【鬼怒川旅行記 後編】妻と娘の初めての日光修学旅行~鬼怒川ライン下りは最高に楽しい&大谷資料館は心に残る異世界感を堪能

妻と娘の初の日光/鬼怒川旅行という事で、ある程度修学旅行定番の場所を巡りつつの1泊2日の旅。

2日目です。

この日は宿のオススメもあり、予定外でしたがライン下りからスタートしてみました。これもまた良かったんです。

初日の前編はこちら。

関連記事

日光・鬼怒川にかみさんと娘でドライブ&温泉&観光を堪能してきました。 正直、鬼怒川とか廃墟ホテルがあるとかの話しもあり、寂れた温泉宿なのかな?と勝手な想像で思い込んでいましたが、素晴らしい宿、景色、アクティビティ体験、観光[…]

鬼怒川ライン下りは圧巻の景色と船頭さんの話術がいい

本当はライン下りはするつもりが無かったのです。
妻と娘は船酔いがちなので、「船」と名が付けばすぐにダメ出しするぐらいNGなんです。

ただホテルでオススメされたのと、ホテルからの鬼怒川渓谷の景色が素晴らしかったので「せっかくだし」と二人の了解が得られたので乗ってみることにしました。

こうゆう遊覧船は松江城のお堀とか、四国の四万十川などで乗っていますが、今ひとつ素晴らしいと言えるほどではなく、この鬼怒川ライン下りも舐めていました。

が、、、、このライン下りはまずスピードが違う。そこそこ速いので、アトラクション的。

そして船頭さんの話術が巧い。楽しませる術を心得ているので、観光船で録音されたものをスピーカーで流しているのと違い、ある程度ベースは有りながらもアドリブで楽しませてくれるのです。

景色も素晴らしく、渓谷だから周りがそそり立っていて絶景なんですよね。それだけで癒やされる。

1時間ぐらい下ってという行程ですが、話術と景色であっという間でした。

私が行ったときは水量ず少なく、非常に安全でこれでもゆっくりな下りと言っていました。
雪解け水とダム豊漁で水量が多いゴールデンウィークあたりだと40分ぐらいで下っちゃうらしいです。
それでも見頃は秋で紅葉が最高。冬は客が1-2名の時もあり、貸し切れますよと言ってました。

妻もまた違う季節で乗りたいと言うぐらい、船酔いもせず楽しかったようです。

ただこのあとバスで出発地点に戻るのですが、そのバス乗り場の道の駅に20-30分来ない。(説明では15分だったが)
明らか商売根性で、暇だからどうしてもドリンクとか食べ物とか買い物しちゃうわけで、、、これにはやや閉口。
迎えのバスなんて出発から1時間も川下りしているので、事前に用意できるはずなんですよね。
あからさまな商売は、せっかく楽しめたライン下りの評価を落としますよ。もったいない。

鬼怒楯岩大吊橋へ

ライン下り中の上にあった橋がこの鬼怒楯岩大吊橋。
船頭さんが「絶対行くべきオススメスポット。なにしろ無料。渓谷を見渡せるので良いですよ-」と言っていたので、近いし寄ってみました。

時間があればライン下りをしているのも見たかったのですが、かみさんと娘が「揺れる!足がすくむ」とチキンぶりを発揮するので、早々に退散です。

いやーそれにしても凄い景色。一人なら1時間ぐらいは眺めてられる。

華厳の滝はやっぱり凄い

日光と言えば華厳の滝。妻と娘の修学旅行リベンジですから、当然行ってきました。

子供の時以来の華厳の滝ですが、やはり雄大。約100m近くの落下で水蒸気が舞う姿は厳かな雰囲気が漂っています。

570円払ってエレベーターに乗ると、下まで行けて、華厳の滝を見上げる事ができます。
また滝壺から下に流れる川も近くで見れて、より雄大。

大谷資料館は凄くオススメ

続いて最後の観光。ここで2択ありました。

1つはど定番の中禅寺湖に行くか、もう一つは大谷資料館。(おおやと読む)

中禅寺湖はすぐそばで時間もあるのでランチゆっくり食べながら景色見たりの余裕がある。

もう一つの大谷石資料館はちょい離れているので、ランチ速攻で食べて移動が必要。

で、選んだのが大谷資料館

そもそも大谷資料館とはなんぞや、なんですが、以下のような石の採掘跡なんですね。
以下HPの写真なんですが、広大な地下の採掘跡をライトアップしつつ、採石の歴史とか採石方法とかが展示してあります。

入る前から採石跡があり圧倒されます。

入館すると、よく撮影に使われているようで、勇者ヨシヒコと導かれし七人とかのロケで使われていたようです。ヨシヒコ全部見ているけど思い出せない(汗)

中に入るとひんやりと涼しい。外は30度の日でしたが、中は8度ぐらいなので、寒がりの方は一枚上着があった方が良いです。地下30mに広がるまさにダンジョンの風景が凄すぎる。

そりゃドラマとかの撮影に使われるよなと誰しも思うぐらいの大空間と異質感。これを70年もかけて人間が掘ってきたというだけで気が遠くなる。

中にも撮影で使われた写真が飾ってある。音楽のプロモーションとかの映像もかなり多いようでした。

ここは日本なのかと疑うぐらい圧倒される。もはやピラミッドの内部とか、ヨーロッパの神殿、もしくはVRの世界のようです。

華道家の假屋崎省吾さん作のアートも展示してあり、この異質な風景にマッチしている。ゲームだったら横を通り過ぎようとしたらここから中ボスぐらい出てきそうなぐらい存在感ありまくり。

内部はとても広く、なんだかんだと1時間近くぷらぷらしていました。当時の採石方法やその進化、機械化等々の解説があり、実際手掘り時代と機械掘り時代で壁の削れ方が違ったりするので、「これが新しいやつか」なんてのが見分けられるようになってくるのが楽しい。

外にはカフェや土産物屋も併設されていてるので、疲れたり飽きたら上に上がってお茶タイムも出来ます。

中禅寺湖をスキップして、こちらの大谷資料館に来て大正解でした。

名前が資料館なのでちょっと名前で損していますが、採石の歴史に興味がなくても、日本っぽくない地下ダンジョンを歩いてみるだけでも異世界感があって満足できますよ。

宿も観光も全てが良かった

今回の旅、かなり思いつきであり、妻と娘が行ったことが無いからと修学旅行リベンジとして企画しましたが、1泊2日で全ての場所が大満足でした。さすがは定番観光地。

いままでなんにも考えてなかったのですが、そりゃ学生の修学旅行地になりますよね。
でもきっと大人になってからのほうが、鬼怒川渓谷や華厳の滝といった自然の雄大さ、東照宮の荘厳さ、大谷資料館の異世界感を身にしみて感じ取る事ができると思います。娘はライン下りのようなアトラクション以外は結局ピント来ず、「修学旅行で来たかったと言っていたけど、別にって感じでしたわー」と言ってました。

ですが、妻は「鬼怒川と日光最高。こんなに”目”が楽しめた旅行は久しぶりだわー。いいね。修学旅行」と言ってました。自分もそう思いますし、恐らく今回行った場所をもう一度歩いても、まだまだ新鮮に感じると思う。

鬼怒川も昔ながらの温泉街のイメージがなんとなくありましたが、全く違いましたね。

もちろん温泉宿次第で満足度も変わってきますし、県民割やこれから始まる全国旅行支援を利用して賢く旅をプランしましょう。

今回の宿は一休.comで予約しました。
宿泊 : 静寂とまごころの宿 七重八重


最新情報をチェックしよう!