カメラやベンチマーク、電子書籍リーダーとしての性能は?6.44インチ『Xiaomi Mi Max2』 レビュー!

6.44インチスマートフォン『Xiaomi Mi Max2』のレビュー後編です。今回はストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してカメラの実力を試してみました。

前回のレビューはこちら。

地味ながら進化した6.44インチの大画面スマホ『Xiaomi Mi Max2』レビュー! 外観チェック編

日本語化はちょっと面倒

日本語ロケールは最初から入っていませんでした。というわけで定番アプリMoreLocale2で日本語化していくのですが、若干トラブルがあり、別途記事にしました。

Xiaomiスマートフォンを「MoreLocale2」で日本語化する方法とPermissionが与えられないときの対策

プリインストールアプリケーション

プリインストールアプリケーションはご覧の通りで、Xiaomi製のアプリとGoogle Playを含む基本アプリはインストールされています。Google関連アプリは以下の通り。

ストレージ使用量

今回使用しているのは64GBストレージを搭載するMi Max 2。実際のストレージ空き容量は54GBほどでした。microSDも使えますし容量としては余裕ですね。

AnTuTuベンチマーク結果

Snapdragon 625 Octa Core Max 2.0GHzの実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。

AnTuTuベンチマーク結果は61284点とミドルスペックレベル。ただ先代のMi Max(スナドラ650)が73643というスコアでしたらから性能的にはスペックダウンと取られても仕方ない。

ただ使用感はとしては初代と比べて遅いと感じる事は皆無です。OS上の操作、ネット、Google系基本アプリの動作などでもたつきを感じる事はありません。重いゲームはハイエンド端末じゃないと満足感は得られませんが、初代とMi Max 2のAnTuTuのスコア差1万点で違いがはっきりと分かる体感差はありません。ベンチマークのように数値化しない限り難しいと思います。

機種名 SoC(CPU) AnTuTuスコア
XPERIA XZ Premium Snapdragon835 164422
OnePlus 3T Snapdragon821 163834
Xiaomi Mi MIX Snapdragon821 153824
XPERIA XZ Snapdragon820 137776
HUAWEI P10 Plus Kirin960 136173
Galaxy S7 Exynos 8890 129310
Ulefone Gemini Pro MediaTek Helio X27 102112
HUAWEI P9 Kirin 955 89387
XPERIA X Compact Snapdragon650 77226
Xiaomi Mi MAX Snapdragon650 73643
Xiaomi Mi MAX2 Snapdragon625 61284
XPERIA XA1 Ultra Mediatek Helio P20 62428
HUAWEI honor 6x Kirin655 56936
XPERIA XA Ultra Mediatek Helio P10 49112
OUKITEL K6000 Plus MediaTek MTK6750T 44129
Elephone P8 mini MediaTek MTK6750T 43422
京セラTORQUE G02 Snapdragon 400 25586
SHARP AQUOS SH-RM02 Snapdragon 400 23516

カメラ

12MP(1200万画素)レンズを搭載しているMi Max 2。さっそく外に持ち出してテストしてみました。

丁度野球の試合があり綺麗なグランドに行けたので撮影してきました。

まずは風景写真。芝の鮮やかさ、澄みわたる空が綺麗に撮れています。HDRだけOnにしています。

以下はXPERIA XZ Premium。芝の色や空の色は実はこちらが肉眼に近く、比較的リアルな写真。Mi Max 2は鮮やかになるよう若干補正されている感じです。

次に近接写真。これもXZ Premiumと比較してみました。まずはMi Max 2。違和感無く綺麗に撮れています。以下はXZ Premium。こうして比較してみると、Mi Max 2は鮮やかではあるものの、若干葉っぱのあたりの輪郭がボケている印象。XZ Premiumはシャープではっきりとした写真が撮れています。

しかしXZ Premiumの価格を考えれば、3万円前後のMi Max 2のカメラは良く撮れていると言えます。

電子書籍リーダーはやはりデカい画面向き

6.44インチという画面サイズは、やはり電子書籍リーダー向きです。特に漫画は読みやすいし迫力もあります。

Kindleで漫画を読んでみましたが、横画面で見開き2ページを読むことができます。もちろん文字は小さめになりますし、迫力という面でも1画面で読んだ方が良いかなという気もしますが、布団に入って漫画読む際は、見開きでも読めるというのはページ移動が単純に半分になるので楽ちんです。

総括 : 地味だけどしっかり進化

初代Mi Maxとスペックだけで比較すると、ベンチマーク結果が物語っているように初代に負けています。重さも8g増してしまいました。しかし全体的な使用感としては相変わらず優れたファブレットであり、ネット検索、動画視聴、電子書籍といったデジタルライフを堪能する端末としては使い勝手がいい。

カメラも3万円という価格からするととても良く撮れるし、ゲームをあまりしない私からすると不満らしいものはほぼ無い。唯一あるとすればナビゲーションボタン周りのデザインぐらいで、できればZenfone 3 Ultraのようなホームボタン兼指紋認証を付けてくれると、Mi Max 2を机に置いたままロック解除ができて便利だろうという点ぐらい。(とは言えZenfone 3 Ultraは5万円程度の価格帯なので比較しても仕方ないし、あちらはボリュームボタンが背面というデメリットもある)

動画視聴にしても電子書籍リーダー(特に漫画リーダー)としても、6.44インチの大画面は一度使うと元に戻れない迫力と魅力がありますよ。

Xiaomi Mi Max 2の価格

記事作成時点の価格ですが、GearBest ではセール中で約3.2万円で販売中です。・GearBest 販売ページ:Xiaomi Mi Max 2 4G Phablet – GOLDEN

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・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.com買い方ガイド : 中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで

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