【旅行記】初夏の北海道オホーツク地方の釣りは最高の癒し。羅臼でハモ丼は外せない美味さ。もう移住してもいいぐらいだわ

オホーツク地方の旅も3日目。移動日は夜着なので実質2日目です。

前日である実質1日目に、役所、大家、その他も手続き等々、できる事を集中させて、翌日をフルに空けることができました。もしトラブったらこの実質2日目は釣りに行くことができなかったのですが、気合いで乗り切りました。

前日の記事はこちら。

渓流ルアー釣りは北海道だけ概念が変わる凄さ

釣りをしている方なら本州で、渓流でルアー釣りというと、よくやるねって感じだと思います。
人の多さ、有料地域で遊漁券必須、スレだ魚(釣れない)、そしてなにより魚が小さい。せいぜい20-30cm。それでも30cm超えれば”尺イワナ”とか言われて特大サイズとなる。

しかし北海道は、放流ではないネイティブのニジマス、サクラマス、アメマスで40-60cmは釣れるし、イトウに出会えれば100cmなんてものもいる。土地/川が広大の為、魚はすれてなく釣れやすいし、有料の川も殆ど無い。
特に道東は、「この辺の川入って釣ってみよう」レベルで、普通に釣れます。つまり世知辛くなく、雑誌の世界のような雰囲気で楽しむことができるわけ。

海釣りしかやってこなかった私からすると、「こんな水深10cmから20cmぐらいの川でルアー投げて釣れるのかよ」という先入観が強いのですが、全然余裕で釣れる。

そんなわけで、地元釣り師の息子にガイドとなって頂いて、入渓してきました。

癒やされ空間

もうね。私は釣りできることもそうなんですが、この自分達以外誰もいない、鳥と虫と川の音だけがする空間にいること、、、それだけで感謝だし満足しちゃうのです。

川を数キロ下っていきながらの釣りですが、普段運動不足気味の私でも全く苦にならない。
水の上にうっすらと霧が掛かる幻想的な風景の中を、雑談しつつ魚たちに遊んでいただく。

これはちっさいアメマス。

40cm弱のアメマスも釣れました。このサイズになると私のウルトラライト(UL)のロッドだと負けそうなぐらい引いて、ファイトが半端なく楽しい。

ガイドさんも、ヤマメ、ニジマス、アメマス等々をサクサクと釣っていきます。時期によっては釣ってはいけない魚もいるのですが、ガイド曰く「そーゆーのが多分居ないとこで釣っているので、魚は小さいけど我慢してね」との事。
いやいや、雰囲気だけで最高に癒やされています。

続いて午後は別の場所へ。

天に続く道方面から知床羅臼へ

北海道の良いところは、とにかくまっすぐで空いている道。

次の目的地は羅臼方面で、知床に向かっていくと、いわゆる「天に続く道」という有名なスポットがあります。
以下左ですね。この道をまっすぐ行くとその名の通り”天”に続きそうな道です。近く(右)に来ると、天じゃないことが分かっちゃうんですけどね。

ちっちゃい美しい魚

最後の釣行は羅臼方面の川です。こういう堰があるところでの釣りは自然感がやや少なめですが、その分ストラクチャー(魚が隠れるところ)もあり攻めやすい。堰で水が流れ込んでいる所から子虫が逃げるようなイメージでルアーを操ると、小さいけど美しいニジマス、ヤマメなどが遊んでくれます。

このヤマメはこのサイズで20cmぐらいですが、最大でも30cm。
このヤマメが海に降り再び川に戻ってくると、最大70cmのサクラマスとなる。
「よっしゃ海に行こう」という魚を降海型といい、一方「俺は残る」と川に残っているヤツは陸封型と呼ばれる。
縄張り争いに負けたヤマメちゃんが、一発逆転を狙って海に行くと最大70cmの大型魚となって川に戻ってくるという習性はとても興味深い。

こちらはアメマス。本当は北海道固有種であるオショロコマも釣りたかったのですが、そちらは息子がなぜかバンバン釣れて私には釣れず。「今度こそ」次回来るときがあったらリベンジしたくなるのも釣りの良いところ。

こんな水深の浅い川に魚が豊富に住んでいる。ルアーを追っかけてくるのも見えるし、雰囲気は最高にいい。

こうして3時間ぐらい、下流を目指して歩き、最終的には海にでました。これにて釣りは終了。

ここから道路にでて、車まで25分ぐらい上り坂を登っていく苦行が待ち受けていますが、少し早い”美味しい夕飯”が待っているので、頑張ります。

羅臼道の駅のハモ丼が安くて絶品

食事は”道の駅 知床・らうす”へ。ここは1階が道の駅でお土産物屋になっています。
ただ個人的には、2階の「知床食堂」がお勧めです。

道の駅併設の食堂はあまりアタリがなく、観光客ぼったくり価格みたいなものも結構あるものですが、この知床食堂はガチで安くて美味い。オススメは断トツで「黒ハモ丼」。黒はもは現地で捕れる穴子のことで、穴子丼なわけですが、これが味がほぼうな丼。しかも価格はたったの1300円。

もちろん鰻のほっこりした美味さには敵わないものの、脂ののった黒はもも充分な美味さ。
3000円~4000円の鰻食うぐらいなら、ハモ丼2-3回食った方が満足感高い。

ここの知床食堂には、観光客向けのウニ丼等の海鮮丼系もるあのですが、地元民向けの羅臼昆布羅~メンとか、焼き魚定食とかが1000円以下で食べられる。これも以前食べたという息子の話では「断然お値段以上の味」とオススメ頂いた。でも年に一回来るか来ないかの私からすると、この黒ハモ丼は外せないメニューなのです。

冬は通れませんが、夏場なら知床ウトロ側の観光と、知床横断道路を通って景色を堪能しつつ、こちらの羅臼をセットにして見てまわるのがオススメ。

帰着へ

あっという間の4日間。帰着飛行機も昼便のため実質中2日で、まさに弾丸ツアーの様相でした。
それでも1日で事務手続き、1日は釣りで癒やされたので充実感のある旅でした。

オホーツク方面はご飯も美味しく、野菜もアスパラとかじゃがいもとか安くてうまい。景色も良くて飯も美味い、渋滞もない、ドライブ気持ちいい、釣りも楽しいときたら、もうここに住んでもいいとすら思えます(冬以外だけども)。

旅をできるだけ安く済ませるなら

卒業時は引っ越しがあるので、2024年冬にまた来ることになりそうです。

その時はまた全国旅行支援的なサポートがあると良いんですけどね。

ただそういうのはもう無いでしょうから、できるだけ安く旅をプランするならHIS、楽天トラベル等を活用していきましょう。

 

 

 

最新情報をチェックしよう!