ASUSの廉価スマートフォン「ASUS ZenFone Max (M1) ZB555KL」をBanggood様からご提供頂きましたので、レビューしていきます。
かなり今更な製品ですが、海外に持っていくサブ機としてはとても便利でした。いまなら1万円以下の8,722円と安いしね。
ASUS ZenFone Max (M1) ZB555KLの特徴
ASUS ZenFone Max M1は5.5インチのスマートフォン。
非常に安いのが最大の特徴と言って良いかと思います。現在は1万円程度で手に入りますし予備機やサブ機としてはまだまだ使えるレベルです。そんな廉価機なのでディスプレイ解像度はHD+(1440×720)。
SoC(CPU)はSnapdragon430でローエンドらしい性能で、RAMは3GB、32GB ROMという構成。
カメラは背面は13MPのシングルですが、120度の広角レンズとなっています。フロントは5MP。
周波数帯は以下の通りで、4Gはソフトバンク系のB8のみがプラチナバンド対応です。docomoもB1/B3と高周波数帯をサポートしているので首都圏ではある程度使えます。
2G: GSM: B2(1900)/B3(1800)/B5(850)/B8(900)
3G: WCDMA: B1(2100)/B5(850)/B8(900)
4G: FDD-LTE B1(2100)/B3(1800)/B5(850)/B8(900) TDD-LTE: B40(2300)
あとバッテリーは4,000mAhと比較的大容量で、ASUS公式では連続動画再生16時間と謳っています。
基本スペック
外観と使い勝手
以前マレーシアに行った際に使ってみました。
なぜ海外で使うかと言うと、日本で使っているメイン機(私の場合Galaxy Note10+)にSIM入れ替えて使うのがベストですが、、万が一盗難にあったりするとデータとかセキュリティ面で不安の為、私はいつも予備機を1つ持っていき、そちらをメインに使うようにしています。日本だとレストランでスマホ忘れても保管してくれたりしますが、海外では「それは無い」と言われますしね。うっかりミスも怖いので・・・
まだマレーシアは3回目で、その間に怖いとかリスクを感じる事は全く無かったのですが、念には念を入れています。(マレーシアは比較的治安が良い方なので大丈夫とは思いますが)
そんなサブ機として使ったZenFone Max M1は5.5インチHD+のディスプレイで解像度は低めですが、粗さみたいなみのは感じませんでした。輝度を高めれば充分視認性もありますし、困るようなことはありません。このあたり同じような価格帯の中華スマホだとやや心配ですが、さすがはASUS製の安心クオリティです。
また5.5インチと小型なのもなにかと荷物が多くなる海外旅行先では助かるサイズ。
下部はスピーカーとmicroUSB端子。USB Type-Cではない点は安さ故、致し方ない。
右サイドは電源/ボリュームボタン。
上部にイヤホンジャック。
左にはSIM/microSDスロット。
日本語もあり
このASUS ZenFone Max (M1) ZB555KLは輸入版なので日本語化に関して多少不安もありましたが、さすがはASUS。全く問題ないですね。日本語も初期セットアップから選択でき、以後は完全な日本語で使用することができます。
ベンチマーク
ローエンドスマートフォンとはいえ、SoC(CPU)にSnapdragon430を搭載している為、動作はそこそこ軽快です。
AnTuTuベンチマーク(ver8)のスコアは約7.3万点。そこそこというのは、ネットみたり動画みたりする分には問題無いレベルで、海外でよく使うWhat’s UpとかGrabアプリも快適に動きました。ただGoogle Mapとかは微もっさりです。
カメラはそこそこ
ASUS ZenFone Max (M1)の背面カメラを使って撮影してみました。
以下は作例です。(クリックすると大きく見ることができます。但し容量も大きいのでモバイルの方はご注意を。)
13MP f/2.0のシングルカメラですが、明るい環境ではまずまずの写真が撮れています。ただ左上のペトロナス・ツイン・タワーの写真は手前の木々が黒くなってしまいいまいち。
暗くないような噴水とか池の写真でも明るい割合が低いと全体が暗くなる傾向があります。
室内ならだいたい問題無い感じなのですが、風景を切り取るような写真を撮ろうとすると苦労しますね。基本的にはメモ程度に写真を撮っていく分には問題無く使えます。このあたりは価格相応の性能です。
レビューまとめ
少し前のスマートフォンなので、性能や機能自体は「そこそこ」です。
なのでメイン機としては微妙。
ただ価格が約1万円という事を考えると割り切って使うのは当たり前で、どこか割り切りが必要なものです。私の場合のように海外旅行先で「最悪盗られたり、紛失、故障してもいい」という割り切りがあり、使うアプリもゲームは日本のメイン機でやり、その他Chromeや、What’s Up(チャット)、Grab(タクシー)、Gmail、Google Mapが使えればいいぐらい。ZenFone Max M1はこれらのアプリが快適(Google Mapはやや重め)に動き、サブ機としての任務は充分満たしてくれました。
私の場合、現地SIM2枚購入して、メイン機とサブ機にそれぞれ入れて使い、ZenFone Max M1が万が一無くなってもネット回線を活かしてリスク回避していました。ただこれは海外の現地の安全性を体感していないから、正直ビビってやっているに過ぎないのですが、それでも1台だけだと故障/紛失した際に、何かを調べる回線が無いとどうにもならないので、2台持ちしてます。
私のような使い方をするならサブ機は1万円ぐらいのスマホで十分なのです。ただ日本で使うとなると、ソフトバンク系は良いのですが、対応周波数帯的にdocomo SIM(au系は全然ダメ)を使いたい場合は山間部などでは気を遣うので厳しいです。
そのあたりをきちっと分かった上で使うなら、ローエンドとは言え充分使えるスマートフォンです。
価格
Banggoodでの価格は79.99ドルで、日本円だと8,722円円です。(記事作成時点の価格)
この価格はセールの為で、最初の99台が8,722円で、それ以降は84.99ドル、89.99ドルと値上がっていくような仕組みです。89.99ドルでも充分安いと思いますが、欲しいなら安いうちに買いたいですね。
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