息子が北海道に居ると言う事で、北の大地行くことも比較的多いのですが、雪がない季節では楽しいドライブも冬はいろいろと制限もあり、観光やアクティビティのことを考えるとあまりする事がない。
私の好きな釣りだって、鮭もトラウトも渓流ではあまり釣れないですし。(川も凍る)
しかし冬だからこそ一度はやってみたい事が2つ。それは、
「流氷を見たい」と「ワカサギ釣りがしたい」
両方とも人生で1度はやってみたい(見てみたい)ことなので、激安LCCのPeachで成田から網走に行ってみました。
たった3090円で成田から女満別へ
Peachは常時なにかしらのセールをしているのですが、私の時は3090円で行けるという事で飛びついてみました。
ただ手数料だの座席指定だので結局4000円以上にはなるし、横浜から成田への移動にバス代だけで飛行機代に近い3700円ほど掛かるのが難点ですけどね。まぁそれでも安いは安い。
またこの価格では手荷物7kgしか持ち込めないので、追加料金2000円ほど払うか、宅配便で宿に荷物送った方が楽です。どっちもそれほど価格は変わらないんですけどね。私は宅配派で、重い荷物をガラガラ引っ張りながら空港まで行くのがだるいのです。事前に送るのはやや面倒ですが、移動日当日が楽なのでそうしている事が多いですね。
さて成田空港でのPeachは以前は第三ターミナルでしたが、いまは第一ターミナルとなり近くて助かります。
それでもバス移動で、バス待合室は空弁もなくお菓子や土産のみ。簡易すぎる・・・。
仕方なく昼飯として海老かき揚げそばを食べましたが、まぁ腹を満たすだけの味でしたね。このあたり、飛行機自体に乗る前なのになんだかLCCという悲哀を感じます。(第三ターミナルのほうがまだ選択肢が多い)
ただ飛行機に乗ってしまえば、約2時間であっという間に女満別に到着します。ずっと寝てしまっていました。
流氷無く屈斜路湖~釧路にドライブ
ホテルにチェックインして、網走のアイコンである帽子岩方面を見てみますが、数日前はあった流氷が消え去っています。ロシアの樺太あたりからオホーツク海の網走あたりに流れてくる流氷は、ずっと接岸しているわけでなく動いているので、こればっかりは自然の摂理だし逆らえない。
ひとまずいきなり流氷は厳しそうという事で翌日は屈斜路湖にドライブしてみました。屈斜路湖は所々結氷していて雄大な景色が拝めます。これだけでもすんごく気持ちが良い。。。。が、この日はマイナス15度で爆風。もの凄く寒くて2-3分も滞在してられなく即座に車の中に撤退です。こんな根性なくて流氷は見れるのだろうかと心配になりますね。
その後、息子が用事がありなんと2時間ぐらいかけて釧路へ。昨日ろくな飯を食べてないので「美味いの食べれるから」と連れてこられる。そして釧路ならここで食べろと「釧ちゃん食堂」に着きました。
釧之助ってところが運営してて、1Fには鮮魚や海鮮土産屋、2Fには水族館もあり、その隣に食堂があり、「ここは美味い」そうです。
BBQ(焼き)や、干物定食も美味そうですが、息子のオススメはまかない丼。
と言う事でそのまま頼みましたが抜群に美味しかったです。漬けにされたイカ/マグロ/サーモン等々が入った上にいくらと大葉をトッピングしてあって、これがあっという間に食べきるほど美味しかったです。成田空港のかき揚げそばの失敗をDeleteしてくれました。ふぅ満足。
だが帰りは「眠い!あとよろしく」と私が不慣れな雪道を全部運転(2.5時間)。まぁ時折キタキツネやエゾジカ、タンチョウヅルを見ながら北の大地を堪能して戻りました。
初ワカサギ釣りが楽しすぎる
翌日。流氷の可能性は薄いって事で、網走湖でやっているワカサギ釣りに挑戦しました。
こんな感じでテント多数。
正直、長年趣味としては釣りをしている私と息子からすると「こんな小さい魚を何十匹と釣って、何が楽しいのか」という思いもあり、いままで全然挑戦意欲すら湧かなかったのですが、一度はやっておきたいなと。
また義妹家族とかが「私達も今度行くからみんなでやりたい!」と言うので、ある程度ガイドできるように慣れておこうという意図もありました。
それにしてもこんなにテントあって「そんなにワカサギ楽しいのかよ」という疑念はずっと持っています。
網走湖はほぼ手ぶらでOKです。テントも有料で2000円。この蛍光グリーンのようなテントは全てレンタル用として設置してあるので、自分でテントを立てなくて良いのは楽ちん。有料(1穴200円)でエンジン付きの穴開け機で穴を開けてくれます。
息子から「レンタル竿は多分あんまし良いやつじゃないので、来年もやるなら安いの買っとけ」と言われ、こんな仕掛けとロッド/リールを買ってみました。ちなみに椅子は息子が前回の釣りで買ったという折り畳み。レンタルもあります。
餌は受付でも売ってます。1袋で2名で使い切れないぐらい。1cmぐらいの芋虫的な餌を切って使う。
早速仕掛けを落とすと1秒でアタリ、5秒後にはいきなり2匹。超お手軽だなー。
微妙なアタリというより、群れが入ればすぐに爆釣タイム。2人であっという間に30匹ぐらい釣り上げることができました。たまにこんなミニチュアカレイも釣れ、ほんまかわいい。(素揚げにしようと思ったけどかわいいのでリリース)
外気はマイナス8度とかですが、テントの中は暖かく、場合によっては上着も要らないぐらい。(脱ぐのが面倒なだけで着てるというぐらい)
釣れる事はさておいて、ワカサギ釣りが楽しいとこのあたりで気づき始めます。
何が楽しいって釣りながら調理したり飯や菓子くってだべっていられること。
今回はポタ電を持ち込んでお湯を沸かしてどん兵衛食べてますが、まぁこれが人生の中で最上のどん兵衛の美味さでした。恐らくチャルメラだろうがカップスターだろうが抜群に美味いはず。そして息子がガスコンロと鍋を持ってきてて「ワカサギならこれでしょ~」と天ぷらにしてくれました。(もちろんしっかりと換気しつつ)
味付けは塩のみですが、これも抜群に美味い。家でワカサギの天ぷらしても「まぁまぁ美味しいよね」ぐらいだけど、氷上のテントの中で食べると無限に食えるぐらい美味さ。
そして時々お湯沸かしてコーヒー飲んだりまったりしながら、てきとーに釣りをする。
これは病みつきになるわ。
今回はお試しで息子と2人だけだけど、もう少し大人数で来て、釣る人、作る人を交代しつつやったらもっと楽しい。
朝から昼までの予定が、2人でがっつり15時まで楽しんでしまいました。
結局食べながら釣りして、2人で100匹ぐらいお持ち帰り。冷凍して来年こそ行きたいと言っていた義妹/両親に、帰還後に天ぷらを振る舞いました。
次回は「流氷は見れるのか?」と不安になりながらも、網走港から「おーろら号」乗ってみました。
【北海道旅行記】3090円のLCC Peachエアーで女満別へ! 流氷船「おーろら号」であまりにも雄大な景色に絶句してしまった旅