【FeiyuTech Scorp Mini 3 Proレビュー】これ一台で全部OK!ミラーレスもスマホも載る万能ジンバル-プロレベルの機能がありつつ実売3万円台はかなりオトク

Vlog等の撮影はミラーレス一眼カメラ、SNS用の縦動画はスマートフォン、そしてアクティブなシーンではアクションカメラと言うような、用途に応じてカメラを使い分ける方も居るでしょう。
しかし、その度に機材に合わせたジンバルを買い揃えるのは、コストも手間もかかりすぎます。

そんなとき「この一台があれば、手持ちのカメラ全部で滑らかな映像が撮れるのに…」を叶えてくれるのが、今回レビューする多機能ジンバル「FeiyuTech Scorp mini 3 Pro」です。

FeiyuTech Scorp Mini 3 Proの特徴

FeiyuTech Scorp Mini 3 Proは、ミラーレスカメラ、スマートフォン、アクションカメラにこれ一台で対応する、高い汎用性いジンバルです。

AIトラッキングモジュールを標準で搭載し、被写体を自動で追跡。さらに色温度も調整可能なフィルライトを内蔵しているため、暗い場所での撮影もこなせます。

マジックホイールによる直感的な操作性や、縦横撮影の簡単な切り替えにも対応。クリエイティブな撮影に必要なプロ級の機能をコンパクトなボディに凝縮した、次世代のオールインワンジンバルです。

製品名
Feiyu Scorp Mini 3 Pro
本体重量
約857g (クイックリリースプレート、内蔵バッテリー含む)
ペイロード(積載量) 最大 2kg
バッテリー容量/電圧/Wh
4500mAh
稼働時間 最大 14時間
ディスプレイ
1.3インチ タッチスクリーン
搭載ポート
1 x USB-C (充電・カメラ制御)
1 x 拡張ポート (AIトラッキングモジュール用)
主な特徴
・AIトラッキングモジュール (磁気式・着脱可能)
・マジックホイール (多機能コントロール)
・縦/横撮影のワンタッチ切り替え
・L字型クイックリリースプレート
対応カメラ
・ミラーレスカメラ
・スマートフォン
・アクションカメラ

*FeiyuTech様からお借りしてのレビューです。

FeiyuTech Scorp Mini 3 Proの外観

同梱物は三脚、各種取り付けパーツ、USB Type-Cケーブル各種3本、あとはマニュアルがあります。

マニュアルは多言語ですが、図解入りで親切です。各パーツがどのように組み合わせればパターン毎に取り付けられるか分かるようになっています。デジタル一眼レフカメラを取り付ける際は結構使用パーツが多めですが、地道に図解を見ながら取り付ければできます。

FeiyuTech Scorp Mini 3 Proは基本的には以下のように下を持つスタイルと、スリングハンドルを持つスタイルと2Wayハンドルという持ち方ができます。

それぞれの持ち方に合わせて、使いやすいようにボタンやジョイスティックが配置されています。
右下のダイヤルではジンバルに載せたカメラの角度を回すだけで調整できたりと、特にデジタル一眼レフカメラを搭載すると重いので、その重いままでもちゃんと操作がし易くなっている。

ちなみにディスプレイがあるリモコン部分は取り外して、ワイヤレスでコントロールする事も可能です。

1.3インチタッチディスプレイ

FeiyuTech Scorp Mini 3 Proには、ジンバルとしては異例の1.3インチ大型タッチディスプレイが搭載されており、各種設定を簡単に切り換えられます。また人物を追従させたりといった撮影モードの切り換えも可能。

デジタル一眼レフカメラからスマホまでなんでも搭載

標準添付のアダプターを取り付ければ、デジタル一眼レフカメラも余裕で搭載可能です。
スペック上は2kgまでであれば、ジンバルとして機能すると謳っています。

またスマホ用や、GoProのようなアクションカメラ用まであるので、搭載するカメラ、用途に合わせて変更可能。

スマホは簡単に挟めるようになっていてます。ちなみにスマホ用アタッチメントには空冷ファン付き。

設置後はアプリで設定

アプリは2種類あり、Feiyu ON、及びFeiyu SCORPとなります。

  • Feiyu ON: スマートフォン用、小型カメラ用ジンバル向けの汎用アプリ
  • Feiyu SCORP: SCORPシリーズ(ミラーレス/一眼カメラ用ジンバル)向けの高機能・専用アプリ

どちらでも使う事ができますが、基本的にはFeiyu SCORPを使います。
ちなみにFeiyuOnを使ってみましたが、こちらもスムーズ、モーションなどのモード変更、パン/チルトの変更から、各種設定変更が可能です。
アプリからの録画/停止等も可能です。

AIトラッキング設定等を使う高度な設定をしたければ、Feiyu SCORPを使いましょう。

撮影してみた

スマホのみのジンバルであれば、こんなに重い(本体1kg弱)ジンバルを使わなくてもと思いますが、やはりデジタル一眼レフカメラを使うとなると、カメラ自体もレンズと合わせて1kg強はあるので、FeiyuTech Scorp Mini 3 Proのような形態のジンバルは必須とも言えます。

今回はスマホで撮影しましたが、普通に歩くだけでも当然手ブレは全くなし。

階段をちょっと駆け足で降りてみましたが、スムーズな映像が撮れています。

やはり効果を発揮するのはローアングル。その際、このマジックホイールは便利で、チルトやパン、ロールをボタンで切り換えてホイールを回すと微調整しながら撮影ができます。

チルト角も撮影しながら調整ができるので、撮影して映像見てまた撮影してという手間が減ります。

他にも、指定した被写体をおっかけるAIトラッキングであったり、パノラマ、タイムラプスといった撮影も可能など、使い切れないほどの機能が詰まっています。

総括

FeiyuTech Scorp Mini 3 Proは、ミラーレス一眼カメラ、スマートフォン、アクションカメラと、使用するカメラを選ばない圧倒的な汎用性が魅力のオールインワンジンバル。

最大2kgのペイロードに対応し、AIトラッキングや、1.3インチのタッチディスプレイ、直感的なマジックホイールなど、プロレベルの機能をコンパクトなボディに凝縮。それでいて実売価格は3万円台と、用途を考えれば非常にリーズナブルです。

実際に使ってみると、歩行時や階段昇降、ローアングルなど、あらゆるシーンで強力な手ブレ補正効果を発揮し、滑らかな映像を簡単に撮影できました。正直普通のユーザーでは使い切れないほどの機能があり、多くの人にとって十分な性能かと思います。

スマホ撮影だけしかしないとか、GoProしか使わないという方には向いていないですが、複数のカメラを使い分ける方や、いちいちカメラによってジンバルを変えたくないという方にとっては理想的な一台。

前述のように価格も実売3万円台とこれだけの機能が得られるなら安いと思いますよ。

価格

FeiyuTech Scorp Mini 3 Proは、Amazonや楽天市場の公式ストアにて発売中。

関連リンク

公式サイト

最新情報をチェックしよう!