Zepp Healthから発売されたスマートウォッチ「Amazfit Active Edge」を使う機会を頂きましたので、レビューしていきます。
Amazfit Actice Edgeは、MIL-STD-810Gをクリアしたタフネス系スマートウォッチで、Amazfit T-Rexシリーズの弟分的な存在です。Amazfit Active Edgeは、更にライトでエネルギッシュ、都会的といったテーマとなっていて、ライトユーザーだけどタフネスは欲しいというユーザーに向けたスマートウォッチです。
そのため2種類のTPU素材を組み合わせたデュアルカラーの3つのカラーが用意され、特にバンドは半透明タイプの個性的なカラーがあります。今回レビューしているのはこのミントグリーン。
タフネス仕様は、アメリカ軍のMIL規格の「MIL-STD-810G」クリア。更に10ATM=100mの水圧にも耐えられます。
ディスプレイは、1.32インチのTFTディスプレイを搭載。
解像度は360×360と高精細かつ必要十分。
GPSは5衛星測位システムを搭載しており、正確なGPS測位が可能。
Zepp OS 2.0を搭載しているので、Amazfit お得意のAIコーチ:Zepp Coachが使えます。マラソン大会に出るなどの目的を決めると、それに合わせてAIがトレーニングスケジュールやプランをパーソナライズして提案してくれます。
またバッテリーライフは通常使用で16日と非常に余裕があります16日あれば2週間は余裕ですし、月に2度程度の充電で良く充分なバッテリーライフです。
Amazfit Active Edge | |
ディスプレイ | 1.32インチ 360×360 TFTディスプレイ |
バッテリー容量 | 370mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 16日間 ヘビーユース : 10日間 GPSモード連続使用 :20時間 |
GPS | 5衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS) |
防水 | 10気圧防水(10ATM) |
機能 | ヘルストラック: SpO2(血中酸素),血圧,心拍,歩数,座りすぎ,睡眠,気圧,ストレスレベル 通知: SMS/電話/各アプリ(LINE等) |
その他 | ・4ボタン ・ZeppCoach AIトレーニングガイド ・AI音声アシスタント(Alexa) ・Bluetooth通話 ・OS: Zepp OS 2.0 |
Amazfit Active Edge公式サイト
*Zepp Health様よりお借りいたしました。
同梱物チェック
付属品はマニュアル、充電ケーブル、本体ですね。
マニュアルは当然日本語です。Amazfitを含め、最近のスマートウォッチのマニュアルは詳しく書いてあるわけではないので、初心者は戸惑うとは思います。但し、スマートウォッチアプリ(Zepp)とペアリングさえしてしまえば、あとはアプリを使えば簡単です。
使い勝手をチェック
ディスプレイは1.32インチで、円形ディスプレイとしては一般的な大きさ。
解像度は360×360のTFTディスプレイで、AMOLEDディスプレイではないのが残念ですが、TFTと分からないぐらい普通に綺麗で、外にいるときでも視認性も良いです。
ボタンは4つもあり、本体左側にはアップダウンボタン。
右側面にはセレクトとバックボタンがあります。セレクトは画面オフ時に一回押すとスポーツモードの表示、そして確定ボタンとしても機能します。バックボタンはそのまま”戻る”ボタンですね。
4ボタンありますが、アップダウンボタンはあまり使いませんでした。メニューを一個上げたり下げたりするのにボタン押すより、タッチ操作した方が早いんですよね。
背面はこのようにセンサー系があります。
まずはペアリングする
まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Zepp“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
あとは初期設定を完了させて、アプリが起動したら、プロフィールタブから「マイデバイス +追加」をタッチします。
あとは、ペアリングデバイスで「腕時計」をタッチし、QRコードをスキャンするように表示されるので、Amazfit Balanceに表示されているQRをスキャンすれば完了です。
設定も比較的多くLINEなどのスマホ通知も可能
もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。
設定はアプリ側で「通知とリマインダー」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。
下はLINEでテスト的に送ったものを受け取ったものです。文字は読みやすい大きさですし、文字量も充分なボリュームです。
また簡易な返信も可能で、デフォルトの返信だけでなく、事前にZeppアプリで設定しておけば、好きなメッセージも可能です。*但しAndroidだけの機能
シティユースからアウトドアまで
このActice Edgeの良いところは、MIL規格準拠のタフネスさでハードに使える点でしょう。
海でSUPしたりするのに、数万円レベルのスマートウォッチだとぶつけたりして傷が入ると落ち込みますからね。その点、Actice Edgeは気軽にアウトドアやマリンスポーツに持ち出しても平気なのが良い。
バンドも一般的な腕時計型なので、不意に外れたりもしないので安心感高い。ただTFTなので若干太陽光直撃だと暗めに見えてしまう。(実際目で見る限り視認性ももう少し高いです)
もちろん普段使いでも普通にかっこいい。
フィットネストラッカー&GPSトラックが凄い
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータ、更にSpO2(血中濃度)も収集可能です。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
そしてGPSのトラッキングがしっかり取れていますし、速度や心拍数なども時間経過と共にデータ化されている。
また睡眠データもしっかりとれて、スコア表示までしてくれる。私のとある日は83点。
深い眠りが何時頃か、そして全体的に眠りが浅いとかも当然分かるようになっています。
私の場合、結構神経質で飼っている猫が枕元でもぞもぞしているとすぐに起きちゃうのですが、せっかく深い眠りについているのにピクッとして起きてるのがデータで分かるのが面白い。
バッテリー持ちが半端ない
カタログスペックでは16日も使えるActice Edge。
実際にもハードに使っても10日以上は使え、一般的な使い方なら2週間は余裕です。これは非常に心強い。
私の場合レビューとして、LINEとメール通知オンにして、一日30-40件受信してそのたびにバイブレーションが動き画面がオンになり、時々GPSも利用したりしてとハードに使ったのですが、1週間で60-70%程減りました。
LINE通知だけにして、GPSも週末にちょこっと使う程度なら2週間は大丈夫。
ただTFT液晶の為、AOD=常時表示が使えないのがやや残念。せっかくのロングバッテリーライフなので、AODで1週間ぐらい使えるのなら最高でした。TFTだからロングバッテリーライフなのでしょうが、ちょっともったいない。
総括
Amazfit Active Edgeを2-3週間使わせて頂きました。
まとめると以下がオススメポイントです。
・1.32インチTFTディスプレイは意外と美麗で見やすい。
・GPS測位精度が高く、超正確なトラッキングをしてくれる。
・見た目と実際にもタフネスなので、シティユースからアウトドアまで場所選ばず気軽に使える
・バンドがしっかりしていて安心感高い
・タフネスデザインがかっこいい
・バッテリーライフが半端ない
弱点としては
・TFT液晶は太陽光直撃だとやや見づらい
・AOD=常時表示ができない
・価格的にもTFT液晶ではなくAMOLEDディスプレイにしてほしかった
プラスとマイナスがありますが、弱点と言ってもほぼ1点のみで、TFT液晶であるが故の弱点です。
価格的に1万9900円と2万円のスマートウォッチだけに、昨今1万円以下でもAMOLEDディスプレイ搭載されているわけで、ここはもう少し頑張って欲しかった。AMOLEDディスプレイであればAOD(常時表示)も可能で、バッテリーライフは犠牲にはなるけどスマートウォッチの弱点を消す事が出来るため、メリットが大きいのはZeppなら分かっているはず。
でもそれ以外は、Amazfitらしい完成度の高さで、操作の軽快感、アプリの設定が細かくでき、自分なりのスマートウォッチを作り上げられる点、デザインの良さ、バッテリーライフの長さなど、多くのユーザーを満足させる事が出来るはずです。
2万円で機能はしっかりとしたスマートウォッチを求めているならオススメです。
価格
価格はAmazonで1万9900円です。但し1500円クーポンが販売ページにあり、最終の値引き後価格は1万8400円です。
関連リンク
公式サイト : Amazfit Active Edge