実はいま使用しているGoogle nexus6からXPERIA C5 Ultraへの機種変更を考えています。
Expansysや1ShopMobile.comなどで輸入販売が始まり、少し気持ちが高ぶってきました(汗)
まぁそれだけではなく、Z5 Ultraが発売されない可能性が高まり、ちょっと落胆しているというのもあるのですが・・・
だからと言って簡単に
じゃあXPERIA C5 Ultraを買うぞ!
とは行かず、「まあ待て。いろいろと検討した上で。ちゃんと確認してみよう」
と言うことで、まずはスペック比較からやってみました。
XPERIA C5 Ultra vs Nexus6 スペック比較
XPERIA C5 Ultraはミッドレンジ、nexus6はハイエンド。
比べること自体むなしいものかもしれませんが比較しますよ。
製品 | Sony Xperia C5 Ultra | Google Nexus6 |
ディスプレイ | 6インチ 1,920×1,080 Full HD IPS液晶 |
5.96インチ 2,560×1,440 493ppi 有機EL液晶 |
CPU | MediaTek MT6752 (Coratex-A53) オクタコア 1.7GHz |
Snapdragon805 Quad Core 2.7 GHz |
RAM | 2GB | 3GB |
ROM | 16GB | 32GB/64GB |
OS | Android 5.0 Lollipop | Android 5.0 |
カメラ | 前面 1300万画素/ 背面 1300万画素 |
前面 200万画素/ 背面 1300万画素 |
バッテリー | 2930 mAh | 3220 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n Bluetooth 4.1, |
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0, NFC |
SIMスロット | nano SIM x1 | nano SIM x1 |
SDカード | microSD (最大200GB) | nano SIM x1 |
3G/ 4G(LTE) |
LTE band: 1(2100), 3(1800), 5(850), 7(2600), 8(900), 28(700), 40(2300) – E5553
3G bands HSDPA 850 / 900 / 1900 / 2100 – E5553 |
1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 9 / 19 / 20 / 28 / 41 |
サイズ | 縦164.2/幅79.6/厚み8.2 mm | 縦159.26/幅82.98/ 厚み10.06 mm |
重さ | 187g | 184g |
連続待受時間 | 約810時間(3G) / 約700時間(LTE) |
約330時間(LTE) |
価格 | 50,000円~60,000円 | 32GB版 75,170円 64GB版 85,540円 |
防水 | × | ◎(生活防水) |
ワイヤレス充電 | × | ◎ |
ディスプレイ: Full HDで十分だよね
ディスプレイサイズはXPERIA C5 Ultraが6インチ、nexus6が5.96インチとちょっと特殊ですが、ほぼ同サイズで6インチと言って良いでしょう。
ただ違うのは解像度。
nexus6はいわゆる2Kディスプレイで有機EL。
XPERIA C5 UltraはFull HDで、IPS液晶。
やはりC5 Ultraはスペック的には落ちます。が、実用性という観点から見れば、6インチで2K解像度は必要かというと「無い」でしょうね。
nexus6を使用していて「2Kさすがやなぁ」と思うことは・・・・
ほぼ無い(笑)
これはAscend Mate7 vs nexus6の実機比較の記事でも書きましたが、実用上の違いは無いんですね。
nexus6は有機ELの分、発色の良さが際立つのですが、それぐらい。
PCのように解像度が高い方がwebの文字が小さくてコンパクトになって見やすいわけではない・・・というのがスマホなんで。
高解像度の恩恵って、凄くこだわる人以外はあまり無い。少なくとも私には。
と言うことで、ディスプレイに関してはスペックダウンしても問題ないでしょう。
SONY&XPERIAだから画面の発色も綺麗でしょうし。
CPU :C5 Ultraはnexus6に負けるが実用上は問題ないレベル
nexus6はSnapdragon805 Quad Core 2.7 GHzと超絶ハイエンドなCPU。
対してC5 Ultraは、MediaTek MT6752オクタコア 1.7GHzと、ミドルレンジの中の”中の上”と言った感じのCPU。
当然Snapdragon805の方がスマホCPUとしては王道だし、いろいろと問題も少ないはずですが、2.7GHzは実用上オーバースペック過ぎるでしょう。
MediaTekというミッド~ローエンドで使われるメーカーのCPUですが、最近はMediaTek CPU搭載の端末も次第に増えていますし(主に中華スマホですが)、特に使用上問題が出ると言うこともなさそう。こればっかりは使ってみないと分からないけど、SONYが採用するぐらいだから問題があってもきちんと対処してくれるでしょう。
また、動作速度に関しても1.7GHzのオクタコアもあれば、速度的にも実用上も問題ないはずです。
RAM/ROM容量 :nexus6はさすがに強い
nexus6はRAM 3GB、ROMは32~64GBと今時スマホの先端を行くスペック。
C5 Ultraは、RAM 2GBにストレージ16GBと、最低限のスペックと言っても良いくらい。
これはnexus6には勝てない。
ただ実用域という面では、2GB+Lollipop(Android5.x)ならそれほど速度低下やマルチタスク処理のもたつきもないでしょう。
ROM(ストレージ)も、個人的には内蔵の容量で競う必要は感じてない。nexus6はSDカードが使えないから容量を増やしてますが、C5 Ultraはその他スマホと同様にSDが使えるので、いくらでも後から増量可。
もしろこちらのほうがメリットはあると思う。
カメラはさすがにC5 Ultraが優秀
カメラに関してはC5が間違いなく優秀でしょう。
セルフィー(自撮り)に強みがあるだけあって、前面にも1300万画素を配置しているし。
ただ個人的にはセルフィーはそれほど使わないし、あまりメリットはないのだけども。
バッテリー: 微妙にnexus6が多いが連続待受時間はC5 Ultra
バッテリーは容量で当然差が付きます。
nexus6 : 3220mAh / 連続待受時間 330時間
C5 Ultra : 2930mAh / 連続待受時間 700時間
nexus6はバッテリー容量はあるが、連続待受時間が短い。
C5 Ultraの連続待受時間は倍以上。
要はガソリンタンクはでかいけど燃費も悪いから航続距離が短いのがnexus6という事ですね。
ただこの連続待受時間の概念はメーカーによって測定方法が変わるなどして、実際どうなのよという所は分かりづらい。ZenFone2なんて267時間(LTE)だが、余裕で一日持ちますし。700時間持つというau TORQUE G01は倍以上持ちが良いかというとそうでも無いし。
ただnexus6とTORQUE G01を比較していると、TORQUE G01のほうがやはり燃費は良くて、CPUスペックが低い方がバッテリー持ちが良いのは事実でしょうね。
LTEバンド: nexus6はBand19をサポートして山間部に強い
当たり前ですが、nexus6は日本で発売してるいモデルだし、LTEバンドの対応もしっかりしている。
C5 Ultraは輸入モデルで日本では発売していないわけだから、LTEバンドのサポートが少ないと嘆いても仕方ない所。
docomoの格安SIMを使う場合、C5 Ultraは実質Band 1と3しか使えない。(Band28は今後使えるようになるが)
nexus6はBand 1/3/19/28とdocomoの周波数帯に対応しており、28は将来的に使えるようになるものだから、1/3/19が対応。ただこの19対応が大きくて、こりはプラチナバンドで山間部にも強い周波数帯。だから電波の谷間や地方に行った際にも強いのがnexus6.
C5 UltraはBand1と3.この3は東名阪地域だけで、それ以外の地域の人はあまり恩威が受けれない。Band1は75Mbpsの速度だから、Band1だけだと少し速度的にも厳しい可能性もある。ただBnad3対応地域なら150MbpsのLTEだから高速化も望める。
docomoのLTEエリア地図を見ても、Band3はなかなかの広がりを見せていて対応地域が関東ではかなり広がっている事が分かる。
オレンジ色が150MbpsLTEのエリアで、これがBand3の力。ちなみにピンクがBand1で75Mbps。都市部以外でのカバー率を高めている。
名古屋・大阪でも都市部であればかなりのカバー率。
※このあたりは多少知識不足なので、問題あればご指摘ください
こういう地域限定なら一応使えそうだ。
サイズ :狭額縁が売りのC5 Ultraがコンパクト
C5 Ultraはnexus6比で縦方向で約5mm長い。
但し幅は3mmも狭く、厚みも2mm薄い。
これで分かるのはC5 Ultraは縦長だという点。
イメージとしてはiPhone6 Plusに近い感じですね。
ただ6インチのスマホを片手で使うという事を考えると、この幅3mmは相当違いを感じる部分かと思います。
nexus6も相当幅は狭く作ってきてますが、C5 Ultraは狭額縁を極めすぎてほぼベゼルレスです。
防水: C5 Ultraは非対応、nexus6は生活防水有
C5 Ultraの非防水は結構厳しいですね。
やはり普段使っていて気をつけると言っても、自分以外の人が飲み物をこぼしたり、胸ポケットに入れていて急な雨でずぶ濡れになって水没という事もあり得ますし。
「雨!」「水場!」に敏感になり頭と気を遣わなければならないのは結構面倒なものです。
その点nexus6は最低限の防水性能はあるので、ヒヤリハットは少ないし気兼ねなく使えるのが◎。
価格: C5 Ultraはさすがに安い
スペックが落ちる分、価格はXPERIA C5 Ultraが断然安い。
とは言っても5万円くらいで、nexus6 32GBが定価で7.5万円ぐらいです。
nexus6も今なら少し安くなっていて、だいたい5万円台で買えようになってきました。以下はexpansysのセール。
そう考えると、nexus6 32GBは今ならお買い得。
ただ、後継機の噂が既に出始めているのも事実なので、モデル末期とも言えなく無い。
スペック的には最先端ですから、あえて現行機を買っても全く後悔はしないでしょう。
結論 : XPERIA C5 Ultraは惚れた人だけ買うべし
スペック比較をしてきましたが、XPERIA C5 Ultraのメリットは、SONYデザインと狭額縁の幅で持ちやすい形状という事に尽きます。自撮り機能が強化されたスマホが欲しいと言う人も対象になるでしょう。
XPERIA C5 Ultraはそこそこのスペックで実用上は問題ないレベルですし、iPhone6 PlusやNexus6のように定価がべらぼうに高いわけじゃない。
そういう意味では「6インチが良い!」という人の選択肢としては有りです。
ただ技適通っていないからこういうのもアレですが、日本での対応LTEバンドの少なさ(実質バンド1と3だけで、東名阪地域以外だとBand1だけ)は人によっては致命的で、速度がマックスまで出ないということにもなる。性能を使い切れないという事。
これは難しい問題です。
nexus6はその点ワイモバイルでも販売されてますし、GoogleもSIMフリーを直販しているし、保証やサポートという面でも安心。
と言うことで、それも理解した上で「XPERIA C5 Ultraが欲しい」という方は相当惚れ込んでいる人限定という事になりますね。
リスクテイクしても買いたい!
そんな方は、AmazonやExpansysやヤフオクなどを活用して買ってみては?
え?私?・・・・結構悩んでます(汗)
だって基本的には技適通ってないので日本での使用を考えると公式にはWiFi運用ということになる。officialにはね。
ま、私はau TORQUE G01にUQモバイルのSIM入れて運用し、それにテザリングして繋げば良いんですけど。
XPERIA C5 Ultra関連記事はこちら
・XPERIA C5 Ultraとnexus6を実機で比較レビュー[前編]
・XPERIA C5 Ultraとnexus6を実機で比較レビュー[後編]
・XPERIA C5 Ultraに格安ガラス液晶保護フィルムを貼ってみた
・噂のSONY XPERIA C5 Ultraを買ってみた!ファーストレビュー!
・その他XPERIA C5 Ultra関連記事
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