スマートウォッチメーカーであるDTNo.1から発売されたスマートウォッチ「DTNo.1 DT88 MAX」を使ってみましたのでレビューしていきます。
DTNo.1 DT88 MAXは、1.45インチの円形ディスプレイを搭載したスマートウォッチ。
ディスプレイ解像度は466×466と非常に高く、更に発色のいいAMOLEDディスプレイです。
これで価格が34.99ドルと約5000円程度の低価格。
魅力の一つは操作性で、右側に竜頭(いわゆるデジタルクラウン)と呼ばれるダイヤルが付いているので、メニュー選択をいちいちスワイプしなくても良い為、直感的な使い方ができます。これ一つあるだけでもだいぶ操作性は良くなります。
また当然SpO2,心拍24時間測定といったヘルストラックも可能で、DTNo.1と言えば更に血圧や心電図モニタリングもサポートされています。
防水はIP67防水に対応しています。67までなので水中での利用は不可ですが、雨や一瞬の水没等なら大丈夫でしょう。
バッテリーライフは通常使用で5日間です。
マイクとスピーカーを搭載している為、Bluetooth通話も可能です。
DTNo.1 DT88 Max | |
ディスプレイ | 1.45インチ 466×466 AMOLEDディスプレイ |
バッテリー | 245mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 5日間 パワーセーブモード : 15日間 |
GPS | 無し |
防水 | IP67防水 |
機能 | ・バイブレーション: あり ・ヘルストラック: SpO2(血中酸素),血圧,心拍,歩数,座りすぎ,睡眠,ESG:心電図 ・マイク ・Bluetooth電話 |
重さ | 26.4g |
その他 | バンド幅 : 20mm |
*DTNo.1 様よりお借りいたしました。
同梱物チェック
付属品はマニュアル、充電ケーブル、本体ですね。
バンドは本体に付いていないので、自分で取り付ける必要があります。最初から付けといてくれよという気もしますが、バンド自体20mmの汎用型タイプなので、そのうち自分で付け替えたい欲求が出た時に「そういやバンドは簡単に交換できるんだったな」と思い出すのにも良いとは思う作業です。
マニュアルは多言語で日本語は無し。とは言ってもマニュアル自体は詳しく書いてあるわけではないので、スマートウォッチを既に使っている方ならマニュアル無しでも大丈夫でしょう。アプリとペアリングまでしちゃえば、アプリは日本語対応なので、使っていけば分かるようになっています。
使い勝手をチェック
ディスプレイは1.45インチとスマートウォッチとしてはやや大型。
解像度は466×466と高く、またAMOLEDディスプレイの為くっきりはっきりとした色合いが非常に美しい。
輝度も高く視認性も抜群です。
右サイドには、上にデジタルクラウン(ダイヤル)と、下に1ボタンという構成。デジタルクラウンは押し込む事で画面オンオフ、回すことでメニュー選択ができるようになっています、またトップ画面のときにクルクルと回すと、プリセットされたウオッチフェイスを切り換えることができます。つまりいちいちウオッチフェイスをどれにしようとアブリの設定から選んで選択する必要はなく、本当に気分であったり、TPOに合わせてウオッチフェイスを切り換えることができます。
背面には一般的なスマートウォッチと同様、センサー類がありますね。
充電はこのように背面を覆うようなマグネット型の充電器で行います。ただマグネットはあまり強くないので、安定した場所での充電が必要。
ペアリング
まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”WearPro“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
あとは初期設定を完了させて、アプリが起動したらデバイスを探すのを要求されるので、画面の指示に従ってDT88 MAXを追加していけば、あとは自動で見つけてきてくれる。ペアリングの要求画面がでたら「ペアリング」をタッチすればOKと簡単です。
WearProは以下のような画面で、下のタブを切り換えて様々な設定が可能です。日本語もしっかりとしています。
ウオッチフェイスも多数から選べる
スマートウォッチは多数からウオッチフェイスが選べるのが楽しさの一つですが、DT88 MAXももちろん可能です。
アプリから簡単にダイヤルギャラリーにアクセスでき、大量にあるリストからダウンロードが可能。
LINEなどのスマホ通知も可能でとても見やすい
もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。
設定はアプリ側で「通知」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、インストールしている全てのアプリから選択可能です。これは結構重要。
スマートウォッチのアプリによっては、meta(Facebook)やX(Twitter)、SMSといった定型的なアプリのみで、日本だけのアプリとか、特定のメールソフトとかを愛用していると通知を受け取れないことがあります。
しかしDT88 MAXは全てのアプリが対象となるので、こうしたことが杞憂というわけ。
但しLINE等の通知情報は少し物足りない。
下はLINEでテスト的に送ったものを受け取ったものです。本文は左のLINE画面のようにもう少し長いのですが、18文字分しか表示されない為、重要な内容が分かりません。
タップしたら全文読めるとかいう機能もなく、あくまで見出し程度しか読めないので、それで内容が気になるならスマホを見るしか無いとなってしまう。ちょっとこれはもったいない仕様。
Bluetooth通話も可能
DT88 MAX自体にマイクとスピーカーがあるのでBluetooth通話も可能。上記の設定で連絡先を登録しておくと、スマートウォッチ側だけで発信も出来ます。
運転中や手が離せない状況でもスマホ開かなくても通話ができるのはかなり便利です。
フィットネストラッカーとして
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠/SpO2(血中濃度)、そして血圧の簡易測定など、ヘルスデータトラックできます。DT88 MAXとして特殊なのは血圧のトラックと、AppleWatchライクな心電図のトラックも可能な点。どこまで信用できるか分からないのですが、血圧はまずまずな値でした。私の家に両親が置いていった血圧計があるので、妻とたまに計ったりしているのですが、概ねこれぐらいの値です。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
GPSは未搭載の為、スマホのGPSを使う事になりますが、一応軌跡はしっかりととれていました。上記のGPSデータは羽田空港第二ターミナルでのものですが、しっかりと取れています。
同時に心拍やカロリーといったデータなども見れるので、運動後に自分を見つめ直すのにも良いです。
電池の持ち
公式では通常使用で5日使用可能ですが、実用したところでも4-5日程度でした。
私のレビューでは結構過酷に使っていて、輝度最大、LINE通知が日に10-20,テスト的にBluetooth通話等々をしているので、かなりヘビーユースだと思います。もう少し緩和すれば5日間以上にはなると思います。
5日間持てば、平日5日間は充電要らずとなるので、使い勝手は悪くない。
可能なら1週間以上ぐらいあれば、余裕をもって週末充電できるのですが、このあたりは価格や軽さとのバランスなのでしょう。
多少気になる点
5000円ぐらいのスマートウォッチとしては非常によくできているDT88 MAXですが、気になる点があるとすれば、やや日本語化できていない部分があるという点。緊急連絡先が”きん急れんらく連絡さき”となっていたりして、その他も少しあり、まだちょっとチェック甘かったなという感じも見受けられます。
総括
DT88 MAXスマートウォッチを2-3週間程度使ってきました。
1.45インチAMOLEDディスプレイはほんとに綺麗で見やすい。釣りの時に早朝から夕方まで太陽光下でも明るく、他の有機ELではないIPSとかのスマートウォッチと比較してもメリハリのある画面は体感上も見やすいです。
難点はLINE等の通知の文字量が少ない点。唯一ここだけですね。
電車の中でも車でも、通知があればスマートウォッチだけで済むというのが、スマートウォッチの利点なのですが、内容確認の為に最終的にスマホを見ることがでてしまうので、そこは改善してほしいところです。
それ以外は、デジタルクラウンは操作性も良いし、ウォッチフェイスも楽々とダイヤルで切り換えられるのもいい。ほんとに気分で「今日はこれだ」みたいなノリで変えていけます。釣りしている時は細々とした情報要らないからデジタル時計だけにするとかね。
これが34.99ドルで5000円。充分安いと思います。
価格
関連リンク
公式情報 : DTNo.1 DT88 MAX
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