32カ国語対応翻訳機『ez:commu (イージーコミュ)』を買いましたので、レビューしていきます。
厳密にはMakuakeというクラウドファンディングサイトで出資していたものがちょうど台湾に行く前に届いたので使ってみました。今はAmazonなんかでも買う事ができますよ。
ez:commuの特徴
特徴としては以下公式の内容が詳しいので見て頂ければと思いますが、要点としては4つの翻訳エンジンをクラウドに持っていて、高い精度で翻訳できる点、32カ国語のサポート、複数人グループ翻訳というのが翻訳機としてのメインの特徴。
そして端末自体はベースとしてはAndroidで、SIMスロットにSIMを入れておくと単体で翻訳ができる仕様です。(WiFi接続でも可)
使い方は簡単で、話す言語と、翻訳したい言語を設定して、あとは各々その設定したボタンを押しながら話すだけと超簡単。
スペックはez:commuよりお借りしたものです。
開梱と外観
本体正面。ディスプレイとA/Bボタン。あとは下にサークル状の十字キーと真ん中の丸が決定ボタン。タッチ操作も可能なので、好きな操作形態が選べ、使い勝手はかなりいいです。
右側面には録音ボタンとSIM/microSDトレイがあります。SIMはnano SIM。ボイスレコーダーのように録音が可能です。
使ってみた
翻訳専用機だから使い方は超簡単。
ただez:commuの良いところは、翻訳したものを読み上げてくれて、しかも文字として表示されるから「違う違う」と気付く点。Xiaomiとかの翻訳機が50ドルぐらいで売られていますが、ディスプレイが無いので、こういう間違いに気付きづらいのは難点でしょうね。こうして対比してくれると間違いに気付くので、正確に伝えたいならディスプレイがあるタイプのほうがいいよなって思った。
これCOMPUTEX台北にも持っていって、結構使ったのですが、中国語でもちゃんと意思疎通できました。ただ同じように「機能を教えてください」と伝えたいのに「昨日教えてください」になっていて、こういう同音の言葉は難しい所はあります。
でもこういう癖を知っておけば対策が取れるし、訳したい内容も画面表示されるので間違いにも気付きやすいからなんとかなります。
COMPUTEX台北でez:commuを説明してくれたお姉さんとは試しに会話全てをez:commuでやってみましたが、日本語/中国語で全く問題無く会話できました。
私の場合、ビジネスで使っていましたが、お店とか観光目的のように単に意思疎通するだけなら余裕でできちゃうと思います。
総括
ポータブル翻訳機自体、買ったのも使ったのも初めてでした。機能的には半信半疑でしたが、台湾で使ってみた感じでは充分満足です。
日本人なら英語圏ならなんとかなる人も多いでしょうが、中国語圏とかポルトガル/スペイン/フランス語とかになるとやはり厳しい。そんなときこのez:commuがあれば、観光にいって「ここに行きたい」とか「他の商品を見せて欲しい」とか伝えるのならこれ1台でなんとかなっちゃうでしょう。言語の壁があってその土地にいくのが嫌とか思っているなら、これ1台でその壁が取っ払えるぐらいの衝撃があります。
ビジネスでも短文で会話を成り立たせる事ができるなら、仕事は捗っちゃうでしょうし。(今回、台湾ではそうでしたし)
国内でも海外の方が来ることが多い店とかホテルとかでも、これ1台置いとけば意思疎通ぐらいはできるので便利かもしれませんね。
ネックはネット回線が必要だと言う事ぐらい。でもこれを使う人なら海外でもスマホを使いたいと思うだろうからSIMカードやモバイルWiFiとか入手するでしょう。それならテザリングでez:commuをネットに繋ぐだけだしデメリットにはならない。
あとは価格で、記事作成時点では27000円ぐらいと、多少値が張ります。
それでも「日本語/英語が通じない国に行ってもなんとかなりそう」という心配の敷居をだいぶ下げられるというデバイスになら、これぐらいのお金払っても良いなと思いますよ。
ez:commuの価格
Amazonで26784円で販売されています。
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