ECOVACS DEEBOT N79ロボット掃除機のレビューです。
DEEBOT N79はAmazonレビューでも高評価のロボット掃除機で、価格的にも2万円ちょいと買いやすい価格なのが魅力です。
※ECOVACS様からご提供頂いてのレビューです。
主な特徴
ロボット掃除機としては基本性能がしっかりとしたモデルです。お掃除能力に関しては、2つの回転ブラシと、メインのV字型ブラシで吸い取る一般的なもの。
これに落下防止センサーと、対物衝突センサーがありできる限りぶつからずに回避するようになっています。(それでも軽くコツンとは当たるのですが、次回からはギリギリで回避したりできます)
またリモコンもあるので掃除モードの指定も楽。スマートフォンとも連動することができ、こちらではスケジュール管理や消耗品の状態をチェックすることも可能です。
また充電用のベースステーションもあり、掃除完了/バッテリー切れの際は自動的に戻ってきて再充電するようになっています。ただし高級機にはあるバーチャルウォール(入ってほしくない所に入れさせないもの)には対応しません。
機能がたっぷり詰まった高級機のようなものではないものの、必要なものはある程度そろっているベーシックなロボット掃除機といえますね。
開梱と外観
開梱していきます。エコバックス自体は中国のメーカーですが、中身の梱包状態もよく、綺麗にまとまっています。実際エコバックスジャパンもありますし、単に輸入しているだけではないのでしょう。雑な感じは全くありません。ロボット掃除機本体以外の付属品。マニュアル、充電ステーション、リモコン、回転ブラシx4(予備2個),ACアダプタ、予備フィルター、お掃除ブラシとなっています。回転ブラシやフィルターは消耗品なので、最初から予備入りはありがたいですね。ちなみに消耗品もAmazonで買えます。マニュアルはマルチランゲージですが、日本語版もしっかりとあり、図解付きで読みやすい。これだけ親切に書かれていたら、初めてロボット掃除機を触るという方も迷いは無いでしょう。
ロボット掃除機 DEEBOT N79本体。上部に1つだけ「AUTO」のボタンがあるだけ。その下にはWiFi LEDがあります。
側面には電源ボタンとACアダプタジャックがあります。実際には充電ステーション側にACアダプタは接続されるので、本体のACアダプタジャックは使わないのですが、「直接挿すことも可能です」って事ですね。充電できない際のトラブルシューティングにも使えるのであればあったで便利です。
背面。回転ブラシは出荷状態では取り付けてないので、自分で取り付ける。上からぐっと押し込むだけなので簡単。
真ん中のローラーは取り外してメンテナンスが可能。ロボット掃除機ではこのV型ブラシは一般的なってきましたね。
ダストカップは大きめです。フィルターも全部取り外して、カップだけなら水洗いもできるようですが、ヒンジ部分は金属の為、できれば濡れタオルで拭くだけのほうが良いでしょうね。
付属のリモコン。TVのリモコンのような大きさで使いやすい。チープなロボット掃除機のリモコンだとカード型とか見かけますが、それだとコンパクトすぎて無くしやすいので、これぐらい存在感があるほうが使い勝手がいい。ただ後述するスマホ連動ができちゃうと、そちらのほうが利便性が高いので、リモコンは使わない可能性もあります。どちらを使うかは好みの問題ですけどね。
充電ステーションとアプリインストール
早速使ってみました。充電ステーションにACアダプタを接続して充電中・・・その間に我が家のルンバ960とサイズ比較。
二回りぐらいDEEBOT N79が小さく薄い。その割に充電ステーションは幅広で安心感があります。うちのルンバ960の充電ステーションはルンバ本体に対してやや小さい為か、充電の際にステーションを押して位置をずらしてしまい、充電ステーション前で息絶えていることがたまーにありますが、DEEBOT N79のはそこまでは無さそうです。
次にアプリで使えるようにしてみました。WiFiは2.4GHz帯しか使えないので、自宅のWiFiルーターが802.11aで繋がっている場合は、いちどスマホのWiFi接続を11gやnで接続できるようにしておきます。また、アプリはiOS/Android共に、「ECOVACS」で検索したらすぐに見つかるのでインストールしておきます。
あとはアプリの指示に従って、本体とペアリングすればOK。
ペアリング後はアプリ側でN79を操作できるようになりますし、以後はインターネット回線に繋がってさえいれば、外部からでもスマホで掃除指示が可能です。
ただどちらかというと、アクセサリの交換時期やスケジュール設定など、スマホアプリじゃないとなかなかできない項目のほうがメリットは大きいでしょう。アプリなら簡単に「毎週 月曜日~金曜日まで、毎日9:30から掃除スタート」という設定もできちゃいます。
お掃除能力
肝心の掃除能力です。動作音は掃除機なので静かとは言えませんが、ルンバ960よりは遙かに静音です。
ルンバ960の場合は、稼働中にTVを見るのはちょっと厳しい・・・それか負けないぐらいTVの音量をアップして互いに大音量にして、TV見ていない別部屋の家族から「音量倍増でうるせぇ!」と言われるぐらいになるのですが、DEEBOT N79はTV音量をちょっとあげるぐらいで対処できます。
ルンバ960が「ウィィィィーン」で、DEEBOT N79は「シャーーーーー」って感じ。
これぐらいのラグなら軽々と乗り越えていきます。
乗り越え時に回転ブラシが引っかかる感じもないのが良いですね。これがぎこちなく乗り越える感じだと、ブラシが早く摩耗して交換頻度が上がってしまうので結構大事です。
動き自体も迷ったりすることなく、さくさくと掃除してくれます。
落下防止センサーもあるので、玄関に落ちたりすることもなく、80平米の我が家を30分ほどで掃除完了。
ゴミ取り量はルンバ960(前日のもの)と比べましたが、ほぼ遜色ないですね。
ただ難点はやはりバーチャルウォールがないことで、TV台下に入り込んでケーブルを巻き込んでしまいます。ここは価格相応な感じです。物理的に入れないようにするか、ケーブルはモール等で隠すか束ねるとかしないといけません。とは言え、バーチャルウォールがあってもせいぜい1カ所しか防げませんし、複数買い足せばかなりの出費になるわけで、ロボット掃除機を使う以上「床に物は置くな」ということになるので、必然的にロボット掃除機様が掃除しやすいように部屋を綺麗にしていくことになります。つまりはTV台下のケーブルジャングルもそもそも綺麗に束ねられないものぐさ用がバーチャルウォールなだけですけどね。(私のこと)
総括と価格
ECOVACS DEEBOT N79のレビューをしてきましたが、まずは価格。21900円で販売中です(記事作成時点の価格)。
レビュー中、ルンバ960と比較してしまいましたが、そちらは8万円のものです。そのため、単純に比較してはダメですが、それでも「ロボット掃除機って基本これだけやってくれたら充分だろ」というものが揃っています。
1万円そこそこのものはベースステーションなし、落下防止センサーなし、リモコン/スマホ対応なしが当たり前ですが、DEEBOT N79はバーチャルウォールは無いものの、掃除したら自分で充電ステーションに戻るので、出かける時にスイッチオンしてほったらかしもOKだし、スケジュール設定しておけば自宅に戻ってあとはゴミ捨てるだけと超簡単。価格的にも2万円ということを考えればハイコスパ。
「ロボット掃除機使ってみたい」という初心者の方は、ある程度中級機の機能や使い勝手を持ってるこういうロボット掃除機を買えば、恐らくおおむね不満無しで使えるはずです。
ECOVACS自体は日本「エコバックスジャパン」もあり、Amazonで消耗品も売ってますし、サポート体制もしっかりしているので安心感がありますね。
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