【POCO M3 Proレビュー】2万円強なのに全てが及第点の優秀機~派手なのに飽きないデザインに惚れる

Xiaomiの高スペック低価格スマホ「POCO M3 Pro」を自腹購入したのでレビューしていきます。

5G対応、6.5インチ 90Hzディスプレイ、AnTuTu 32万点越えのDimensity700搭載、しかも最小構成価格は100ドル台(ほぼ200ドル)と低価格です。

POCO M3 Proの特徴

このPOCO M3 Proは100ドル台で約2.5万円と恐ろしい価格帯での発売されているスマホ。

ディスプレイは6.5インチフルHD+解像度。しかもリフレッシュレートは90Hzと一般的なスマートフォンの1.5倍。
セール/クーポンとは言え1万円台のスマホである事を考えると破格です。フロントカメラはパンチホールカメラ(8MP)でこれも極小のものが採用されています。

SoC(CPU)はMediaTek Dimensity700。POCO公式でAnTuTuベンチマークは329,072点とスナドラ662/720Gを遙かに凌駕しています。

メモリ+ストレージは4GB+64GB、6GB+128GB (共にUFS2.2)の2構成。先代のPOCO M3は4GB+64GBのみでしたから、選択の幅ができた事は喜んで良いでしょう。microSDもサポートされ、最大1TBまで使えます。(nano SIM x1と排他利用)

カメラは 48MP(f/1.79)のメインカメラと、2MP (マクロ f/2.4)、2MP (深度 f/2.4)のトリプルレンズ。

メイン以外のサブカメラの画素数は数字上少し頼りないですが、マクロ/ナイトモードをサポートし、鮮明な写真が撮れるとアピールしています。

バッテリーは5000mAhで18Wの急速充電が可能。付属のUSB充電器は22.5W。

3G/4G/5G対応周波数帯は以下の通りで、4G LTEプラチナバンド対応はB8(SoftBank)のみです。
5Gはn77/n78(docomo/au/SoftBank/Rakuten)で対応しています。

5G: n1,n3,n7,n8,n20,n28,n38,n40,n41,n66,n77,n78
4G: LTE FDD B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/32/66
4G: LTE TDD B38/40/41
3G: WCDMA B1/2/4/5/8
2G: GSM 850 900 1800 1900 MHz

カラーはブラック/イエロー/ブルーの3色。

主要スペック

Xiaomi POCO M3 Pro 5G
ディスプレイ 6.5インチ フルHD+ (2340×1080)
リフレッシュレート 90Hz
SoC(CPU) MediaTek Dimensity700 オクタコア2.2GHz
メモリ+ストレージ 4GB/6GB
64GB/128GB UFS2.2
OS MIUI12 (Android 11 )
カメラ ・バック
48MP(f/1.79)
2MP (マクロ f/2.4)
2MP (深度 f/2.4)
・フロント
8MP(f/2.05)
バッテリー/充電 5000mAh (18W 急速充電)
WiFi/Bluetooth Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.1/NFC
SIMスロット nano SIM x2
デュアルスタンバイ
microSD 有り  (最大1TB) *nano SIMx1と排他利用
対応周波数帯 5G: n1,n3,n7,n8,n20,n28,n38,n40,n41,n66,n77,n78
4G: LTE FDD B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/32/66
4G: LTE TDD B38/40/41
3G: WCDMA B1/2/4/5/8
2G: GSM 850 900 1800 1900 MHz
サイズ 不明
重さ 190g
カラー POCOイエロー/クールブルー/パワーブラック
その他 ・USB Type-C
・側面指紋認証
・イヤホンジャック/赤外線あり
・スピーカー:ステレオ
・IR(赤外線)、FMラジオ

同梱物

中身を見ていきましょう。

同梱物は、USB Type-Cケーブル、USB充電器、POCOシール、TPUカバーとマニュアルです。

充電器はこのコンセント形状なので日本では使えませんがBanggoodでは変換コネクタを添付してくれていますので、充電器も使えます。但しこのデカイ充電器を変換コネクタを使って使うぐらいなら別途用意した方がスムーズです。

外観

それでは本体も見ていきましょう。6.5インチフルHD+解像度ディスプレイは、普通に綺麗。AMOLEDディスプレイと横に並べて比較すれば差は分かるでしょうが、普通にM3 Proだけ使っているなら「あー綺麗なディスプレイだわ」と感じるはず。

下部はUSB Type-C端子とスピーカーですね。このあたりは一般的。

左側はSIM/microSDトレイ。

右側には指紋認証リーダー兼電源ボタンとボリュームボタン。電源が真ん中やや上ぐらいの絶妙な位置にあり、押しやすく使いやすい。指紋認証の反応も良いです。(というか最近の指紋認証はダメな例がほぼ無い)

上部にはイヤホンジャック。

背面は特徴的なカメラ部のデザインにPOCOのロゴ。このデザインは個人的には最高です。

特に光の当たり具合でより煌びやかにになる加工は、持ち主としてテンション上がります。カバーなんて着けたくない。付けてもクリア一択です。しかしこのデザインで2万円そこそこの価格ですからね。凄いですよ。

日本語化とアプリケーション

初期セットアップ時から日本語もあり、以後はしっかりとした日本語で使えます。
プリインストールアプリケーション以下のとおり。

XiaomiとGoogle純正アプリ、それとNetflixやゲームなどもインストールされています。ただアプリはほとんどアンインストールもできるので、不必要ならアプリはもっと減らせます。

ベンチマークと使用感

SoC(CPU)にMediaTek Dimensity 700 オクタコア 2.2GHzを搭載しているPOCO M3 Proをベンチマークでテストしてみました。
AnTuTu v9.1.6ベンチマークでは、約33万点という好結果。

動作も普通に軽快で、よほど重いゲームでもしない限りサクサク動作。カメラ、ブラウザなど高級機と遜色なく動きます。

カメラ

48MP+2MP+2MPのトリプルカメラを使って撮影してみました。

以下は作例です。(クリックすると大きく見ることができます。容量が大きいのでモバイルの方はご注意を。)

撮影モードはHDR/AIカメラをオンにしています。

上段は風景写真。左は公園の風景ですが、メリハリのある写真で、見た目より強く補正が利いています。右は大型客船飛鳥Ⅱ。これも白潰れや飛びもなく、細部まで綺麗に撮れてます。

中段は草花を撮影しましたが、AIの調整が良いのか充分綺麗に撮れています。

下段の左はポートレート。さっと撮った割には違和感が無いボケ感を出してくれています。右は接写で、若干輪郭がぼやけていますが、葉のうぶ毛感も出て居ますしまずまず悪くない。

全体的に及第点以上で、「本当に2万円そこそこのスマホなのか」と疑いたくなるレベル。スマホカメラは画素数だけでは測れないという典型みたいな例ですね。上位機種ほどの美麗さまではないけど、旅先とかで家族写真撮っても全然OKなレベルはあります。お値段考えたらこれは凄い事です。

レビューまとめ

POCO M3 Proを1ヶ月使った印象としては、過不足無いレベルのCPUパワーとメモリ、ストレージを備えた低価格機という使う前のイメージはそのままに、ちゃんと違和感無く使えるカメラや指紋認証、そしてなにより人に見せたいレベルのデザインに惚れています。
購入前はイエローと悩みましたが、このブルーの色合いはさすがで、クリアカバー着けて裏面にして置いておくという癖が付くぐらい。

価格は2万円強で、いまでこそPOCO X3 Proがほぼ同価格まで下がってきたのでパワフルさという面では負けてしまいますが、M3 Proも充分ハイコスパスマホです。X3 Proは重いしデザインも今ひとつ気に入らない、そしてCPUパワーもほどほどでいいならM3 Proもオススメです。

価格

Banggoodでの価格は、4GB+64GB版が約2.5万円、6GB+128GB版が約2.4万円でセールとスペックx価格の逆転現象が起きています。(記事作成時点の価格)

日本への配送は300円ちょいと格安です。

Banggood販売ページ : 4GB+64GB版 / 6GB+128GB版

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