『OLYMPUS PEN Lite E-PL6 EZ ダブルズームキット』買ってみた!ファーストレビュー

今までミラーレス一眼カメラは「Nikon J3」を使用していました。
どうしても耐えられないぐらい使えない!!
わけではなく、AF(オートフォーカス)がちょっと遅かったり、画面がタッチ操作じゃ無いので、タッチAFが出来なかったりと、ちょっとし利便性の問題だけでした。
デザインのJ3はコンデジのようにスマートだし、軽いしと自分好み。

でもなんとなく使いづらい。これを解消したいと思いました。
で、当然レンズキットがそのまま使えるニコンのカメラで買い換えを目指す訳なんですが、J4はSDカードじゃなくmicroSDだからFlash Air/EyeFiが使えないから却下。

より新型のJ5も出ているが、同様にmicroSDだし、デザインがスマートじゃなくレトロ方向になってしまったので却下。

そんなわけで、ニコンを離れる決心をしました。

そして乗り換え先はすぐに見つかりました。

OLYMPUS PEN Lite E-PL6です。
もうこれはデザインと価格、それとJ3での不満点を全て解消してくれる(であろう)機能がある点でした。

値段的にはAmazonのタイムセールで、EZダブルズームキットが3万円台後半で売っているのを見て速攻で買ってしまった。
そんなわけで、早速ファーストレビューしていきます。ちなみに最初に言っておきますが、私はカメラマニアでもないライトユーザーです。ブログ写真と家族旅行のお供に持っていくだけという用途。「それならコンデジでいいやんけ」という意見もあると思いますが、やっぱりミラーレス一眼のほうが良い感じのボケだったり、画質が凄く良いんですよね。だから性能的には持てあましていると思います。はい。そんな私のレビューです。

開梱の儀

同梱物は全部でこんな感じですね。望遠側のレンズキットもそのまま入ってます。 あとはマニュアル各種とCD-ROM。ケースがあるから何かと思ったら、フラッシュでした。

セットアップ編

セットアップしつつ、各部をレビューしていきます。
まずはバッテリーとSDカードを挿入します。今回私はEyeFiカードを入れてみました。

標準ズームレンズを取り付けた所。本体のカラーはレッド。不人気なのか安かったので・・・(汗)。でも子供達に事前に見せたら「赤が絶対かっこいい」と好評だったので決めたのですが、いやーレッドの筐体とブラックのレンズがツートンカラーになっていて意外とマッチしている。レッドの筐体もメタリックレッドで安っぽさは無い。背面はタッチパネルで操作性が高いです。右側のリングも使えるし、タッチもできるので、使いやすいほうを選んで操作すればいいので便利。画面も3.0型46万画素の液晶の割に綺麗です。また、タッチAFが使えるのが凄く便利、フォーカスする場所は任意で決めたい事が多々ある私なので、もうこれだけでだいぶ満足。

フラッシュを付けてみた

フラッシュはカメラ上部に付けられます。取り付けは単純に差し込むだけ。

こんな感じです。だいぶかっこわるい・・・取り外し式にしたのはこのデザインのせいかと言いたくなるくらい不格好。フラッシュ部がせめてブラックだったらまだマシでしたが・・・。

ただ、このフラッシュが取り付け式なのは私にとっては有り難い。フラッシュ使わないんですよね－。ニコンJ3はフラッシュが内蔵式だったのですが、撮影の際に自動的にフラッシュが「ぱかっ」っと開いて勝手にフラッシュになるのがうっとうしかった。だからこういう取り外し式なのは◎。

画面のチルト機構と使いやすさ

PEN Lite E-PL6の良い所のひとつに画面のチルト機構があります。画面が上にも下にもチルトします。

最初は「チルトなんて無くても良い」と思っていたのですが、使ってみると本当に楽ちんで有り難い。家族持ちなら運動会等のイベントでカメラマンは最前列が取れないとなかなか良い写真が撮れないもの。でもチルトがあれば、腕を高く上げても画面を見ながら撮影ができます。これは娘を試し撮りしたものですが、椅子の上に立つことなく椅子に座って腕を伸ばしただけでこんな角度で写真が撮れるわけです。

実はチルトするカメラを使ったのはコンデジではありましたが、デジイチではほぼ初めてで「重いんじゃ無い?」と思っていたのですが、意外とすんなりと使えてびっくりです。

グリップを取り付ける

PEN Lite E-PL6のグリップは着脱式になっていて、自分のスタイルに合わせて取り付けるかどうかを選択できる。こういう自由さはいいよね。

このねじ穴に・・・

この付属のグリップを取り付ける。取り付けねじは1円玉とかマイナスドライバーでOK。

取り付け完了～。一気にゴツいイメージに。確かにグリップ力は30%増しぐらいの感覚アップします。片手でもがっちり握れる。

ただ個人的にはせっかくのレッドの筐体がこれではスポイルされるというか、なんとなく一気に格好悪くなった気がするので外す事にした。これブラック筐体だったら似合うんだろうな。ホワイトのグリップは同色にしてあるのに・・・レッドも同色だったら似合う気がする。オプションで「プレミアムカメラグリップ」が販売されているが、レッドはなくコレじゃない感が漂う・・・

ただグリップ無しでもホールド感が悪いかというとそうでもない。私の場合ニコンJ3自体がグリップレスだったため違和感が無いのかもしれない。

望遠ズームレンズを装着してみた

標準ズームレンズはコンパクトで良いのですが、望遠ズームはどうなんでしょうか。取り付けてみました。

やはり筐体に対してズームは結構デカい。ミラーレス一眼の中でもコンパクトボディの本機なのでこういうのは仕方ない(どのミラーレス一眼でも同じだしね)。

ズームを伸ばしてみるとこんなにもながーくなります。

撮影してみた

早速望遠側のズームレンズで撮影してみた。ノーマルの状態でこんな感じ。絵が潰れたりしていないし細部も綺麗。

ズームでここまで寄れます。これも悪くない。標準ズームに切り替え、アートフィルターで撮ってみました。

綺麗に撮れた・・・気がします。素人なんで。でも「素人でも簡単にこんなの撮れるんだね」と私の奥様は感激。普段はスマホでしか写真を撮らない妻ですが、この写真はスマホでは絶対撮れない写真だとミラーレス一眼カメラに興味が出るほど。Pen Lite 6であればもっと綺麗な絵は撮れるでしょうが、とりあえず今回はここまで。

まとめ:間違いなくハイコスパデジイチ

ファーストレビューの段階では、欠点らしい欠点は全く見当たらず、綺麗な写真が気持ちよく撮れます。タッチAFが使えるので、任意の場所に簡単にフォーカス当てられるので、イライラ感が全く無くなりました。本機を3万円台後半でゲットできたのが本当に幸運でした。

ニコンJ3との比較で差があるとすれば、ずっしり感があるぐらい。PEN Lite E-PL6は本体のみで279g、ニコンJ3は本体だけだと201gしかないので約80gも違うから仕方ない。ただPen Lite E-PL6が重すぎるかというとそうでもなく、恐らくJ3が軽すぎるのだと思う。レンズとのバランスを考えれば悪くないです。

PEN Lite E-PL6は後継機のEP7が出ていますが、EP7が絶対的に良いという決定的な違いがないモデルなので、在庫処分状態の本機は今が買い時。ライトに使えて多機能なミラーレス一眼カメラが欲しいならオススメですよ。

関連サイト

・OLYMPUS公式ページ : ミラーレス一眼 PEN Lite E-PL6
・OLYMPUS公式ページ : ミラーレス一眼 PEN Lite E-PL7
・ニコンJ3レビュー記事