15.6インチのポータブルディスプレイ「kksmart kk-156a」を買ってみたのでレビューします。
台湾に出張した際に、ノートPCをマルチモニタ化したくて。普段デスクトップではマルチモニタで効率が良いので、出先でも同じようにマルチモニタにできたらと買ってみました。いやー良い買い物でした。
特徴と購入理由
買ったのはAmazonのkksmartというブランド(?)のもので、15.6インチで解像度はフルHD(1920×1080)。視野角178度のIPSパネルが使われています。
重量が本体だけなら820gと軽量。mini HDMI x2、USB Type-C x1,イヤホンジャック、スピーカーx2と入力端子も豊富。あと個人的に必須だったのがケース/スタンド一体型である点で、出張先のホテルでノートPCとマルチモニタ化するならある程度角度調節もできるこの製品のようなケース付きのものが欲しかったのです。他製品では金属台みたいなものが付属してて、それに載せるだけ(カバーもなくディスプレイのみ)なのもあったのですが、こうしたカバーがあればトランクに入れる際も保護できますしね。
同梱物
同梱物はmini HDMIケーブルとUSB充電器、USB Type-Cケーブル、あとは3.5mmイヤホンジャック延長ケーブルと必要なものは全て付属しています。
特にminiHDMIケーブルは若干特殊なので、「既に持っているから要らない」という方も少ないと思う。私もその一人で、よく調べずにディスプレイと一緒に買い足してしまいました(涙)。
使ってみた
台湾の出張で使ってみました。私の泊まったホテルには残念なことに丸テーブルしかなくギリギリですが、充分マルチモニタとして使えました。私のノートPCはThinkPad X1 Carbonは14インチなので、15.6インチのディスプレイはサイズが合わないかなと思いつつ・・・13.3インチのものと悩みましたが「大きい方が使いやすいはず」と買って正解でした。やっぱりデカいほうが断然見やすい。
USB Type-Cで電源供給、mini HDMIでPCと接続なので、このようにケーブルが2本刺さることになります。X1 CarbonがUSB Type-Cで電源供給できれば1本で行けそうな気もしますが、試したけどダメでした。ディスプレイ側のカバー兼スタンドは下に軽く溝があって角度を調整できます。材質的には滑りやすいのでこれ以外の微妙な角度はダメなんですが、下に小さいタオルをひけば滑らずに無段階で調整可能です(対処療法だけど)。電源は5V/2.4Aの充電器が付属していたので、そのレベルでよく、モバイルバッテリーでも問題無く電源供給できました。もちろんPCのUSB端子でもOK。電源供給できるとLEDが点灯します。反対側にはOSD(OnScreenDisplay)用の操作ボタンとイヤホンジャックがあります。設定用のボタンはどれがどれかわからず、画面を見ながら適当に押していると「あーこれが選択/決定ね」という感じで理解できるものの、不親切。しかしあまり触るわけじゃないし、こういうところは割り切っているのでしょうね。
また凄いのはベゼルが極細な点。左がX1 Carbonで右がkksmartのディスプレイなのですが、実測で4mmしかベゼルがない。ノートPCと並べて作業しててもベゼルが細いからマルチモニタ感が強く、違和感が少ないのが凄く良い。
カバーはこんな感じでフェイクレザー調。メーカー名?が入っていますが読めません。背面にはスピーカー穴がちゃんと空いてて、PCとHDMI接続していると、ちゃんとこのスピーカーから音が出ます。音質は凄く良いとは言い切れないものの、PCのモノラルスピーカーよりはマシなので便利です。PCだけでなく任天堂SWITCHとかPS4とかを繋ぐなら、ステレオスピーカーがあったほうが良いですしね。よく考えられています。
まとめ
X1 Carbonのディスプレイと比較すると若干白みがでる色合いなんですが、外部ディスプレイとしては充分なので、不満はゼロ。むしろ「15.6インチのディスプレイをトランクに入れて持って行け、出張先でマルチモニタが使える」この利点がもの凄く大きい。電源も5V/2.4AのUSBで良いのでACアダプタなども必要ない。ケース兼スタンド付きだからコンパクト&軽量+保護も出来る。と、旅先に持っていくための要件が全部満たされています。
結論=もっと早く買えば良かった
です。
価格は2.3万円程度ですが、この利便性を考えれば充分満足できる出費でした。