忘れ物防止タグ「Tile Pro」「Tile Slim」 スマートトラッカー使ってみた! 難しい事考えず付けとくだけと簡単で自分や子供の忘れ物に音とアプリで探せる便利アイテム

「あれどこ行った?」「あんたどこに忘れてきたの?」など生きていれば避けられないのが忘れ物。

そんなとき最近はスマートタグがあるので便利です。

今回はそんなスマートタグ「Tile Pro」と「Tile Slim」をレビューしていきます。
我が家の娘は本当にずぼらというか忘れ物女王というか、酷いんですよね。1本1万円する鍵を無くすの数回、財布紛失もあるし、部活のカバン毎「どっかいったんだよね」と大騒ぎするのは日常茶飯事。

心配であれば、やっぱりこういうの付けるべきですね。

Tile ProとTile Slimの特徴

Tileシリーズは、累計利用者2000万人を超える、Android/iOS両対応のスマートタグ。

スマートタグは、鍵、財布、バッグなど、大切なものに取り付けて、紛失時にスマートフォンアプリから音を鳴らして見つけたり、最後に確認された場所を地図で確認したりできる小型のBluetoothトラッカーです。

Tileには4タイプの製品があり、Mateが一般的なスマートタグ。ProはMateのバッテリー交換が可能なタイプ。
MateがBluetoothで105mの範囲で接続出来るのに対して、Proは150mと約1.5倍となっています。

またカードサイズのSlimと、磁石でくっつくStickerがあります。

MateとProはカラビナ等で何かに引っかけて置くタイプですが、Slimは財布、Stickerは例えば車や自転車などに着けておくと、いま自分の車や自転車がどこに居るかが分かるようになっています。

電池寿命はだいたい3年と言われていて、バッテリー交換可能なPro以外は使い切りとなります。

Tileは自分のスマホと繋がるだけでなく、他のTile製品とも裏で繋がり、どの場所にいるかを特定します。
またTileアクセスポイントというものが駅などにも設置されていて、近くを通過するだけで、クラウド経由で位置の特定もしている為、人が多い場所ほど位置が把握しやすい。反面人が少ない場所(アウトドアで山中に行ったりする場合)は位置把握は、自分のスマホ範囲から離れたところを記録するだけとなる。それでも忘れ物防止タグとしては充分機能します。

そして全ての製品で、音による場所の特定、逆にTile製品側でボタンを2回押すとスマホから音を鳴らす事もできます。
アプリではTileとLife360が使え、Life360を使うとより詳細にマップで場所を確認可能です。

機能 Tile Pro(2024年) Tile Slim(2024年)
寸法(高さx幅x奥行) 52.1 x 34.0 x 7.6 mm 2.5 x 53.3 x 86.4 mm
重量 11.9 グラム 13.9 グラム
バッテリー ユーザー交換可能な CR2032(約1年) 交換不可(約3年)
Bluetooth範囲 最大約150メートル 最大約105メートル
防水性能 IP68 IP68
音量 タイル Mateより小さく、AirTag & SmartTag 2より大きい タイル Proより大きく、AirTag & SmartTag 2より大きい
取り付けオプション キーリング穴 財布、ラゲッジタグ向けデザイン
SOSアラート あり(Life360アプリ経由) なし

※Life360様よりお借りしてのレビューです。

外観

左がTile Slim、右がTile Proです。

Slimはカード型、Proは電池交換が可能なタイプ。

こちらかTile Pro。至ってただのキーホルダーみたいな形で、超小型です。大きさ的には車のキーぐらい。
真ん中がボタンになっていて、2回押しでスマホを呼びだしたりできます。

Tile Slimはこのようにカード型。同じようにボタンがあり、2回押しでスマホ呼び出し、3回でSOSモードが可能です。

Tile Proは電池交換が可能

Tileシリーズで唯一電池交換ができるTile Proですが、電池交換は工具レスで簡単。

裏蓋は指で簡単に取り外し可能です。電池はCR2032で100均でも売っているものなので、容易に手に入りますね。

2つのアプリを使う

あとはアプリと連動させれば、持ち歩くだけと使い方は簡単。

アプリは、TileLife360があり、それぞれiOS/Google Playで検索してインストールします。
*ちなみになぜ2つのアプリがあるかと言うと、TileとLife360が経営統合したためです。

なお、Life360もインストールすると、Tile Pro/SlimなどのTileシリーズ全てで、本体にあるボタンを3回連続で押すとSOSモードになり、ユーザーに知らせる事ができます。

無くしたくないものに取り付け/入れておくだけ

Tile Proであれば、車や家の鍵のキーチェーンに付ければ「あれどこいったっけ」というのも簡単に見つかります。

カバンに取り付けてもいいでしょうね。IP68防水の為、突然の雨だけでなく水中にどぼんとしてもOKレベル。だからカバンの外側でも大丈夫。

Tile Slimはカード型の為、お財布に入れるのが良いでしょうね。

Tileアプリだとこのように表示され、無くした際に地図で探せます。

自宅内などでは音とアプリで探せる

音を鳴らして探す事も可能で、例えば家の中とかだとTileデバイスに音を鳴らして、それに近づくとこのようにシグナル強度で近づいている事が分かります。音も大きいので宅内なら、大抵は見つかるはず。

うちの娘(忘れ物女王)は、毎朝あれどこいったを繰り返すのですが、お財布に入れておいたTile Slimが活躍してくれて、朝「財布財布どこだ!」というので、アプリから音を鳴らして見つける事ができました。「学校に持ってくもの全てに付けたい」とかふざけた事言ってましたが、できるだけ重要なものに絞って付ける必要はありますね。

Life360アプリならより詳細に分かる

TileもLife360も使い方はほぼ一緒。ただLife360のほうがリアルタイム性が高いのか、Tile製品が移動しているのまで分かるようになっています。

また、以下(左から3つ目)は私が出張時にホテルに財布を忘れてきたものですが、ちょっとした出先で「あれっ?財布どこだ?」ってなっても、「ああホテルにあるのか」と分かれば安心です。

一番左は、娘が前日に鍵を学校に忘れた時、私の鍵を臨時で貸し出したのですが、電車で帰宅している時に地図を開いたら、ちょこちょこと移動しているのがわかるぐらいでした。(恐らくたくさんの人が使っている場所だからかと)

まとめ

Tile Slim、Tile Proの2製品を1ヶ月程度使ってきましたが、娘は既に2回ほど財布忘れで「どこいった?」を可視化でき助かっています。私もホテルと出先で忘れ物1回助かりました。

都度「あ、アプリで見れば、、、あった! 良かった」となっており、こうして体感して見ると、意外とスマートトラッカーのお世話になる機会が多いと思いました。

プラス面
・4000-5000円台と手頃な安さ
・カバンや財布に入れておくだけという簡単な使い方
・家の中でも外でも探せるし、音も出してだいたいの方向が分かるのは便利
マイナス面
・Tile Slimは使い切り(Time Proは電池交換可)
・アプリが2個あるのは不便

特にお子さんが居るご家庭であれば、ずぼらな子供の管理体制をIoT可できるので、安心感が増します。財布とかスマホとか、ゲーム機とか、リュック等、「無くさないでよ!」と言い聞かせても無くしてくるようなものには着けておくと安心です。

価格的にも実売4000円~5000円程度と安く、とりあえずお試しで使ってみたいという方にも良い金額です。

価格

Tile Slim、Tile Proは、楽天、Amazon等で発売されています。
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