リビングTVの買い替えは4K?2K?どれを選ぶべきかヤマダ電機で情報収集してみた

いやー参りました。自宅のリビングのテレビが壊れました・・・

リビングTVは46インチのシャープのAQUOSなのですが、TVを見ていたら突然画像が乱れ、こんな状態に。
aquos_trouble
全く前触れがないからちょいビビリましたが、「放電とかリセットすれば治るんでないの?」と甘い考えがあり、シャープHPのトラブルシューティングを見ると、「電源ボタンを長押しで5秒、その後電源再投入してください。ダメならコンセント抜いてもう一度入れなおして」と書いてあるので実施してみました。

が・・・

やっぱり治らない。いやそれどころか、画面表示もなくなり、音声だけになってしまった。

電源切って暫く放置して、再度電源を入れなおすと・・・
aquos_trouble2
点いた!

が・・・・

5分位すると今度は勝手に電源が落ち、電源ランプ点滅でエラーコードを発している。
調べるがどうもご臨終のよう。

かれこれ10年近く使ってきたわけですから、よく持った方です。お疲れ様でした。

と感傷的になっている余裕も無く、
かみさんからは「テレビ~無いと困る~。夜の旅番組が楽しみなのにぃー」
娘からは「えー!朝のZip!が見れないのー。Zip!deポン!が毎朝の楽しみなのに~」
とクレーム。これを俺に言われてもなぁー

てなわけで仕方なく、TVの選定に入ります。

まずは条件設定と評判調査

もちろん予算枠があります。はい。
だいたい10万円かなーと概算ですが言ってみると、嫁からOKがでましたので、10万円近辺で探す事に。

ただせっかく買う以上は、失敗したくないので、何がキーなのか調べて見ると、
「4Kにするか2Kにするか?」が第一のキー。
第二のキーは「倍速液晶かどうか」のようです。

まず、大きな境目として、4Kか2Kかという問題。2Kは普通のFullハイビジョン。
4Kは今話題の高解像度テレビで、高級路線です。ただ昨今は比較的安くなってきているので手が届くかもしれない。

そして倍速液晶かどうかですが、これが結構重要。動きの早い動画を見たりしていると、残像感が出る。実は今まで使用していたTVが残像感ありありで、競馬とかサッカーとか見ていると、少し気になっていたんですよ。
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出典 : シャープHPより

ただ4Kであればほぼ4倍速あたりまで対応しているので問題ない。問題を2Kを選択した場合、この倍速液晶対応かどうかが鍵になりそう。

そして価格.comやamazon等で評判を見てみましたが、なかなかこれが難しい。
賛否あって、だいたいのTVは総じて大丈夫そうなものの、「いや画質が・・」「音がこもる」「値段の割に・・・」みたいな事が多く書いてあって、どうもこれらのコメントが私の中でしっくりと来ないのもあり、結局は「一度見に行って考えるか」となりました。

画質や操作性は各社様々だし、こればっかりは一度試してみないとなんとも言えないからね。
それにリビングに置くものだし、かみさんのデザインセンス的なものもあるしね。

ヤマダ電機で聞いてみた

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ヤマダ電機は、いままでやる気がある店とない店がはっきりしていて、「外れたら嫌だな」と思いながら行ったのですが、今回は超アタリの店員さんに巡りあえ、勉強になりました。

かみさんの希望も加味して、条件は以下として、いろいろと質問してみました。

・予算10万円前後
・サイズ : 55-60インチ
・チャンネルの切り替えが速いもの
・スピーカーの音がこもらないもの

10万円前後でオススメはある?

「もちろんあります。ただこれからTVを買い換えるのなら4Kがオススメ。2020年の東京オリンピックに向けて、4Kのテレビ放送が次第に増えていくはずです。この時「ああ4K放送が流行ってきたから見たいなー」と思っても2Kのテレビでは、4K放送をダウンコンバートしないという規格の為見れないからです。ただ10万円の4Kテレビというのは、ちょっと難しいですね。15万円くらいがボーダーで、55型くらいでしたら可能性はあります。」
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参考 : http://toyokeizai.net/articles/-/40379?page=2
上の4K/8Kテレビ放送のロードマップ見ても、地デジが4K化されることはないようで、あくまでCS/BSが対応していくようですから、「どうしても4K」という縛りは無いかなと。
ま、せっかく買うのだし、「今まで持っていたTVと同等」よりは4Kという綺麗なTVは欲しい。ま、この時点ではあくまで希望ですけどね。

55インチから60インチはオススメ?

「今まで46インチを使われていたのなら、50-60インチへの切り替えはおすすめです。10年前のテレビとは比較にならないくらい今は映像が綺麗なので、画面が大きくなったほうがより綺麗さを体感しやすいです。ベゼル幅も最近は極小が多いので、画面は大きくなっても、全体としてのサイズ感が小さくなりつつありますから、同サイズを購入すると、買い替えたのにリビングが小さく見えるなど見た目の存在感が違ってきちゃいますよ」
なるほどね~。それはあるかも。我が家の46インチAQUOSはサイドにスピーカーがどっしりと付いているので、今のテレビだと二回りくらいでかくてもOkそうです。
なので狙いとしては、55-60インチあたりで正解かも知れない。

チャンネル切り替えが速いものは?

「ソニー以外ならなんでもOKです」「ソニーは必ずワンクッション入り、今ひとつです。内部も進化してなくて、5年前の基板のままなんじゃないかというくらいコストダウンに必死な感じで、あまりオススメできない。インターフェースも良く言えば普遍的ですが、悪く言えば進化が無い。パナ・東芝・シャープなどは必死に毎年内部改善をしているのと比べると、いまいちです。ただやはり使い勝手とかは”お好み”ですから、ソニーが好きなら全然問題ないんですけどね。」
そう言われて、いろいろと各社のテレビのチャンネル切り替えを試してみましたが、店員さんの言うとおり。
気持よく切り替えられて、画面表示なんかもいいなぁーと思ったのはシャープでした。

画質の面で各社差があるか?

「もちろん色合いの特徴はありますし、これは機種によっても差が出ていて「このメーカーの色が良いですよ」というよりは、「この世代の機種はいい色だしている」という感じですね。ですから今販売しているこのテレビの中ではどれがいいかはお好みですけど、私的にはシャープかソニーです。」
これも確かにって感じ。見た目で東芝とパナは少し白っちゃけていて敬遠することに。

LGとか安いものあるけど実際どうなの?

「パネルを自社で作っているから安いというメリットがありますが、それはシャープでも同じことなんですね。で、LGの製品がじゃあ良いかというと、正直微妙です。静止画は綺麗です。ただ動画はちょっとシャープや日本製と比べると差がついちゃうくらい残像感が残ります。大きな声では言えませんが、LGのTVをAQUOSやBRAVIAと並べないのはその為です。一発で違いがわかるので・・・。だからうちでは動画再生してなくて、画像のスライドショーにしてあります。安いテレビという価格だけでLG一択で指名される方もおられますので・・・」
実はこの段階でAQUOSと同じ動画にしてもらい、見比べると確かに残像感が・・・

スピーカーの音がこもるとかよく聞くけど実際どうなの?

「そうなんですよ。最近のTVはベゼルを細く、フォルムを小さくするために、テレビ周りにスピーカーを置かないんですね。で、どこにあるかと言うと、画面の下です。ですから音がした方向に行くので音がこもるというわけです。ではどうするかというと、音に拘る人はサブウーハー付けたり、別売りのスピーカーを買って取り付けます。+3万円くらいです。今の売っているTVの中では、シャープのAQUOSだけが画面下部に前面向きのスピーカーがあります。凄くいい音というわけではないですが、前面に音を出しますので音がこもらない仕様です。」店内だとなかなか音のこもり具合は分からないのですが、少なくともシャープのAQUOSは聞き取りやすい音かなと感じた。

予算範囲は少し外したとしてもオススメはある?

「私の個人的なオススメは、シャープのLC-60XL20です。60インチが大きいなら52インチもあります。これが素晴らしいのが、2Kなんですが、4Kを擬似表示できる点です。しかも擬似とは言え、見た目4Kとほとんど遜色ない画質なんです。それに黒がめちゃくちゃ綺麗です。これ、「N-Blackパネル」と言うのですが、同じAQUOSの4Kにはまだ搭載されていなくて、そちらは黒がまだ白っぽい。でもこのLC-60XL20は深い黒で画像がはっきりしているんです。4Kも表示できるから将来的に4K観たいなと思っても対応できるし、4Kじゃない放送でも綺麗で、2Kの中ではダントツに画質が良いです。この60インチの価格はすっごい頑張って値引きして16万円代。消費税入っちゃうと18万ジャストぐらいなんですが、4Kテレビ+60インチはこの値段では買えません。」
確かに画像は他の2Kよりダントツで綺麗でした。それに4Kの映像を見ても普通に4Kとして見えるくらい綺麗。画面に30cmくらいの距離まで近づいて見れば、確かに4Kに比べて1つの画素が荒く見えるのですが、1m以上離れたら全然分からないし、むしろこの2Kのほうが綺麗。かみさんと二人でプチ感動してしまいました。

結論

店員さんの熱意と経験、情報量、比較力が半端無くて凄く勉強になりました。
しかーーーし。
とりあえず保留です。なぜなら予算オーバーだから(T_T)
リビングテレビを買うのは緊急課題なのですが、さすがに当初予算の1.8倍である+8万円は難しいし、52インチにしてもまだ5万くらいはプラスになってしまう。
ということで一旦自宅に戻り予算会議と、再調査。

結果、店員さんの意見を大変参考にしつつ、その前のモデル+サイズを52インチに落として、10万円ちょいオーバーしましたが、こちらに決定しました~♪
AQUOS LC-52XL10
LC-52XL10
素晴らしい説明をしてくれた店員さん・・・ゴメンなさいm(__)m
XL10はヤマダ電機では売ってないし・・・という言い訳ですけど、やっぱりネットが安かったしね。
我が家の家計も苦しいんですよ・・・(;´д`)トホホ…

この『AQUOS LC-52XL10』は、店員さんが紹介してくれたXL20の前モデルで、4K相当表示が可能で、相変わらず2K最強の呼び声が高いテレビ。
ただ、2013年製で少し「大丈夫?」と言う懸念はあるが、予算枠の中で最大限の要求を満たす選択をしなければならないわけで、そこは製造年が多少古かろうがいいものはいいのだろうという結論に達しました。

2.1chフロントスピーカーも付いてますし、ある程度要求を満たしたテレビはコレしか無い。

まだモノが届いていないのですが、届き次第いろいろとレビューします。

※amazonのレビューもかなりの高得点評価

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