA仕様の製品。
透明感のあるボディは樹脂製で3Dプリントされて作られています。
BAドライバの市場のかなりのシェアを持つKnowles製ドライバを採用し、14Ωの電解コンデンサを組み込んだ見た目はかなり独創的。 MMCX(micro miniature coaxial)対応のリケーブルタイプのイヤホンとなっています。
製品仕様:
インピーダンス: 14 Ω.
周波数特性: 20Hz-22kHz.
出力音圧感度: 99+/-3dB.
開梱と外観
AUDIOSENSE DT200 の開梱をしていきます。
箱を開けると、ハードケースがあり、その中にイヤホン/付属品が全て収まっています。
同梱品はマニュアル、ケーブル、イヤホン本体、イヤーピース(シリコン/ウレタンがそれぞれSMLサイズ)。
DT200本体は非常にコンパクトにできていて、なおかつコンデンサが透けて見える3Dプリンタによって成形されたデザインは艶めかしい上に迫力があります。
中はレジンか何かで固めているのか透明になっていて、電解コンデンサが丸見え。2つのBAドライバを見ることも出来ます。
ケーブルとイヤーピースを付けたところ。
ケーブル端は3.5mm。
使ってみた
使ってみました。
まず装着感がすこぶる良いのも驚きました。小型軽量というのが大きいのだと思いますが、変な圧迫感や違和感もないのが良いです。到着して1週間ほど使い続けていますが、毎日長く着け続けても疲れないです。
音は手持ちのスマホでAmazonプライムミュージック等で聴いてみましたが、低音から高音までバランスの取れた音域だと感じました。低音/高音が尖った感じはしないので、全体的にマイルド目。その為、中音域のボーカル中心の音楽ではしっかりとした張りのある音を聞くことが出来ます。
クラシックも聴いてみましたが自然で、音を上げると2BAイヤホンの力を発揮して低音も強く迫力があります。
ただ、尖りがない感じも受けるので、高音が抜けるようなクリアな音には感じず、そういう音が好きな方には若干物足りないイメージ。ただこれはスマホで聴いてみての体感なので、リケーブルしたり駆動力のあるDAPなどに変えればまた印象は変わってくるのかも知れません。
総括と価格
何度か2BAイヤホンは使っていましたが、全体的に好印象のものが多く、このAUDIOSENSE DT200 ももれなく良い音と感じるイヤホンです。
スマホではパワーが弱いのか、抜けのいい音とまでは言い切れない所はありますが、それでもボーカルや低音などはかなり良い音で聴くことが出来ます。しかしやはり本領発揮の為には駆動力のあるDAPを使う事でより良い音で聴くことができると思います。
価格はHiFiGoにて約1.6万円で販売中。