縁ありましてEC Technology様から、Buetooth折りたたみキーボードのレビュー依頼があり、お受けすることにしました。
というのも、実はBluetoothの折りたたみキーボードは一度使ってみたかったからという腹黒い打算もあり、使わせて頂くことにしました。
Bluetoothの折りたたみキーボードという製品は、店頭ではサイズ確認はできても、良くて打ち心地を試せる程度。スマホやタブレットとペアリングさせて使って試せるレベルにはなかなか無い商品であるにも関わらず、そんなに安くも無いという微妙な製品です。
と言うことで前向きだったのですが、事前に確認が必要。「私の観点でレビューしますので、良いところも悪い所も書きますよ」とEC Technology様に念押しさせて頂きました。すると「それで構いませんよ。是非試してください」と快くOKを頂けました。そしてこんなチャンスはないなと依頼を引き受けたわけです。
早速開梱してみた
想像以上に小さいです。
横20cmくらいで驚いた。
さすが折りたたみキーボード。
キーボードと充電用USBケーブル、それと取説ですね。
ちなみに取説はマルチランゲージですが、ちゃんと日本語もあります。
このあたりは良いですね。
変形ギミックが気持ちいい
早速キーボードを組み立ててみます。
事前の予想では、ギチギチとした感じでがっちりとしたものではないのか?と思い込んでいたのですが、非常にスムーズに開きます。そして開くときに「シャキーッ」とした音と共にパタンとキーボードが開くのです。
この音が・・・なぜか気持ちいい。
こればかりは文字で伝えられないのですが、とにかく「シャキーッ」が気持ちいい。
何か使っていて気持ちいい道具を手に入れたという感覚がある。
どうでも良いことだがどうしてもお伝えしたかった。
キーボード外観
さてそろそろキーボードのレビューをしよう。
キーボードは意外にもと言っては失礼ですが、打ちやすいサイズに広がる。
もっとせせこましいんじゃないかという事前イメージを覆した。
11.6インチのノートPCである、ASUS EeeBook X205TA-Bと比較してもこの大きさ。
X205TAよりは小さいが、楽に10インチクラスのノートPC程度のキーボードサイズになる。
折り畳めばわずか15cm。6インチスマホのXPERIA C5 Ultraとほぼ変わらない大きさと超コンパクトだ。
驚いたのはキーピッチの広さ。ほぼ11.6インチノートと変わらない。
EC TechnologyのBluetoothキーボードは約13mm。
インターフェースは、Micro USBで、キーボード上面側に備わっている。
USB端子が上側にあるおかげで、充電しながら使用することも可能な点は使い勝手の面で良いですね。また、偏に独自端子でもないので、充電はPCからでもスマホの充電器でも可能な点も汎用性があって良いです。
インジケータは、BluetoothペアリングLED兼電源と充電LEDの2つ。
既にペアリング済みなら、キーボードを開けば自動的に点灯し接続済み機器とBluetooth接続して完了。LEDは省電力の為消灯する。
光るときはこのタイミングと充電中、あとは電池切れ間近を示す時だけ。
これで十分。
ちなみに電池は公称では80時間持つらしく、毎日3時間使ったとしても1週間は楽々持つレベル。週一回充電すればいいぐらいだし、モバイルバッテリーからもPCからも充電可能だからかなり長期使用が可能そう。
Androidスマホと接続して使ったみた
後ほどWindows10とも接続しますが、まずはAndroid。試しにXPERIA C5 Ultra(Android5.1)と接続して入力チェックしてみました。
ペアリングは簡単
XPERIA C5 UltraとBluetoothペアリングさせてみましたが、接続は超簡単でした。
[Fn] + [C]キーを押して、ペアリングモードにし、スマホ側でBluetoothをONにして、設定画面でペアリングを許可するだけ。打鍵感は素晴らしい
キーボードを見たときから「これかなり打ちやすいんじゃないか」と思っていましたが、実際打ち始めてみるとその素晴らしさに惚れ込んでしまう。
キーストロークも十分あり、アイソレーションキーボードを搭載するX205TAと遜色ない打鍵感。キーボード右側のキーアサインが多少特殊な為、戸惑いは最初あるが、慣れればブラインドタッチでの入力も可能な点にはかなり驚いた。
キーボード自体もたわんだり華奢なイメージは無い。
両手でバシバシと入力していっても安定して打てる。
この記事もレビューを兼ねて一部はこのキーボードで書いているが、至って普通に打ててしまうのは怖いところ。X205TAのようなノートPCには負けるが、ノートPCが無くてもブログを書けと言われれば、このキーボードがあれば普通に書けてしまうぐらいだ。
Twitterレベルではスマホで入力したほうが楽だけど、メール本文を書かなければならない場合(特にビジネスの場面や長文を書く場合)は素晴らしいアイテムになる。
余談だが、日本語変換はどうしてもタッチせざるを得ないのでキーボードで打ってスマホでタッチしての連続になってしまうのが惜しい所。もし英字入力のみだったら、画面見ながら英字だけカタカタと打ち続けられるぐらい快適。
Androidでのキーアサインが分からない
このBluetoothの折りたたみキーボードには、キーアサインセットがあり、以下のキーで[Android/iOS/Windows]を
切り替えられる。
Android: [Fn] + [Q]
iOS: [Fn] + [W]
Windows: [Fn] + [E]
そこでAndroidに切替て使うのだが、ローマ字/英字切替キーが分からない。
いろいろとネットで調べると、キーボード左上の「~(チルダ)」が「半角」キーに相当するらしく、このキーで切替ができた。
マニュアルには日本語で説明書きはあるが、ペアリングまでの手順であり、実際の操作説明がない点はちょっとマイナス。下記はEC TechnologyのホームページにあるこのBluetoothキーボードの製品ページだが、売る為の情報はあるが、FAQやマニュアルに関しての情報は一切ない点は「もうちょっと頑張れや」と言いたくなる。
EC Technology Bluetoothキーボードページ
しかし調べれば分かることではあるし、一度分かってしまえば簡単な事ではある。
Windows10ともペアリングして使ってみた
現在Windowsタブレットは持っていない為、Winタブとの相性は試せていないが、Windows10ノートのASUS EeeBook X205TA-Bと接続して試してみた。
Bluetoothのペアリングも簡単
[スタートメニュー]→[設定]をクリック。
「デバイス」をクリック。
折りたたみキーボード側で[Fn]+[C]を押して、ペアリングモードにしておく。あとは「Bluetooth」をクリックすれば、Bluetoothデバイスとして[Bluetooth Keyboard]がペアリング準備完了状態になるので、「ペアリング」をクリックするだけ。簡単です。
Windows10でのキー入力もスムーズ
Androidでのキー入力に続いて、Windows10でマイクロソフト:WORDで入力テストをしてみた。
キーアサインは[Fn]+[W]でWindowsに変更したが、相変わらず、ローマ字/英字の切替は「~(チルダ)」でできる。
入力自体はAndroidとなんら変わりなく快適そのもの。
Windowsではファンクションキーも使えると便利だが、それもFnキーと組み合わせれば可能。
まとめ:使えるコンパクトBluetoothキーボード
ここまで書いたように、製品自体は予想以上に使いやすかった。
自分の中のBluetoothキーボードのイメージは、「緊急用に使うキーボード」であり、あくまでサブ的なアイテムだった。
しかしこのEC Technologyの折りたたみBluetoothキーボードは、十分メインで使える。
キー自体が広いし、打鍵感・打ちやすさはサブノートのように打てるからキーアサインさえきちんと覚えて、慣れていけばブラインドタッチもある程度できてしまうほど。良い意味で期待を裏切られた。
ただそのキーアサインがよく分からない点で少し戸惑う点は、EC Technologyのホームページなどで公開しておいて欲しい所。ちょっともったいない。
個人的には「かな入力」も出来る人なので、こういうコンパクトなBluetoothキーボードで「かな入力」できるやつが出ないかなぁーとか思ってますが、なかなかそれは無い物ねだりですね。
それにしても実売3,000円台で、この使い勝手のキーボードが手に入るなら安いと思う。
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