Windows10 ミニPC「 Beelink Gemini J45」をGeekbuying様からお借りしたのでレビューします。
Beelink Gemini J45の特徴
Beelink Gemini J45(以下J45)は、CPUにApollo Lake世代のPentium J4205を搭載したmini PCです。
OSはWindows10 Pro。メモリは8GBもあり、ストレージは128GB SSDという構成です。拡張性も高く、USB 3.0は4ポート、RJ45(有線LAN)、HDMI、microSDがあり、内部にはMSATA、SATA、PCIeスロットとわずか115mm x 102mm x43mmの筐体にこれでもかと詰め込んでいます。ここまで詰め込んで価格は200ドルちょっと。ベアボーンではなくWin10 OSもRAMもストレージもついてこの価格はかなりハイコスパです。
同梱物と本体周り
箱裏にはスペック表があり、今回使っているのは8GB+128GB版。J45には他にも256GB/512GB版などもあります。同梱物は、ACアダプタ、HDMIケーブルx2、マニュアル、ネジ、ブラケットです。マニュアルは日本語もあり、分かりやすい。ブラケットとネジ。ネジはブラケット固定用だけでなく、増設用のHDD/SSDを固定するものも含まれていて、とても親切。ブラケットは固定するとこんな感じ。これでモニター裏にネジ止めする形になる。ACアダプタはちょっと残念で、日本のコンセント仕様と違うタイプでした。仕方が無いので自前の変換アダプタを付けてみましたが、やはりかさばりますね。前面には赤い電源ボタンとUSB 3.0×2、イヤホンジャック。背面にはUSB 3.0×2,LAN、HDMI x2,DCジャック。びっしりとは配置されていますが、決してキツキツではないところが良いですね。ちなみにサイドにはmicroSDスロットもあります。本体をオープンすると、こんな感じ。SSDがMSATAに接続されています。その下にはPCIeスロットもあります。更に蓋側に2.5インチ SATA(SSD/HDD)が増設可能。HDDは放熱を考えるとあまり増設したくないですが、128GBでは足りない事も多々あるでしょうし、増設できるメリットは大きいですね。
日本語化
初期設定時から日本語がちゃんと選べます。起動後は初めから日本語版OSとして動くので、あとから言語パックをインストールしなくていいのは楽です。
ベンチマーク
J45実力をベンチマークで試してみました。
まずはCrystalDisk Mark。128GB SSDを搭載しているのですが、結果は以下の通り。
シーケンシャルで403.1MB/sとSSDとしてはぼちぼちな速度です。ただHDDよりは当然ですが断然速いし、安いPCなんでこのあたりは許容範囲でしょう。デバイスマネージャーみたらZRW 128GBと表示されてました(メーカー良く分かりません)。
次にドラゴンクエストXベンチ。こちらは「普通」という結果。(1280×720での結果)
Pentium J4205という事で、Celeronの上ぐらいの性能なので、もともとゲームには向いていない仕様ですが、まずまず悪くない結果です。
静音&サクサク動作
特に感じたのは凄く静かという点。ベンチマークを実施していても非常に静かです。コンパクト故に放熱とか心配でしたが、ほぼ無音に近い。これならTV裏とかに設置して、動画視聴しても音が気になって集中出来ないなんて事も無いです。
あとは体感上もそこそこ速いのも良いところ。これもベンチマークで結果が出ていますが、SSDと8GB RAMの効果で、Win10がサクサク動作します。
まとめと価格
Beelink J45のこの128GB SSD版は249.99ドルで販売されています。正直、不満点もほぼなく、ネット見たり、Office系文書作成とかレベルなら、これで充分です。PentiumJ4205はそれほど速くはないものの、こうした使い方なら別に体感上遅さは感じません。唯一不満があるとすればACアダプタのコネクタが日本と合わない(変換コネクタ使用必須)という事ぐらい。モニター側にスピーカーがあればHDMI経由で音も出ますし、リビングTVでPCも使いたいとか、ノートPCじゃなくてもいいというなら、このBeelink J45で充分なレベルです。
Geekbuyingでは8GB+256GB版のほうがなぜか安いのでお勧めです。
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