【レビュー】「Amazfit GTR3 Pro」スマートウォッチ最高峰と認めざるを得ない~品質/操作感,そしてバッテリーライフ12日と極上の快適さ

Amazfitの最高峰スマートウオッチ「Amazfit GTR3 Pro」を使ってみましたのでレビューしていきます。

Amazfit GTR3 Proの特徴

Amazfitは以前はHuami、今はZepp社(Zepp Helth Corporation)という名称に変わったメーカーにより発売されているスマートウォッチブランドで、Xiaomiのパートナー企業としてXiaomiのスマートウォッチなども製造しているメーカーです。

そのAmazfit GTR3 Proは、Zepp社の最高峰スマートウォッチ。
GTR3 Proは1.45インチの円形ディスプレイとしては最大級サイズの大画面を誇り、480×480の高解像度AMOLEDディスプレイを搭載。70.6%と高い画面占有率です。

サイド上部のの竜頭(リュウズ)が回り設定項目を移動できるカーソルの役割を果たし、タッチ操作性が格段に向上しています。

バッテリーライフは通常使用で12日、ヘビーユースで6日。GPS連続使用は35時間もあります。
24時間の心拍測定はもとより、24時間のSpO2測定も搭載され、90%を割り込むような場合には警告されるなど、まさにヘルストラッカーとして機能します。

3GBメモリを搭載しているので、約400曲音楽データを格納しておき、Bluetoothイヤホンとペアリングすれば、スマホレスで音楽を楽しめます。

またスピーカーとマイクを搭載し、音声AIアシスタントのAlexaにも対応。SIMはありませんが、BluetoothとWiFiでネット接続していれば、GTR3 Pro単体で「ハイアレクサ!」が可能です。

Amazfit GTR 3 Pro
ディスプレイ 1.45インチ 480×480 AMOLEDディスプレイ
バッテリー 450mAh
バッテリーライフ 通常使用 : 12日間
ヘビーユース : 6日間
バッテリーセーブ : 30日
GPS連続使用 :35時間
GPS あり(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、みちびき)
防水 5気圧防水(5ATM)
機能 バイブレーション: あり
ヘルストラック: SpO2(血中酸素),血圧,心拍,歩数,座りすぎ,睡眠,気圧,ストレスレベル
音楽再生:スマホ無しで再生可能
重さ 32g
その他 ・スピーカー
・マイク
・AI音声アシスタント(Alexa)
カラー ブラウンレザー/インフィニットブラック

Amazfit 日本公式サイト&ストア

*Amazfit様からお借りしました。

開封してペアリング

開梱品と本体外観をチェックしていきます。

同梱物はマニュアル、USB充電ケーブルのみですね。充電ケーブルはいわゆるマグネットタイプ。吸い付くように固定はされますが外れ易いタイプでもあります。
但し充電頻度は通常使用なら2週に一回程度で2-3時間ほどの充電時間なので、帰宅後にさっとくっつけておけば、寝るときにはフル充電されているため、寝るときに充電しておいてポロッと外れて翌朝充電できてないなんてイラッとすることは運用でカバーできますね。

マニュアルは読みやすくしっかりと図解入りで書かれています。技適認証も掲載されていますね。

ちなみに起動後にはGTR3 Pro本体でも技適マークを見ることができます。このあたり日本参入をちゃんとやろうとしている姿勢が素晴らしい。

操作系は右側面に2つのボタンがあります。上部は竜頭のようにダイアル式で回転し、また押し込むことも可能。下段のボタンはデフォルトではスポーツモードとなっています。但し動作に関しては共にアプリでカスタマイズが可能です。機能としてはディスプレイオン/オフするだけなのですが、ただ物理ボタンがあると楽。腕をひねったり、画面をタップしたりするタイプもありますが、感度が悪いとイライラしますしね。ボタンで画面オンになる安心感は小さい事だけど大切です。

起動させると言語選択があり、当然日本語も有ります。

ペアリングして使える様にする

まずはGTR3 Proとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。

Google Play/App Storeで”Zepp“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
Zeppアプリを起動するとログインもしくはアカウント作成が必要となります。アカウントはGoogle、LINE等のメジャーなアカウントと連動も可能なので、面倒ならこちらを使うと良いでしょう。
Zeppアプリが起動したら、プロフィールから「デバイスを追加」していきます。

QRコードはGTR3 Pro起動時に表示されているので、QRコードを選択。その後GTR3 Pro側でもペアリング認証が必要なのでタッチすれば、ペアリングが完了します。

ペアリングすると後はこのようなディスプレイ画面となります。
鮮明で発色がよく視認性も高く見やすく綺麗です。

ウオッチフェイスは多数から選択可能

スマートウオッチの良いところはウォッチフェイスを好きなデザインに変更できるところ。
GTR3 Proも当然変更が可能です。

プリセットは10種類ですが、アプリからオンラインで数十種類から選択可能です。

個人的にはこれが見やすくて気に入りました。それでも飽きたら適当に探して気分で変えれ飽きがこないのはグッドです。

とにかくサクサク動く

Amazfit GTR3 Proが他のスマートウォッチと比較してかなり優れているのがこの竜頭のストレスレスな動き。

一般的なスマートフォンはタッチでメニューを動かしますが、ダイアルでクルクルさせるのがめちゃくちゃ快適。

サクサク動くから目的の項目を見つけるのが速く、最高です。

LINEなどのスマホ通知も可能

スマホからの通知設定はアプリ側で「通知」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。文字は読みやすい大きさで、字数が多ければスクロールもできる。文字の大きさも丁度良く通知をさっと読めるのが良い。
通知できるアプリは以下のプリセットされたものだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。

フィットネストラッカーとして

フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/血圧/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータの収集が可能です。
24時間の心拍測定やSpO2(血中酸素濃度)の計測も可能。

ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。

データはこのようにグラフ化され、GPSとも連動して地図上のどこを走ったかも分かるようになっています。そして単体でGPSをサポートしている為、GPS精度も非常に高く、雑なところがないのも素晴らしい。

温度計や方位磁石も

完全にあてにすることはできませんが、温度計や方位磁石などの機能もあります。

かゆいところに手が届く細かい設定が可能

Amazfit GTR3 Proの凄い所は、非常に細かい設定変更が可能な点。
どんなアラートを通知するかとか、スマートウォッチ自体の細かな設定が可能。
2つあるボタンも各々で設定を変えられる為、好きなようにカスタマイズができます。

電池の持ちは抜群

通常使用で12日使用可能ですが、実際でもほぼ12日程度でした。公式数値に偽りなしですね。

私のテストでは通常使用とは言え、輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定しての結果です。

たまにGPS使ってランニングしたりすれば少し悪くはなりますが、それでも減りは少なく余裕で10日は超えるイメージ。

スマートウォッチとしては大画面だしリッチコンテンツもあるし、印象的にはガツンとどうせ減るんでしょ?と思っていましたが、1日に数パーセント程度しか減りません。使わければより減りが遅い。
実は1週間ほど出張していたのですが、その間充電は当然要らなかったですし、自宅に戻ってきても46%もの残量がありました。

総括 : スマートウォッチのトップエンド

操作の軽快さ、バッテリーの持ちの良さ、レザーバンドの高級感、画面の美しさなど、普通に使うだけであらゆる面でスマートウォッチ界のトップエンドだと感じます。

ディスプレイはいかなる場面でも見やすく、例えばワカサギ釣りに行った際の薄暗いテントの中でもAMOLEDディスプレイは鮮明で美しく見やすい。ダイヤルによる操作性も良いしタッチ感度も良いので、全てが快適です。

バッテリーライフも概ね12日で2週間弱は使えます。ハードに使わなければ余裕で2週間はいけそうで、月2回の充電で良いというのはハイエンドスマートウォッチではかなりのもの。普通は高機能になるとバッテリーライフも短縮するものですが、2週間程度なら本当に楽。こうした点も含めてやはり快適さを常に感じるのがAmazfit GTR3 Proと言えるでしょうね。

いろいろと極上ですが、難点は価格。39,800円が定価で、10%OFF等もあり約3.5万円ぐらいになります。
この価格は少し勇気がいる価格帯ではあるので、二の足を踏むところもあります。
過去amazfitのスマートウォッチをいくつか使ってきた私からすると最初は「これは高すぎなのでは?」と思っていました。しかしAmazfit GTR3 Proの見た目のかっこよさや品質、操作や全体的な快適さを考えると、今までのスマートウォッチよりもワンランク以上も上で、この価格に見合う価値は充分あると思います。

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