AnTuTu 20万点越えで2万円というハイコスパが話題の10.4インチAndroid10タブレット「ALLDOCUBE iPlay 40」をBanggood様からお借りできましたのでレビューしていきます。
ALLDOCUBE iPlay 40の主な特徴
iPlya40のディスプレイは10.4インチで、解像度は2000×1200とWUXGAより若干縦方向が長く、アスペクト比は5:3という変則。タブレットとしてはベゼルも細めに仕上がっています。
SoC(CPU)はUNISOC T618 8コア 2.0 GHz 。AnTuTuベンチマークスコアは20万点越えと言われており、ミドルレンジ性能。メモリは8GBとAndroidタブとしてはかなり多く、ストレージも128GB eMMCと過不足ないスペックです。
microSDも搭載可能で最大2TBまでサポートします。
バッテリーは6,000mAhとまずまずの容量。
スピーカーは4つもあります。
またSIMフリータブレットとなっていて、nano SIMカードを挿すと、2G/3G/4Gのモバイルネットワークが使えます。4G LTE周波数帯は日本ではSoftBank系のB8プラチナバンド対応。ドコモもB1/B3が使えるので首都圏では電波は掴みやすいと思います。
WCDMA:B1 / 2/5/8 TDS:B34 / 39
FDD:B1 / 2/3/5/7/8/20 / 28AB TDD:B38 / 39/40/41
本体サイズ248.1mm x 157.9mm x 8.3mmとなっていて、特に厚みが8.3mmというのはスマートフォンと比較してもかなり薄いレベルです。重量も公称では474gと10.5インチのiPadが477gであることを考えれば、かなり軽量であることが分かります。
但し3.5mmイヤホンジャックはなく、USB Type-C端子経由(変換)で使うことになります。
スペック
製品名 | ALLDOCUBE iPlay40 |
---|---|
ディスプレイ | 10.4インチ 2000×1200 IPS |
CPU | UNISOC ZiguangZhanrui TigerBen T618 8コア 2.0 GHz |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB eMMC |
OS | Android 10.0 |
カメラ | フロント: 5MP バック : 8MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.0 2G GSM:B2/3/5/8 3G WCDMA:B1/2/5/8 TDS: B34/39 4G FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B38/39/40/41 |
インターフェース | USB Type-C、microSD(最大2TB)、nano SIMx2、 *イヤホンジャック無し(USB Type-C変換) *スピーカーx4 |
バッテリー | 6,000mAh |
サイズ | 248.1*157.9*8.3mm |
重量 | 474g |
同梱品と外観周り
さっそく開梱していきます。
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器、それとSIMトレイ取り出しピン。海外用変換コネクタも付いていますが日本では不要ですね。
マニュアルにはなんと日本語もあります。ただマニュアルの内容的にはほぼスペック表なので、使い方などを期待していると裏切られる。まぁiPlay40買う方は詳細なマニュアルなどは期待していないと思いますけどね。
USB充電器は5V-2Aの一般的なもので急速充電には非対応ですね。
起動したところですが、ディスプレイは非常に明るくくっきりとしていて発色もいい。全く安物感がない。
上のように縦画面で持った際に左側にはSIMトレイがある。それにしても中華タブと思えないぐらい薄い。スペック上は8.3mmで、このサイズはスマホと同等レベルでとても良く出来ています。
スマホ同様SIM取り出しピンでトレイを引き出すと、nano SIM x2かnano SIM x1+microSDが使えるスロットが現れる。
縦で持った際に右側にくる面には電源とボリュームボタンがある。個人的にはタブレットの電源/ボリュームボタンは手持ちの位置を考えると、やや中央寄りにあるのが使いやすいと思うのですが、iPadに右にならえなのかかなり上方にあって使いづらい。(iPlay40だけがというよりタブレット全般)
縦持ちで下部にあたる面にはUSB Type-C端子のみがある。イヤホンジャックは廃止されています。
そして上部には何もありません。ゲームや映画、Netflixなどを観ることを考えると、遅延のない有線イヤホンジャックは欲しかった所です。それでもイヤホンを使いたければBluetoothで無線か、USB Type-Cの変換を別途購入する必要があります。(添付していません)
背面はマットブラックでシンプル。8MPのカメラもあります。材質はプラスチックですね。サイドはアルミ合金でがっちりしています。
日本語対応と標準アプリ
セットアップから日本語も選択可能なので、あとから日本語化する必要はありません。
またGoogle Play(Playストア)含め、最小限のものしかインストールされていないのも◎。
ベンチマーク
iPlay40に搭載されているUNISOC TigerBen T618 8コア 2.0 GHzの実力ベンチマークで試してみました。
以下AnTuTu Ver8(左)と、Geekbench 5のスコアです。
AnTuTuベンチマーク(ver8)では 217,458点。
20万点越えだとスマートフォンとしてみてもミドル機レベルにあり、タブレットなら余裕の性能。
Geekbenchもシングル394,マルチ1440とまずまずなスコアが出ています。シングル400点前後はSnapdragon710/712あたりですし、マルチ1400点台はSnapdragon835.660あたりと同じレベルです。
UNISOC T618は聞き慣れないSoC(CPU)ですが、これで2万円程度のタブレットに入っているのを考えると実力はかなりのもの。
ゲームもウマ娘プリティーダービーは快適に動作しました。
良い点1 : ディスプレイ
10.4インチの2000×1200の高解像度ディスプレイは発色がとてもよく美しいです。
アスペクト比 5:3と変則ですが、横画面で持った際に縦方向が長くなるので、電子書籍リーダーとしても優秀です。
縦でもって片面ずつ雑誌を読むと尚読みやすい。もっさりしたりすることはなく、快適に雑誌が読める。漫画もこのアスペクト比なら読みやすいです。
良い点2 : 4スピーカー
音質はそれなりではありますが、ちゃんと迫力がある音がでます。
4スピーカーのおかげで、縦でも横でもどちらの視聴スタイルでもそれなりに良い音で聴けるのは◎。
2万円程度の価格帯のタブレットで4スピーカーという点だけでも褒めてあげたい。
良い点3 : 薄く軽い
10.4インチという大きさで474gはとにかく軽い。iPad 10.2 LTEモデルですら493gです。
そして8.3mmと薄型なので持ちやすく疲れない。動画見たりゲームしたり、雑誌みたりとタブレットは長時間使うケースが多くなりがちですが、腕が疲れてくると愛用度も減ってしまいがち。その点iPlay40は軽く薄く、長く使えるタブレットです。
いまいちな点 : 背面
写真を見れば分かりますが、手垢が付きやすい仕様です。
これは娘に2時間ばかり貸した後なので余計に汚く見えますが、マット仕上げでかっこいいのに防指紋とかは一切ないのが残念。せっかく愛用していても汚くて気になるのでついつい毎回拭いてしまいます。
これが嫌ならケース/カバーが必要です。
まとめと価格
今現在買えるAndroidタブの中ではベストバイなのかと思います。
安物感を与えないデザインと質感、UNISOC T618の性能と8GB RAMの余裕度、10.4インチでアスペクト比5:3の美しいディスプレイ等、全てがコストに対して高いレベルにあります。
マイナス点はデザインが中庸的で、背面が手垢で汚れるところですが、そのあたりは価格なりという所。
ただデザインはiPlay40に特別マイナスというより、タブレット全体に当てはまる面もあるし、手垢もカバーがあれば解決できる問題なので大きなマイナスにはならないでしょう。
タブレットの世界では予算に上限が無ければGalaxy Tabの最上位を買えば良いのですが、2万円台の予算でiPlay40に比肩するパッケージをもったタブレットはなかなか見つからない。iPlay40が3万円強で売っていたとしても充分コスパで、「2万円台だからまあ諸々妥協してもオトクだな」ではなく、よほどの性能の良いものを指定しなければ、誰が買っても普通に満足度が高いタブレットと言えます。私はGalaxy Tan S7を買うか悩んでいましたが、「もうこれで良いよね」と思ってます。
Banggoodでの価格は25,415円。(記事作成時点の価格)
クーポンも比較的頻繁にでますので、活用してください。
Banggood販売ページ
最新クーポンはこちらにも掲載されます。
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