新素材グラフェンが民生品化で一気に普及モードに!?

以前、グラフェンという新素材を使ったネックピローのレビューを掲載させて頂きました。

そのメーカーさんよりグラフェン界隈のニュースを書いてくれと言われたので、書いているのですが、そのままだとちょっと面白くないので、グラフェンについて少し掘り下げてみました。(以下は先日行われたインターナショナルグラフェンアワードinChinaの様子。先進技術の取り入れを真っ先に行う中国らしい取り組み)

グラフェンの効果

グラフェンというのは、以下のようなフィルム型の素子で、いま実用化されているものは、電気を通す事で遠赤外線を放出する仕組みです。USBの5V程度の低電圧でも45℃ぐらいまでは発熱できるようになっていて、温度自体もコントロールが可能。

これが何に使われるのかというと、ヘルスケア分野。以前レビューしたネックピローは首を温める事で、首周辺の筋肉が動き安くなり血液の循環が良くなります。肩こりや冷え性の改善も期待できます。よくマッサージなどでも首の後ろに熱いタオルが置かれるのと同じような効果というわけです。

グラフェンの低電圧、薄型という利点は、ネックピローだけでなく、遠赤外線で温める事で効果があるのであれば、今後は様々な形で製品化されていくでしょう。既にアイマスクや単純に首の後ろを温めるデバイスが製品化されていて私も今後レビュー予定です。アイマスクは蒸気のホットタイプがありますが、何度も再利用ができるグラフェンのアイマスクとかは便利そうですよね。

こうしたデバイスは5VのUSBで活用されていますが、実際にはナノテクとかウェアラブルデバイスと相性が良く、より低電圧下で動作、、、例えば体内電気で動くようになる神のデバイスと呼ばれています。熱の伝導性や電気の通りの良さ(金属より電気の通りがいい)もあり、次世代の半導体の素材にもなると言われています。

欠点は量産化という点でしたが、簡易的な利用方法とは言えこのように民生品が売り出され始め、今後より身近な素材になっていくのかもしれません。

 

 

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