11インチ 2.5K解像度ディスプレイにSnapdragon870を搭載した「vivo Pad」タブレットをBanggoodで購入してみました。
vivo Padの主な特徴
ディスプレイは11.0インチで、解像度はWQHD+ 2560×1600の2.5Kと高精細。
このクラスではよくあるAMOLEDディスプレイではなくIPSです。
リフレッシュレートは120Hzあり、一般的なタブレット/スマートフォンの2倍でハイエンドスマホレベルにあります。
SoC(CPU)はSnapdragon 870でクロックは最大 2.96GHz 。
AnTuTuベンチマーク(v9)では70万点前後を叩き出すハイエンド機で、vivo Padも同様のスコアは期待できます。
メモリは8GBでタブレットとしては容量大きめ。
ストレージは128GB/256GBの2タイプあり、UFS3.1とこちらも高速。
但しmicroSDには非対応。
バッテリーは8040mAhと大容量で、急速充電は44WのPD充電が可能で、0→100%の満充電まで90分程度と高速充電が可能です。
重量は489gで、同じ11インチで軽量なXiaomi Pad5 Proの515gより26gも軽量。
薄さも際立っていて6.55mmです。Xiaomi Pad5が6.85mmで0.35mm薄く、iPad Proは6.4mmなのでほぼ同じです。
専用ドッキングキーボードと接続すればPCライクに使用可能。
主要スペック
製品名 | vivo Pad |
ディスプレイ | 11.0インチ WQHD+ 2560×1600 IPS リフレッシュレート 120Hz タッチサンプリングレート 120Hz |
CPU | Qualcomm Snapdragon 870 オクタコア3.2GHz |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB/256GB UFS3.1 |
OS | Android 12/OriginOS |
カメラ | フロント: 8MP バック : 13MP+8MP(112度広角) |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax Bluetooth V5.2 |
インターフェース | USB Type-C (3.1) |
バッテリー | 8040mAh / PD 44W急速充電 |
重量 | 489g |
サイズ | 253.15* 164.71*6.55mm |
その他 | 4スピーカー NFC イヤホンジャックなし |
同梱品
さっそく開梱していきます。
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器。
44Wの急速充電器は日本のコネクタ形状にあっているのでそのまま使える。
マニュアルは中国語のみです。vivo Padを買う方はマニュアルなんて要らんという人も多いと思いますのでそれほどマイナス面は無いと思いますけどね。
ディスプレイ
ディスプレイ面。10.5インチ 1920×1200 WUXGAの高解像度。普通に鮮明で美しいと言えるレベルです。
ディスプレイタイプとしてはIPSですが、AMOLEDディスプレイと遜色ないぐらい発色が綺麗で、言われなければ分からないぐらい美麗です。
その為電子書籍リーダーとして使えば雑誌も見開きで読め、文字も綺麗な為読みやすい。
Kindleを使って漫画リーダーとして使ってもとても快適です。私は普段Galaxy Z Fold3を愛用していますが、休日に漫画読むときはほぼvivo Padばかりを使っています。やはり漫画や雑誌といった電子書籍は10インチ以上が快適で、更に美しいディスプレイや、サクサク動作が組み合わされるとより満足度が高まりますね。
その他外観
縦持ちにした際の下部側面には2個のスピーカーとUSB Type-C端子があります。
右側には電源/ボリュームボタン。位置は結構上にあるので、縦持ちだとかなり押しづらいが、横持ちなら左上に来るので左手で押しやすくはなります。ただ個人的にはもう少し下だと押しやすいのになとは思いますね。このあたりはまだvivoにはタブレットの経験が不足しているのかなと感じます。
縦持ちして上部にはスピーカーが2つでトータル4スピーカーという事になります。
左側には何もありません。vivo PadにはSIMカードもmicroSDもないので、SIMトレイもなくスッキリとしています。なおイヤホンジャックもありません。プレーンなタブレットとしてだけの機能なら満足ですが、音ゲーもしたいとなるとイヤホンジャックは欲しかった所。もちろんUSB Type-C変換すれば解決はしますけど、やはりUSB Type-C端子とは別に欲しいというのが正直な所。
背面。下部にpogo pinがあり、オプションですが純正のキーボードを付ければPCライクに使うこともできます。
背面にはタブレットとしては珍しく13MP+8MP(112度広角)のダブルレンズ。ただ私はタブレットでそこまで画質の高いカメラを求めていない(というかタブレットで写真も動画も撮らない)ので、私のような人には無用の長物かも。フロントにも8MPカメラが付いていますし、オンライン会議/授業でカメラが必要なケースではフロント側は重宝するはずです。
背面の質感はよく、つるっとしていながらもホールド感もあり、また指紋が一切目立たないのも素晴らしい。
日本語対応は?標準アプリは?
Android12ベースののOriginOSは、セットアップ時は中国語か英語のみです。
CN(中国)版の為、このあたりは致し方ないところ。設定等も全て英語で、languageの項目で後から日本語化もできませんでした。調べた所、懐かしのMoreLocale2で日本語化は可能そうですが、設定項目自体はそれほど難しい単語ではないので今回はこのままに。但しGooglePlayも未導入の為、こちらは後ほどインストールします。
以下OriginOSの画面。プリインストールアプリは中国ベースの為あまり使うものはありませんが、そう多くないので邪魔というほどでもない。後ほどGooglePlayをインストールすれば見た目も自在に変えられます。
Google Playを導入する
グローバル版ではない端末で困るのはGooglePlayが無い点。今回は中華版の為、GooglePlayをインストールしていく必要があります。
ただそれほど手間ではないので大丈夫。
apkpureにアクセスしてGooglePlayをダウンロード
apkpureからGooglePlayをダウンロードします。
これはvivoに限った事ではなく、GooglePlayが未インストール端末に使える方法で、現時点ではこれが最も簡単な方法となるでしょう。apkpureは日本語化もされているので、非常に使いやすいです。
まずはapkpureに端末からアクセス。
検索をタッチして、GooglePlayと検索すると、すぐに「Google Play Store」が見つかるので、ダウンロードをタッチします。
GooglePlayをインストール
あとはダウンロードしたファイルを、ファイル系アプリで開き、画面の指示に従ってインストールするだけ。
これでGooglePlayストアが使えるようになり、Googleアカウントを追加すれば問題無く好きなアプリをインストールする事が出来るようになります。
以前はvivoアカウントが必要という話もありましたが、私の場合はvivoアカウントを未作成でもダウンロード/インストールが可能でした。
ベンチマーク結果
搭載されているSnapdragon870 CPUの実力ベンチマークで試してみました。
以下AnTuTu Ver9のスコアです。
722291点とAndroidタブレットのハイエンドらしいスコアです。
スマホ界のトップエンドであるSnapdragon8 Gen1は100万点、ローエンドでも20万点ぐらいが一般的です。OSやコンテンツは年々リッチになっていっていますが、何年もタブレットを快適に使いたいなら、Snapdragon870のスコアは心強い。
実際あらゆる動作は快適そのもので、動画/ネット閲覧は余裕でサクサク。ゲームもウマ娘プリティーダービーは快適に動作しました。
薄く軽い
6.55mmの厚みはスマホではあり得ないほどのレベルにあります。iPhone13ですら7.65mmです。
更に11インチとしては489gと超軽量。11インチのiPad Proが466gですからそれよりは若干重いものの、薄さと相まって持ちやすく軽いのが突出しています。片手で雑誌リーダーとして使っても普通に読めちゃうし、苦にならない。
。
動画はHD画質に対応しているか?
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴も主な利用シーン。
4スピーカーなので迫力もある程度あり、ネトフリみまくるのも捗ります。
ただ中華タブではNetflixやAmazon Prime VideoもSD以上の高画質が選べないなんてこともしばしばですが、vivo Padはどうでしょうか?
NetflixでみるとWidevineがL1でHD画質です。
Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021やXiaomi Pad5もL1まで対応していますが、vivo Padも大丈夫です。HD画質を堪能できます。
まとめと価格
ここまでレビューに書いてきたように、11インチ2.5K解像度ディスプレイは美麗だし、Snapdragon870搭載でサクサク快適だし、4スピーカー、ネトフリ等でちゃんとHD画質になる点、489g/6.55mmの薄型軽量と全てが快適そのもの。
使いづらい/面倒と感じたのはやはり中華版である点で、英語になる点とGooglePlay未インストールであること。
GooglePlayは最初だけでそれで終わりですし私は英語でもそれほど不便/不満ではないですが、人によってはこうしたことは煩わしく思う人も要るでしょう。
vivo Padは8GB+128GB版 / 8GB+256GB版 があり、8GB+128GB版は6万円台。
ライバルのXiaomi Pad5 Pro、Lenovo XiaoXin Pad Pro 2021あたりは価格帯も近く、全体的に遜色なくどれを選べばいいか悩ましいところです。ただグローバル版があるという点でXiaoXin Pad ProやXiaomi Pad5 Proは一歩前にいる感じです。ただXiaomi/Lenovoといったノウハウたっぷりのメーカーと比しても遜色ないレベルにあるvivo Padはほんと良く出来てると思いますね。背面カメラやNFC対応などスマホメーカーらしい拘りをタブレットにも求めるならvivo Padは良い選択肢になると思います。
クーポンもBanggoodでは出ていますので、より安く購入が可能です。
8GB+128GB版 434.99ドルクーポンコード : BGJPVP128 *約6万円
8GB+256GB版 499.99ドルクーポンコード : BGJPVP256 *約6.8万円
vivo Pad : 8GB+128GB版 / 8GB+256GB版 / 専用キーボード / スタイラスペン
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