【レビュー】自立キックスタンドが便利すぎる「ESR 15.6インチモバイルモニター」-入力端子がスタンド内にあり縦横置き対応できケーブルも隠せてスタイリッシュに使える利便性の高さが魅力

主にスマホやタブレットケースを発売しているESRから発売された、15.6インチフルHD解像度の「ESR モバイルモニター」を使ってみました。

自立型なのでカバー要らずで自在に角度が設定でき、ケーブル配線も隠せるのでスタイリッシュに使えるのが大きな特徴です。

主な特徴

ESR モバイルモニターは15.6インチフルHDのポータブルディスプレイです。

これだけ見ると普通のモバイルモニターですが、背面片側にキックスタンドがあり、自立できるようになっているのが大きな特徴で、更にそのキックスタンドに各種ポートが配置されているため、見た目にもすっきり。

一般的なモバイルモニターはディスプレイだけがあり、スタンド代わりにカバーを同梱しているケースが多く見られますが、ESRモバイルモニターは自立できるスタンドがある為、相対的に重くなってしまうカバーを使う必要が無くなります。また縦型として使う事も可能。

ディスプレイとしてもHDR10に対応しているため、メリハリの利いた映像を楽しめます。このあたりも低価格帯のモバイルモニターより一つ抜けた機能です。

映像入力端子はminiHDMIとUSB Type-Cがあり、PC側がDP ALT MODE(USB 3.1 Gen 2)対応であれば、USB Type-Cケーブル1本で映像も電源供給も可能です。そのため特に出張等でかさばる荷物を少なくしたいケースなどでは重宝します。

■仕様

  • フルHD解像度1920×1080 IPS
  • HDR 10&FreeSync
  • 視野角178°
  • 体型スピーカー
  • 入力インターフェース:USB Type-C x 2、miniHDMIx 1

*ESR様からのご提供によるレビューです。

開梱

付属品は、miniHDMIケーブル、USB Type-C to USB Type-Cケーブル、USB Type-Cケーブル(電源供給用)、マニュアル、それとスリーブケースです。USB充電器は添付されないので自分で用意する必要がありますが、最近はスマホ用の充電器を持っていない人も少ないでしょうし、流用は出来る環境が整っていると思います。

マニュアルは多言語ペラ紙ですが、日本語もしっかりとあります。

スリーブケースはフェイクレザーっぽい材質ですが、肌触りも良く持ち運びに便利。使わない時裸で置いておくと傷がつく可能性もあり、こうした専用ケースが最初から添付されているのは有り難いですね。

外観

ディスプレイは光沢タイプ(グレア)です。

キックスタンドがあるので、このようにディスプレイだけで自立してくれます。ちなみに角度調整は難しくなりますが、縦型にする事も可能です。

スタンド内に、USB Type-Cx2,miniHDMI、カーソルスライダー、電源ボタン、イヤホンジャックが格納されています。

キックスタンドは180度まで開脚するので、このようにフラットにもできます。あまりここまでする事は少ないでしょうが、無段階で微調整がここまでできるので、細かく調整したい方にとっては素晴らしい機構です。

反対側には放熱スリットがあるだけですね。

重さは936gでした。カバーを付けないと使えないタイプよりは軽量です。(だいたいカバーつけると1.2kgぐらいになるのが普通)

使い勝手

まずはPCのセカンドモニターとしては使ってみました。私の愛用しているPC LG gram 17の USB Type-C端子からケーブル1本でセカンドモニター化が可能でした。PCと接続時は、USB 3.1 Gen 2(Thunderbolt 3以降)に対応したUSB Type-C端子であれば、電源要らずで接続可能。

クローンやマルチモニターも試しましたが、Webサイト見ながらPowerPointの編集なんかもできるので楽です。
発色も良く輝度も充分あるので見やすい。

グレア(光沢)なので、そこは好みが分かれる所ではありますね。

ケーブルの取り回しが見えないのでスタイリッシュ

背面のスタンドに入力端子があるため、接続時やOSDメニューの操作は面倒ではありますが、使っている最中はケーブルがディスプレイ裏に隠れる為、スタイリッシュです。一般的ななモバイルモニターはディスプレイ横に端子があり、PC+モニターを並べるとケーブルが邪魔になってぴったりとくっつけづらいのが難点。それをこのスタンド内入力端子がカバーしてくれます。

またスタンド内に入力端子があることで、縦型にした際にもケーブルの取り回しがモニター裏で完結するのも大きなメリット。サイドに入力端子や操作系があると縦型にはできないんですよね。

OSDメニューの操作

OSD(On Screen Display)メニューはスタンド内にコントローラーがある為、操作はしづらいですが、最初にいろいろといじったらそれほど変更しないものでもあるので、利用頻度が低い事を考えれば難点はないでしょう。

日本語で細かく調整箇所もありますし、操作自体も最近のモバイルモニターでは一般的になりつつある、上下と決定ボタンが一緒になったスライダー形式なので操作性は良いです。

任天堂スイッチと繋ぐとゲームがより楽しくなる

試しに任天堂SWITCHも接続してみましたが、外部ディスプレイとして充分使えますね。
ただSWITCHはケーブル1本とはいかず、ディスプレイには別途電源供給が必要です。

音もディスプレイスピーカーから出るのでSWITCH本体より迫力が増します。モニターとしても明るく60Hzリフレッシュレートと言う事もありSWITCHぐらいなら遅延もなく充分プレイに集中できます。

またSWITCH本体がちゃんと充電ステータスになるので、バッテリー残を気にせずに遊べるのも良いところです。

まとめ

モバイルモニターとして、無段階調整可能なスタンドが付いているのは大きなポイントで、角度調整ができる点と、モニター単体で自立するのが何よりも楽。
カバー付きのモバイルディスプレイは以前使っていましたが、ちょっとした角度調整ができないのと、持ち運ぶには重いという面を考えると、トータルではスタンド付が圧倒的に上。

モバイルディスプレイとしてもUSB Type-Cケーブル1本で電源/画像転送ができるため、PCとの接続は非常に簡単で、特に持ち歩くことを考えるとこれほど楽なモニターは一度使うと手放せないアイテムになります。

またSWITCH等のゲーム機の外部モニターとしても充分使えますし、1kg以下の為、外出先に持ち出していけます。例えば家族旅行で温泉宿/ホテル泊まるとなった際も、みんなで15.6インチモニターでSWITCHがプレイできるので、そうした使い方も楽しそうです。

難点はカバーが無いので、持ち運ぶ際に気を遣うという程度ですが、スリーブケースも最初から添付されているので、死角なしですね。

価格

Amazonにて、ブラックフライデーセール価格で販売されていて、18,899円です。
自立スタンド、HDR対応などスペックがワンランク上にも関わらずモバイルモニターとして価格は他製品とほぼ同等です。
また更にクーポンもあります。
20%オフクーポンコード : ESRI6OXU  *12月28日まで

公式サイトでも販売しています。

ESR公式サイト

最新情報をチェックしよう!

ガジェットの最新記事8件