Blackviewは、9年前にタフネススマホブランドとしてスタートし、今では携帯電話以外にも、ノートパソコン、イヤホン、スマートウォッチ、タブレットなど、さまざまなスマート製品を生産しています。
少し前に発売された「Tab 9」や「Tab 10」は特に欧州市場で高い評価を得ています。
しかし、Blackviewは更に攻めに入り、11月に4G Tab 11、4G Tab 6、Tab 6 Kidsという3つの格安タブレットを発売する予定です。そして、この3つのタブレットについて、いくつかのリーク情報があります。
Blackview Tab 11
Blackview Tab 11は新しいフラッグシップタブレットとして位置づけられており、内部から外部に至るまで先代(Tab10)とは全く異なるものになるようです。
ハードウェア面では、Tab 11は10.36インチの2Kスクリーンを搭載する予定です。またバッテリーの容量を6580mAhに減らしたものの、7480mAhのバッテリーを搭載したTab 10と同等の駆動時間を実現しています。
さらに、Tab 11は、大容量メモリへのニーズの高まりを受けて、8GBのRAMと128GBの内部ストレージを搭載し、前モデルと比べてストレージが倍増しています。もちろん、Tab11には最高級のプロセッサであるUnisoc T618が搭載されており、Qualcomm 660やMediaTek P70を上回る性能を発揮します。
ソフトウェア面では、Tab 11はWidevine L1認証を取得しており、1080p以上の高解像度のテレビドラマやリアリティショー、ディズニー映画、YoutubeやNetflix、Disney+などのアプリでストリーミング再生し、手のひらの上で映画のような快適さを味わうことができます。また、Blackviewは、Tab 11のシステムをAndroid 11ベースのDoke OS_P 2.0にアップグレードし、これまでのBlackview社製スマートフォンに搭載されていた豊富なDokeアプリを提供します。
そして今回新たに、音声や画像でメモを取ることができる「Notes」がDokeアプリに加わり、またマルチタスクを簡単に行うための分割表示にも対応しています。
Blackviewはタブレットの外観を革新するために、Tab 11を3色で提供します。特にTeal Greenは最も魅力的な色です。また、直線的なエッジを持つタブレットの輪郭にも変化が見られ、Tab 11はiPad Proに似ています。以下の写真を見る限りかなり期待できそうなデザインです。
Tab 6 & Tab 6 Kids
Blackviewは、製品差別化戦略と携帯型タブレットへのニーズの高まりに基づき、Tab 6とTab 6 Kidsと呼ばれる2つの4G 8インチタブレットを発売する予定です。
Tab 6とTab 6 Kidsは、8インチのディスプレイ、5580mAhのバッテリー、UNISOC T310プロセッサ、Doke OS_P 2.0など、同じ仕様を持っています。しかし、両者にはかなり違いがあります。
Tab 6は、スマートフォンと同様に、デュアル4G対応でどこでも通話ができ、携帯サイズという事でKindleの代替品としても使えます。Kindleは6インチの画面と8GBのストレージを搭載していますがスペック面では厳しく、その点Tab 6は8インチの画面と3GBのRAM、32の内部ストレージと128の拡張可能なストレージを搭載しています。
Tab 6もEbookモード搭載しており、Kindleと同じように読書を楽しむことができます。
電子書籍好きにとっては、Kindleよりも大きな画面と大きなストレージを使って、何千冊もの本を保存して読んだり、インターネットに接続してブラウザで調べ物も可能なタブレットは魅力的なはずです。
そして前述のようにDuke OSには「Notes」が搭載されます。このアプリを使えば、学生は授業で先生が言ったことをタイプアウトしたり、記録したり、黒板に書いたものを写真に撮ったりすることができます。ノートにメモを取るのとは違い、メモを1ページにまとめたり、バラバラにしても書き直す必要がありません。
一方、Tab 6 Kidsは全く異なる位置づけです。
Blackviewにとっては、子供向けタブレットへの初進出となる製品です。
子どもたちの安全を守る頼もしいパートナーになるという。Tab 6 Kidsは、5580mAhのバッテリーとデュアルSIMカードに対応しており、子どもたちはいつでもどこでも親と連絡を取ることができます。さらに、GPS、BDS、Glonass、Galileoを含む4-in-1ナビゲーションは、子どもたちがどこにいても家に帰る道を見つけるのに役立ちます。また、音をクリアに伝える2つのBOXスピーカーを搭載しているため、子どもたちがヘッドホンをしなくてもタブレットを使用することができます。
子供向けのタブレットとして、Tab 6 Kidsには専用アプリ「iKids」が搭載されています。iKidsは、様々な教育的・娯楽的な子供向けアプリのほか、子供がタブレットで何をするか、どのくらいの時間を過ごすかを保護者が管理できるようになっています。さらに、Tab 6 Kidsには、子供向けテーマ、読書モード、分割表示のサポートなどの機能も搭載されています。
付属品としては、Tab 6 KidsにはEVA製の落下防止ケースが付属しており、お子様が誤ってタブレットを落としてしまっても破損を防ぐことができます。このケースにはドーナツブルーとプディングピンクの2つのカラーバリエーションがありますが、Tab 6には標準ケースのみが付属します。
Tab 6シリーズのカラーには、かわいい食べ物の名前が付けられています。例えば、Tab 6にはトリュフグレイ、マカロンブルー、ピーチゴールドの3色がありますが、キッズバージョンにはトリュフグレイしかありません。
最後に、Tab 11はBlackviewが大幅な割引を行う11月11日に、Tab 6は2021年11月15日に正式発表されます。
価格はまだ不明ですが、Blackview社は常に低価格のタブレットを提供しているので、Tab 11とTab 6はかなり手頃で競争力のある価格になると思われます。