SONYのフラッグシップスマートフォン『XPERIA XZ1』のレビュー後編です。
今回は日本語化やストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、外に持ち出して先々代のXPERIA XZとカメラの実力を試してみました。
前回のレビューはこちら。
プリインストールアプリケーション
プリインストールアプリケーション一覧です。SIMフリー版のXPERIA XZ1ですから、キャリアアプリは当然一切入らないので国内版と比べたらすっきりしているはずです。
ストレージ使用量とシステム
今回使用しているXPERIA XZ1は、64GBストレージの搭載しています。
実際のストレージ使用量は10.56GBで、空きは50GB程度あります。microSDも使えるので容量としては余裕です。
またOSはAndroid 8.0のOreoです。認証も確認しましたが技適はありませんね。
AnTuTuベンチマーク結果
XZsやXZからスペック的に1番進化したのがSoC(CPU)でしょう。ということでSnapdragon 835 オクタコア の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
もうちょいで17万点というところ。これだけのスコアであれば何も言うことありませんね。ゲームもダービースタリオンマスターズや白猫プロジェクトをやってみましたが重いとかもっさりという印象は皆無です。
※参考スコア
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Xiaomi Mi MIX2 | Snapdragon835 | 179828 |
Galaxy Note8 | Exynos 8895 | 177633 |
XPERIA XZ1 | Snapdragon835 | 169147 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ1 Compact | Snapdragon835 | 154076 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
ZenFone4 Selfie Pro | Snapdragon 625 | 66318 |
DOOGEE S60 | Mediatek Helio P25 | 63622 |
XPERIA XA1 Ultra | Mediatek Helio P20 | 62428 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
NOMU S30 | Mediatek Helio P10 | 53722 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
OUKITEL K6000 Plus | MediaTek MTK6750T | 44129 |
DOOGEE BL5000 | MediaTek MTK6750T | 44122 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
カメラテスト
XZ1を外に持ち出してカメラで撮影してみました。比較対象は先々代のXPERIA XZです。
まずは公園で色がたくさんある中で撮ってみました。
[twenty20 img1=”31743″ img2=”31750″ offset=”0.5″]こうしてみると間違い探しのような感じで違いがあまり分かりません。ただよく見ると全体的に色彩の明暗が強くなっています(よりはっきりとした色合いに)。空の色も比べればXZのほうが白っぽいかなぁという感じで、XZ1はブルーが映えています。
次の街中のビル。この日は雨が降る前の曇天でした。
[twenty20 img1=”31744″ img2=”31745″ offset=”0.5″]XZ1のほうが曇天ぐあいが良く撮れているのですが、絵的には暗め。XZは全体としてはより明るく撮れているのですが、雲とかは明るくしすぎて雨雲さが消えてしまっています。どちらがいいのか判断難しいのですが、忠実に再現しているのでXZ1のほうですね。
全体的に、こうやって比較しないと分からないレベルの写真ですし、どちらもスナップでとる写真としては不満が無いレベルです。全部おまかせオートで撮っているので不満があればモードを変えて撮れば良いですしね。
スピーカー音質向上&NFC位置改善
XZ1はXZs/XZと同様にフロントデュアルスピーカー搭載ですが、音量で50%upしています。ということでまたもやXZと聞き比べてみました。
私は音にこだわりがある方ではありませんが、それでも二つを同じ音源で聞き比べてみると「ああXZ1のほうがクリアな音だな」と分かります。これもカメラと同じでXZが悪いという意味ではなく、XZでも単体では不満が無いレベルで「いい音」なんです。しかし聞き比べると「確かにXZ1のほうがいいね」と分かる。それでも抜群にいいかと言われると微妙ですが、着実な進化は感じます。
また細かいところですが、NFCの位置が改善されています。XZ、XZsはフロント側のカメラ横で、おさいふケータイを利用する方はディスプレイ面をタッチするという抵抗感があったのですが、XZ1では背面上部に移動しています。海外SIMフリー機で、おさいふケータイは使えない為、私はあまりメリットないのですが、キャリア版を使う方にはメリットは大きい変更ですね。
総括
私の場合、XZからの乗り換えでしたが、本体が0.7mm薄型化されたり、フロントデュアルスピーカーの音量(というか音質も)より改善されていたりと、意外と手に持って使ってみて「ああ良くなっているな」と感じる部分は多かった気がします。ぱっと見デザインがキーコンセプトでコンサバなんで、あまり期待していなかったという点もあります。
ですが万人が積極的に乗り換えるべきかというと、やや微妙かなという差ですね。特にXZに不満が無い限りはスペック差以外は「改善」レベルです。ですが、SoCがSnapdragon835になり、性能的な向上を求めているなら効果は絶大でしょう。特に快適にゲームもしたいけど防水も必要ということになると、XPERIA XZシリーズは強力な選択肢になります。価格的にも600ドル強程度で、10万円近くするGalaxy/iPhoneシリーズまで金を出したくない方にとっても充分コスパに優れた端末です。
価格
価格はETORENでは615ドルです。(ETORENの場合は輸入消費税込み)
但し価格は為替とセールで随時変更となりますので、最新価格はETORENでご確認ください。
・ETOREN販売ページ: Sony Xperia XZ1 G8342 Dual SIM 64GB
ETORENだと輸入消費税がかからない(価格に含まれている)ので助かります。その上、日本人スタッフ対応や、修理の際は国内の拠点に送るだけでいいなどのメリットがあり、サービスと総額のトータルで見るとETORENがオススメです。ETORENはFedExで配送されるのですが、配送後はほぼ中一日で届き、輸入している感覚が薄くなるほど迅速です。(当方関東地方)
ETORENについての細かい点は下記紹介記事をご覧下さい。
関連サイト
・紹介記事: 海外ガジェット通販『ETOREN』は輸入が楽に!日本人スタッフ対応~保証まで万全
・ETORENトップページ :海外最新商品をいち早くお届け!【Etoren.com】