Zepp Healthから発売されたスマートウォッチ「Amazfit GTR mini 」を使ってみましたのでレビューしていきます。
Amazfit GTR miniは、GTRらしい5つの衛生測位システムを搭載しつつ、1.28インチのAMOLEDディスプレイを採用し、高級感をキープしたまま、GTR4よりも小さく軽くスマートウォッチとなっています。
Amazfit GTR mini | |
ディスプレイ | 1.28インチ 416×416 AMOLEDディスプレイ |
バッテリー | 280mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 14日間 ヘビーユース : 7日間 省電力モード : 20日 |
GPS | あり(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、みちびき 5 衛星測位システム) |
防水 | 5気圧防水(5ATM) |
機能 | バイブレーション: あり ヘルストラック: SpO2(血中酸素),血圧,心拍,歩数,座りすぎ,睡眠,気圧,ストレスレベル |
重さ | 36.2g |
*Zepp Health様よりお借りいたしました。
開封して使い勝手をチェック
付属品はマニュアル、充電ケーブル、本体ですね。
マニュアルは当然日本語です。
ディスプレイは1.28インチで 解像度は416×416 AMOLEDディスプレイ。当然ながら非常に美しいディスプレイで、視認性も抜群です。
ちなみに技適表示もありました。
釣り行く際に着けて行ったのですが、太陽光下でも発色が良いので見やすく、見づらくてイライラするようなことはありません。
操作系では右側面にはボタンが1つ。電源ボタン兼画面表示ボタンとなっています。
ちなみにこのボタンは長押しでスポーツモードが割り当てられていますが、変更も可能。
背面には充電端子、そしてセンサー類が真ん中にある一般的な配置。
充電ケーブルはマグネットタイプで、背面にはめ込んで充電します。簡単に取れるような磁力ではないのはさすがAmazfit。ただそれでも就寝中ベッド脇に置いとくと手が当たれば外れる可能性もあるので、影響受けない場所で充電は必要。
ペアリングは簡単
まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Zepp“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
あとは初期設定を完了させて、アプリが起動したら、プロフィールタブから「デバイスを追加」をタッチします。
あとは、ペアリングデバイスで「腕時計」をタッチすれば近くにあるAmazfit GTR miniを自動で検出してくるので、ペアリングの要求画面がでたら「ペアリング」をタッチすればOK。
ウオッチフェイスは多数から選択可能
スマートウオッチの良いところはウォッチフェイスを好きなデザインに変更できるところ。
プリセットだけでなく、アプリからオンライン経由で多数のウオッチフェイスから選択可能です。
また、このウォッチフェイスは写真から選択も可能で、ウォッチフェイス選択画面の下のほうにある「ポートレート」を選択することで、写真を切り抜いて、世界に一つの待ち受けにすることができます。
非常に簡単に自分だけのウォッチフェイスができあがります。
設定も比較的多くLINEなどのスマホ通知も可能
もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。
設定はアプリ側で「通知とリマインダー」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。
下はLINEでテスト的に送ったものを受け取ったものです。文字は読みやすい大きさですし、文字量も充分なボリュームです。
また簡易な返信も可能で、デフォルトの返信だけでなく、事前にZeppアプリで設定しておけばこんなメッセージも可能です。
Zepp OS 2.0であるゆる設定が可能
Amazfitのスマートウォッチを使うに際し、何が一番優れているかと言えばZepp OS。アプリの設定項目が非常によくできており、自分用のスマートウォッチを作り上げるのが簡単にできる。
前述のボタン長押し設定だけでなく、明るさ、バイブレーションといった基本的な事はもちろん、”ウィジェットを編集する”では、スマートウォッチに表示される天気、歩数、アラーム、睡眠といったウィジェット達を追加したり削除したり、果ては並べ替えも可能。
その他健康状態の監視として、血中酸素モニタリングの有無、高/低心拍数アラート、睡眠時の呼吸の質をモニタリングするかといった非常に細かすぎる設定が可能です。
ですがこれらはスマートウォッチを使えば使い込むほど「あったら便利」な機能。
スマートウォッチ初心者はデフォルトのままで、使い込んで上級者になれば更に細かく自分ナイズしていくことができるのがZepp OS 2.0の凄い所です。
フィットネストラッカーとして
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータ、更に心電、血圧、SpO2(血中濃度)と言ったデータの収集まで可能です。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
スマホのGPSとも連動して地図上のどこを走ったかも分かるようになっています。
以下は実は道路の無い離島に釣りに行ったときのものですが、GPS軌跡が非常に細かくトラックされていました。
電池の持ちは1週間以上
公式スペックでは通常使用で14日使用可能ですが、実用したところでは10日程度でした。
公称値からはやや少なめですが、私のテストでは、常に輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定しての結果です。この状態だと1日で10%程度減ります。
ただ個人的な感想を言えば「10%しか減らないのか」という感じですね。
実際は輝度落とせば恐らくは仕様上の14日は余裕だと思います。
総括
Amazfit GTR miniを2週間強使ってきましたが、正直非の打ち所が無いスマートウォッチです。
5つの衛生測位システムで正確なトラッキング、1.28インチAMOLEDディスプレイは美麗で見やすい。
小さくなったことで軽量で着け心地が抜群。
Zepp OSで非常に細かく自分好みに設定でき、自分なりのスマートウォッチができあがる。
誰が使っても恐らく満足度は高く、多くの人にとって「これ、良いわー」と思わせる出来の良さ。
価格は19,800円で、初めてスマートウォッチを買うという方には少し高めで、これがやや難点になるのかもなぁという気もしますが、使った感想から言うと「それでも安い」と思う。特にZepp OSの出来の良さは抜群で、これだけソフトウェアに力を入れているスマートウォッチはあまり見当たらないし、Amazfitブランドのスマートウォッチというだけで安心感を得られるほどのものです。是非使ってみて頂きたい。
関連リンク
公式サイト : Amazfit GTR Mini