Elephone の6.0インチスマートフォン『Elephone S8』のレビュー後編です。
今回は日本語やプリインストールアプリケーションの確認、ストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そしていつものようにカメラ等の使い勝手を試してみました。
前回のレビューはこちらから。
日本語化
日本語に関しては、設定から変更できるようになっています。変更後は設定メニュー等のかなりの部分が日本語化されます。一部英語表記のもの(Google純正ではない設定)はありますが、だいたいはみれは゛わかるような設定ばかりなので困ることはないでしょう。
プリインストールアプリケーション
以下はプリインストールされているアプリケーションの一覧です。Googleの基本アプリ「Google Play(Playストア)」や「Gmail」等は最初からインストールされています。中国語の余計なアプリケーションはインストールされていませんね。
ナビゲーションバーがデフォルトでOFF
Elephone S8にはホームボタンがあるのですが、デフォルトではナビゲーションバーがなく、「ホームの左右にボタンがあるのかな?」と思ってしまいましたがボタンはなく、ホームボタン一つで操作する仕様です。ホーム1タッチで戻る、長押しでアプリ履歴、2回タッチでホームです。
ベンチマーク結果
今回レビューしているElephone S8ですが、SoCはMediaTek Helio X25搭載です。
そのHelioX25の実力をAnTuTuベンチマークで試してみました。
結果としては、「92522」で、ミドルハイレベル結果です。MediaTekの中ではXシリーズはハイエンドラインなので10万点ぐらい行って欲しかったところですが、スナドラ系と比較すると、スナドラ660以下、652以上というレベルです。
使っていても、Helio P25やスナドラ625あたりの5-6万点レベルの一瞬引っかかるような事もなく、あるゆる操作でサクサク快適です。重いゲームは厳しいかもしれませんが、モンスト/ツムツムは快適に動きました。但し、スーパーマリオラン、パズドラは起動すると直後にホーム画面に戻ってしまいます。このあたりはちょっと注意が必要です。
※いままでの参考結果
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Galaxy Note8 | Exynos 8895 | 177633 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Elephone S8 | MediaTek Helio X25 | 92522 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
ZTE nubia Z17 mini | Snapdragon652 | 83629 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
SHARP AQUOS S2 | Snapdragon630 | 66732 |
Ulefone ARMOR 2 | Mediatek Helio P25 | 66415 |
ZenFone4 Selfie Pro | Snapdragon 625 | 66318 |
UMiDIGI S2 | Mediatek Helio P20 | 62056 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
BLUBOO S8 | MediaTek MTK6750T | 42851 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
カメラの使用感
21MPレンズ搭載のカメラをテストしてみました。
まずは風景から。こちらはXPERIA XZ1 Compactと比較です。*スライダーバーを左右に動かすと比較できます。
[twenty20 img1=”35181″ img2=”35180″ offset=”0.5″]いつも書いてますが、XZ1 Compactは濃淡強めの写真です。Elephone S8はやや白っぽく見えますが肉眼に近く自然なイメージ。ですが、ぱっと見はやはりXPERIAのほうがくっきりはっきりとしていて印象は良いですね。S8も比較しなければ悪くなく、むしろ中華スマホとしては結構頑張っています。
建物なんかもこんな感じで不自然に輪郭がぼけたりせず、違和感の無い綺麗な写真が撮れています。
6インチの迫力は漫画リーダーにちょうどいい
最近流行の縦長18:9のディスプレイは、縦方向に長いので漫画/書籍系リーダーとしてはいまいちです。16:9の6インチ2K解像度のS8は漫画向き。
特にKindleできっちりと電子化されている漫画なんかみると、めちゃ綺麗です。普段18:9のGalaxy Note8を使っていると、電子書籍/漫画リーダーとしては「なんとなく窮屈に見える」のですが、Elephone S8のような16:9で横幅が広く3面狭額縁のスマホを改めて使うと「見やすくて相性いいなぁ」とつくづく感じます。
まとめ
●Good
- 6.0インチ 2K解像度液晶は発色もよく鮮明で綺麗
- 及第点以上のカメラ
- ホームボタン+指紋認証リーダーありで使いやすい
- 3面狭額縁の16:9ディスプレイは漫画リーダーとして見やすい
- Helio X25でサクサク快適
- 230ドル程度のセール価格は安い
- 外観(背面)のデザインが美しい
●Bad
- LTE B8に対応していない
個人的にはほぼ不満がないという変な形で驚いたスマホです。
「Helio X25って言ってもそれほどでもないでしょ?」と思いながら触るとサクサクに動く。Helio P25あたりでも基本操作感は余り変わらないだろうと思っていたけど、明らかにキビキビ感が違う。
質感も「どうせ中華端末だし実機はがっかりするんでしょ?」と思っていると背面とかの3面狭額縁の美しさに驚く。
2K解像度ディスプレイは美しく、漫画リーダーとして6.0インチ16:9のアスペクト比は最適です。
これで価格が230ドル程度。Helio P23やP25と遜色ない価格で販売されているのでかなり安い。
残念なのは対応周波数帯で日本ではB1/B3しか対応しない。中華スマホでよくあるB8まで対応してくれたら、SoftBank/Y!mobile系のプラチナバンドも使えるのにと思ってしまう。ElephoneはB8を対応してないことが多いのですが、今後はこのあたりも力を入れてくれるといいのに。
ですが、全体的に「Elephoneやるじゃん」と評価を見直しました。最近Elephone端末を触っていなかったという面もありますが、クオリティ、デザイン、コスパ、カメラなど充分及第点だと感じました。
Elephone S8 の価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest では229.99ドルのセール価格で販売中です。
・GearBest.com販売ページ : Elephone S8 4G Phablet – BLUE
カラーはブルーの他にも、ブラックとレッドがあります。赤もまた良い色です。
送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月程度覚悟する必要があるので、早く欲しい方はオプション配送のExpedited Shipping(DHL)をお勧めします。わずか13.70ドルです。こちらは10-15営業日で届きます。
セール/クーポン情報はこちらに追記していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。
【レッド/ブルー229.99ドル】画面占有率 92.4%! 3面ベゼルレス『Elephone S8』が発売! 2K 6インチディスプレイ、Helio X25とハイスペック
GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」