タフネススマホの王道デザイン「Blackview BV5800 Pro」レビュー! 1万円台と安価なスマートフォン

Blackview のタフネススマートフォン「Blackview BV5800 Pro」をBlackview様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。

Blackview BV5800 Proの主な特徴

BV5800はBlackviewから発売されているタフネススマホ。

SoC(CPU)はMediaTekのMTK6739で、メモリ2GB/ストレージ16GBという構成です。これはBlackviewが多数発売しているタフネススマホ群の中でもローエンドになります。OSはAndroid 8.1。

ディスプレイは5.5インチのHD+(1440×720)。アスペクト比は18:9の縦長画面。

当然ながらIP68防水防塵。背面はラバー素材で傷が付きづらくタフネススマホの王道はコレだと言わんばかりのデザインです。

対応周波数帯は4G B1/3/7/8/20/40でSoftBank系のB8プラチナバンドはサポートしています。価格的にも100ドル台と非常に安いのが特徴

今回は初回と言う事で、外観をメインにレビューしていきます。

主要スペック

同梱物

では開封して同梱物確認していきます。

USB充電器とmicroUSBケーブル、イヤホン、マニュアル、液晶保護フィルムとなっています。海外スマホだとなかなか手に入りにくい保護フィルムの予備が付いているのはありがたいですね。USB充電器は日本とコンセント形状が違うので使えません。(変換コネクタを使っても良いけどトータルではデカすぎて使いづらい)

外観

外観周りを見ていきます。全面は5.5インチのHD+のディスプレイ。解像度低めの100ドル台のスマホにしては発色もよく粗さみたいなものは一切感じません。下部にあるゴムカバーを外すとmicroUSB端子が現れます。ワイヤレス充電にも対応しているので基本的にはそちらを使うのが推奨です。頻繁に使うとカバーの劣化で防水性が心配になるのであまり開けて使うことはないようにしたい。右側面には電源ボタンとSIM/microSDトレイがある。

上部にはイヤホンジャックがある。こちらもmicroUSB端子と同様に、開け閉めはゴムカバー劣化に繋がるので、できるだけワイヤレスイヤホンを使う方が良いでしょう。左側には3つのボタンがあり、左から2つはボリュームボタン上下。一番右はPTT(Push To Talk)というアプリ用のボタン。PTTアプリで無線機ライクに使うことができます。ちなみにプリインストールされていません。また緊急SOSボタンにもなっています。(こちらはアプリ不要ですがSIMカードが必須(電話を掛ける為))

背面には13MP+0.3MPのダブルレンズカメラ。その下には指紋認証リーダー。下部にはワイヤレス充電マークとスピーカー。

実重量

実重量を計測してみました。公式サイト250gですが実際は253gとほぼ同じ。

タフネススマホとしては標準的な重量で、最近のスマホとしては5.5インチというやや小さめディスプレイであることもあり、持ちやすくそれほど「重い」という感覚はありません。

日本語化

最近の中華スマホはほぼ日本語があり、BV5800 Proも例外では無くちゃんと日本語が最初の初期セットアップからあります。

プリインストールアプリケーション

プリインストールアプリケーションは以下の通り。基本的にはGoogle Playを含むGoogle関連のものと、あとはBlackview独自にインストールされているものだけです。広告じみたものはなく、アウトドア系で必要になりそうなものだけなので安心。Outdoor Tool Boxというアプリにはコンパス、アラーム等がまとめられています。

ベンチマーク

AnTuTuベンチマーク(ver7)を試してみました。SoC(CPU)はMediaTek MTK6739とかなりのローエンド仕様ですが、結果はというと・・・

46,231とかなり厳しい結果。それでも同じSoC(CPU)のUMIDIGI A1 Proや同社のA20 Proといった機種よりは数字は上です。A20 ProではOS上の操作自体もなんだかもやっとしていましたが、BV5800 Proはキビキビです。とは言え、カメラやブラウザの起動/動作は若干ですがもっさりします。このあたりは価格相応の動作になっています。

以下、過去のベンチマーク結果との比較。

機種名 SoC(CPU) AnTuTu Ver7スコア
OnePlus 6T Snapdragon845 296894
vivo NEX S Snapdragon845 289691
XPERIA XZ2 Compact Snapdragon845 265800
HUAWEI P20 Pro Kirin 970 210380
XPERIA XZ1 Compact Snapdragon835 205788
HUAWEI honor 9 Kirin960 165134
Elephone U Pro Snapdragon660 140784
ZenFone5 ZE620KL Snapdragon636 139085
ZenFone4 Snapdragon660 137253
Xiaomi Redmi Note 5 Snapdragon636 115626
HUAWEI honor8 Kirin 950 97517
DOOGEE S80 Mediatek Helio P23 MT6763T 92458
XPERIA XA2 Ultra Snapdragon630 90087
HUAWEI nova lite 2 Kirin 659 89273
Vernee Active Mediatek Helio P25 79228
KOOLNEE K1 Trio Mediatek Helio P23 67080
Blackview BV5800 Pro Mediatek MT6739 46231
UMIDIGI A1 Pro Mediatek MT6739 45258
Blackview A20 Pro Mediatek MT6739 39034

カメラ

BV5800 Proのカメラを試してみました。意外とと言っては失礼ですが、ぱっと見綺麗に撮れています。ただよーく見てみると、右側の神田明神の文字がぼやけたり、銀杏も若干不自然にぼけたりしています。このあたりはちょっと今ひとつです。(写真はクリックで拡大します)

Blackview BV5800 Proのまとめと価格

価格は18,661円でBlackview 公式ストアで販売中。支払いはPayPalアカウントが必要です。

約1.9万円でタフネススマホが買えるというのを肯定的に捉えるか、スペック的に今ひとつと捉えるかでBV5800 Proの評価は変わるでしょう。カメラ性能とSoC(CPU)の非力さはもう一声欲しい所です。また対応周波数帯もdocomo B19に対応していないので、アウトドアで電波の入りが悪いところに行くならSoftBank系のSIMを使う人に限られてくるのも難点。

外観は「男のスマホ」と言わんばかりの頑丈さをアピールして、かなりかっこいい(個人的に好み)なので、非力さが目に付いてしまうのはちょっともったいない。恐らくHelio P23あたりの性能のものがあれば、断然オススメしたいモデル。

そうなるとBlackviewではBV9500あたりが対象になるのですが、こちらは10000mAhの大容量バッテリー搭載でやや重い。そうなるとBV8000 ProあたりがP23搭載で丁度良いのですが、型が古いのが難点。最新のBV9600 ProはHelio P60搭載で性能面では抜群ですが、価格は50000円弱と値が張るのが悩みどころと言えるでしょう。

Blackview公式ストア

関連リンク

・公式ページ: Blackview BV5800

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