Xiaomiの3面狭額縁スマートフォン『Xiaomi Mi MIX2』のレビュー3回面で、最終回です。今回はストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してカメラの実力を試してみました。
前回、前々回のレビューはこちら。
【実機レビュー】docomo LTE B19対応 3面狭額縁スマホ『Xiaomi Mi MIX 2』ファースト・インプレッション
Xiaomi Mi MIX2にGoogle Playをインストールして、日本語を「MoreLocale2」で追加する方法
プリインストールアプリケーション
お借りしているMI MIX2はMIUI8.5でした。プリインストールアプリケーションは以下の通りで、ほぼXiaomi純正アプリで最小限レベルと言って良い内容です。それはGoogle Playすらインストールされていない為、Google純正アプリがないというのもあります。
※Google Playのインストール方法は前回レビューを参考にしてください。
ストレージ使用量
今回使用しているXiaomi Mi MIX2は、6GB RAM +64GBストレージ版です。
microSDスロットが無いので、ストレージ空き容量は気になるところですが、実際の空きは55.43GBでした。これでは足りないという方は、128GB/256GB版があるのでそちらを買う方が良いでしょうね。
AnTuTuベンチマーク結果
Snapdragon 835 オクタコア の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
当然の如くほぼ18万点です。これだけのスコアであれば何も言うことありませんね。実際、カメラ/ネットやその他アプリを使ってみても、もたつくことは皆無で、
これだけのスコアならスマホゲームがメインだという方でも満足感は高いと思います。
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Xiaomi Mi MIX2 | Snapdragon835 | 179828 |
Xiaomi Mi 6 | Snapdragon835 | 177488 |
XPERIA XZ Premium | Snapdragon835 | 164422 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
Elephone S7 | MediaTek Helio X25 | 100104 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
XPERIA XA1 Ultra | Mediatek Helio P20 | 62428 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
カメラテスト
近くの公園にXiaomi Mi MIX2を持ち出して写真を撮ってみました。
ある程度最高レベルに近いスマホカメラとしてGalaxy Note8をベンチマークとして比較してみました。
風景写真の比較。
[twenty20 img1=”30864″ img2=”30865″ offset=”0.5″]※真ん中のスライダーバーを動かすと、比較できます。
この時は曇り空で光量としてはやや少なめでしたが、Mi MIX2のほうが明るく撮れているのが分かると思います。ただ奥の方の森を見ると、明暗がはっきりついて深みがあるのはNote8のほうですね。
また多少近接の風景写真。これぐらいが一番多用される距離感だと思いますが、充分綺麗に撮れています。こちらも多少明るめに補正されています。
もちろんGalaxy Note8のようにデュアルカメラだと、このように味わい深い背景ぼけ気味の写真が簡単に撮れるわけで、このあたりはシングルカメラが太刀打ちできない部分です。
初代Mi MIXはカメラが多少残念な感じでしたが、Mi MIX2では、Note8とほぼ同等と言っても良く、充分実用的で不満の無いレベルにあると言えるでしょう。
SoftBank/Y!mobile系のSIMでは3Gが使えず通話ができない
コメント頂いたので確認しましたが、Y!mobile SIMいれて確認したところ、確かに通話できませんでした。
docomo系MVNO SIMでは問題無く通信・通話できるものの、Y!mobile SIMでは通信は可能ですが、通話はNGで、電話を掛けた瞬間に「CALL ENDED」で終話されてしまいます。
ちょっと調べると、ソフトバンク系のSIMだと3Gを掴まないらしく、これはXiaomi Mi 6でも同様の現象らしい。
解決方法はいまのところなく、テンポラリーソリューションとしては「VoLTEオプションの有効化」をするぐらいしか無いようです。Y!mobileでは「VoLTEオプション」というオプションがあり、それをSIM側で有効化することで、3Gではなく4Gで通話するようにすればいいというもの。根本解決にはなっていませんが、「通話ができればいい」というのであればとりあえず回避策になります。
申し込みはY!mobileの場合は、My Y!mobileアプリからここに載っている方法で手続きできるようです。
ただ私のMy Y!mobileアプリからは対象機種では無いためか、「VoLTEオプション」が表示されませんでした。ダメ元レベルですが、Y!mobileサポートか店舗で交渉すればできるのかもしれません。
*この件、解決策もしご存じであればお知らせ頂けるとうれしいです。→ MIUI9で改善するという情報頂きました。公式に上がっていないのでなんとも言えませんが、試せたら記事更新させて頂きます。
総括
良い点は、ハイエンド端末でAnTuTuベンチマークでも約18万点とゲームメインでもガツガツ使える点、そしてぱっと見で「お!」と思わせる魅力的な3面狭額縁デザイン、美しいセラミックボディの高級感でしょう。
マイナス面はあまりありませんが、最近のハイエンドとしてはコンサバなシングルカメラ、ホームボタンが無いので背面指紋認証センサーを嫌いな人にとってはマイナスです。また現時点ではGoogle Playのインストールと日本語化までの課程が多少手間で、買ってきてそのまま使えるわけではないのもやや面倒です。
このあたりは高スペックでデザイン優先に振った端末なので、ある意味割り切りがあり、そこは多少人を選ぶ面もあります。
それでも、Snapdragon835でRAM 6GBのハイスペックで最先端デザインであるにもかかわらず、クーポンやセールがあれば560ドル程度で買えてしまうのは凄いことです。
docomo系のLTE B19プラチナバンドにも対応していますし、日本で使うのは大きなメリットがあります。(ソフトバンク系のSIMはレビューしたように通話できないトラブルあり)
初代のMi MIXからすると、インパクトという面では多少スポイルされましたが、Mi MIX 2ではカメラの性能も明らかに初代よりは上ですし、5.99インチにサイズダウンし、実質的に5.5インチサイズとなり、持ちやすく使いやすい身近な存在になったと言えます。
Xiaomi Mi MIX 2の価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest では64GB版が569.99ドルでセール中です。
・GearBest 販売ページ: Xiaomi Mi Mix 2 4G Phablet 64GB ROM
GearBestの場合、クーポンも多数発行されています。クーポンの最新情報は下記記事にまとめてありますのでこちらも参考にしてください。
【8GB版459.99ドル~】3面狭額縁が更に進化!『Xiaomi Mi MIX 2』発表~5.99インチでスリムになり日本のプラチナバンドサポートもあり!
GearBestの送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月以上覚悟する必要があるので、オススメしません。ですがたった86円でPriority Lineという配送方法が選べ、こちらは5-9営業日で届きます。こちらを強くオススメします。Priority Lineは日本国内では佐川急便が配送してくれるので、DHLのように遠隔地料金も掛からないので安心できます。
GearBest での購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.com買い方ガイド : 中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで