CHUWIは最近グローバル戦略になり、ラスベガスで開催されているCES 2018に出展したり、クラウドファンディングしたりと多角的な活躍を見せています。
廉価な中華タブ/PCを出しているメーカーというイメージを払拭して、もう一段成長したいということでしょうが、以前を知っている身としてはやや寂しいところもあります。
とはいえ、そういうチャレンジがあるからこそ、低価格のものも質が高くなる(上を知って、上のブランドと戦うから負けないためにはハイクオリティ+コスパの良さが勝負)でしょうし、とうとう発売されたCHUWI Hi9はそういったチャレンジの雰囲気が出ているようにも見えます。
そうしたCHUWIの今年を示す5製品の発売が予告されています。
CHUWI CoreBookは128GB SSD化決定
Indiegogoでクラウドファンディング中のCoreBookですが、200Kドルの出資達成を軽々とこなし、予告していたストレージ仕様変更でeMMCからSSDになりました。
Core m 7Y30,8GB RAM、128GB SSDという構成で13.3インチフルHDのディスプレイを持った2in1タブレットで459ドル(キーボード、スタイラスペンセット)なら、充分安いです。出資はあと3日間(1/15まで)なので、欲しい方は急ぎましょう。
CHUWI Hi9
CHUWI Hi9は先日発売になったばかりの製品。8.4インチのタブレットで、2560×1600の2K解像度ディスプレイ、それにOGS、HDRにも対応しています。
このクラスでHDRに対応したタブレットは少ないので、写真や美しい動画を見る方にはうってつけ。
SoC(CPU)はMediaTek MTK8173で、コンパクトなミドルレンジタブレットとなっています。凄いのは価格で、180ドル程度とリーズナブルです。
CHUWI Hi9 Air
また実はHi9の兄貴分としてHi9 Airという機種も発売予定で、こちらは10.8インチで1920×1280の3:2アスペクト比のタブレットになるようです。
Hi9はmicroUSBでちょっとがっかりしたのですが、こちらの画像を見る限りUSB Type-Cっぽいので、使い勝手は良さそうです。
GBox Pro
GBox Proという名のコンパクトPC。CHUWIはmini PCの分野にも製品を投入していくようです。
第8世代のCore i5が搭載され、高速なHBM2メモリに対応したGPUを搭載できます。まだ細かいスペックが分からないのでなんとも言えませんが、GPU次第ではゲーミングPCにもなりそう。デザイン的にも洗練されています。外観に関しては以下動画が参考になります。(CES2018の模様)
SurBook Pro
昨年発売されたSurBookですが、更にリファインされて、SurBook Proとして発売を予定しています。IntelのGemini Lake世代のCPUを搭載する新機種となります。
デザイン上の違いはあまり無さそうですが、CHUWIの情報だと、Proと名が付くのにディスプレイはスペックダウンしそうです。12インチ(SurBookは12.3インチ) 3:2アスペクト比、ディスプレイ解像度は2160×1440(SurBookは2736×1824)と、微妙に小さくなり解像度もダウンしています。RAMも6GBから4GBに減っています。
恐らくこれはSurBookが高すぎた為だと思われ、オーバースペックな部分は削ってもう少しリーズナブルな価格で出したいという意思なのかなと勝手に思っています。SurBookはSurface Proっぽいデザインで素晴らしいのですが、Celeron N3450機で4.7万円程度という価格はやや高いと思いますので、できれば3万円台で販売して欲しいところです。