Appleのスマートウォッチライクな見た目の「DTNO.1 DT8 ULTRA Max スマートウォッチ」を使ってみましたのでレビューしていきます。
DTNO.1 DT8 ULTRA Maxスマートウォッチ
DTNO.1のDT8 ULTRA Maxスマートウォッチは、スクエア型の2.1インチというかなり大きなディスプレイを搭載しているのが特徴。見た目はApple Watch Ultraとクリソツで、なんならぱっと見は同社のDT8 Ultra Plusと違いが分からないほどの製品です。
DT8 ULTRA MaxとPlusの違いは、ディスプレイがTFTからIPSに、バッテリー容量が+100mAhで380mAhとなっています。
その他Apple Watch UltraやDT8 Ultra Plusと同様に、右に1ボタン+1デジタルクラウン(ダイヤル)、左にも1ボタンと非常に操作性のいい配置です。
バッテリーライフは通常使用で5日で、スタンバイは20日。DT8 Ultra Plusから100mAhも増えているのにスペック上は使用時間は変わらず。
またトラッキングとしては、24時間の心拍測定、SpO2(血中酸素濃度)、睡眠トラッカーといった一般的な機能だけでなく、DT8 Ultra Plusでも搭載していた血圧やESG:心電図もサポートしています。
NFCではAliPayにも対応。更にIP68防水とBluetooth通話機能もサポートと、スマートウォッチとしてほぼ全部入りの贅沢機能を搭載しています。
DTNo.1 DT8 Ultra Max | |
ディスプレイ | 2.1インチ 420×485 IPSディスプレイ |
バッテリー | 380mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 5日間/省電力モード 20日 |
GPS | – |
防水 | IP68 |
機能 | バイブレーション: あり ヘルストラック: SpO2(血中酸素),心拍,歩数、血圧、ESG:心電図、 |
重さ | 46g |
その他 | ・マイク ・Bluetooth通話 ・NFC |
*DTNo.1様からお借りしてのレビューです。
開封して使い勝手をチェック
同梱物はマニュアル、バンドが2タイプあり、その他USB充電器です。
充電ケーブルはマグネットタイプで、背面にピタッと接触させるだけでOK。
ただマグネットは強くなく外れ易く、結構簡単に取れるのでベッドサイド置いて充電しているとうっかり触って朝充電できていないなんてことも。このあたりはもう少し強力な磁力のタイプにするか、固定できるような仕組みが欲しかった所。ただ充電頻度は通常使用なら5日です。つまり平日であれば週に一回程度の充電頻度なので、それほど神経質にならなくても良いとは思います。
バンドはApple Watchライクで、横から差し込むだけでOK。外すときも本体側にあるリリースボタンを押しながらずらせば取り外せるので簡単。
マニュアルは絵入りですが、英語版のみです。しかし基本的にはアプリとペアリングすれば直感的に使えるので大丈夫です。
2.1インチIPSディスプレイは視認性も良いし、なにより大きく見やすく美しいです。ベゼルも細くスタイリッシュ。
操作系は右側面に1ボタン、1つのデジタルクラウン:ダイヤルがあり、ダイヤルは押し込みが1つあります。下側のボタンはマルチタスク切り替え表示で、最近実行したメニューを表示/切り替えできます。
反対の左側にはスピーカーとオレンジのボタンがあり、こちらはスポーツモード選択ボタンとなっています。
ただしこのボタンはアプリで他の設定にする事が可能なので、スポーツモードの利用頻度が低いなら、他の心拍やメッセージ、天気などに変更しても良いでしょう。
ペアリングは簡単
まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Wear Pro“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
アプリを起動するとログインもしくはアカウント作成が必要となります。アカウントはGoogleアカウントと連動も可能なので、面倒ならこちらを使うと良いでしょう。
あとは初期設定を完了させて、アプリが起動したら、「設備」タブから「今すぐデバイスをバインド」をタッチすると、近くにあるDT8 Ultra Maxを自動で検出してくるので、ペアリングの要求画面がでたら「ペアリング」をタッチすればOK。
通知有無、持ち上げて画面オン等、設定も結構細かくできます。
ウオッチフェイスは多数から選択可能
スマートウオッチの良いところはウォッチフェイスを好きなデザインに変更できるところ。
プリセットは3種類ですが、アプリからオンラインで約150種類から選択可能です。
前述のように、ダイヤルで簡単にウオッチフェイスの切り替えが可能なので、好きな画面を登録しておくと便利です。
デジタルクラウンが快適
デジタルクラウンは回すとウオッチフェイスの切り替えが簡単にできるようになっています。
これによりお気に入りウオッチフェイスをプリセットから、その時の気分次第で気楽に選択できます。
またメニュー操作もこのデジタルクラウンを使って選択する事が出来るため、非常に軽快で気持ちが良い。
受電だけでなく発信通話も可能
Bluetooth通話機能を使ってみました。
アプリでペアリングするだけでなく、Bluetooth設定で最初に1度だけ繋げる設定が必要です。
その後は普通に着信電話、及び発信電話が可能です。音量調整もDT8 Ultra Max側の画面上部で調整可能。
一回車の運転中に着電があったのですが、DT8 Ultra Maxで普通に通話ができて「こりゃ便利だわ」と実感しました。
いちいちスマホを取りだしてとやったら運転は危険なのですが、DT8 Ultra Maxで1タッチするだけで通話出来るのは非常に便利てす。
連絡先はアプリ側で事前に連絡先登録をしておけば(スマホの連絡先から選ぶだけ)、スマートウォッチの「連絡先」から発信ができます。つまりスマホレスで通話ができます。これは普通に便利です。
LINEなどのスマホ通知も可能
スマホからの通知設定はアプリ側で「アプリ通知」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。
上はLINEでテスト的に送ったものを受け取ったものです。文字は読みやすい大きさです。但し本文は表示領域の割に短く17-18文字までしか表示されません。冒頭17-18文字で内容把握ができればいいですが、出来ない場合は厳しい。タッチして全文を読めるような仕様だったら良かったに。
フィットネストラッカーとして
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータ、更に心電、血圧、SpO2(血中濃度)と言ったデータの収集まで可能です。
ECG=心電図はこのように計測されています。ただどこまで信憑性があるかは分かりません。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
スマホのGPSとも連動して地図上のどこを走ったかも分かるようになっています。
電池の持ちは1週間以上
公式スペックでは通常使用で5日使用可能ですが、実用したところ1週間以上は余裕でした。
私のテストでは、通常使用とは言え、輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定しての結果です。
それでも1日で10%程度しか減らない。使わなければ1日で1%程度しか減らず、かなり省電力を感じます。DT8 Ultra Plusは5日程度でしたが、やはりDT8 Ultra Maxで100mAhも増えたバッテリー容量の効果は高いのかもしません。
総括
DT8 Ultra Maxは、Apple Watch Ultraクローンとも呼べる外観ですが、普通にスマートウォッチとして見ても良く出来た製品だと思います。
2.1インチのIPSディスプレイは外でも見やすく綺麗、デジタルクラウンの使用感は快適そのもの、スピーカーとマイクが内蔵されていてスマホを取り出すことなく通話が可能だし、IP68防水で雨でも水中でも利用可能。心拍/カロリー等だけでなく、SpO2/ECG(心電図)も測れる。と機能満載すぎる。
Apple Watch Ultra似という点は人によってはマイナスと捉える向きもあるでしょうが、普通にスマートウォッチとして見た場合、操作性の良さ、軽快な動作と機能は充分実用性を備えています。
これで価格が3000円台なのは凄すぎます。
価格
DT8 Ultra Plusスマートウォッチは、AliExpressにて、3000円台で発売中。
関連リンク
公式サイト : DTNO.1 DT8 Ultra Max