愛用タブレット「ARROWS Tab FJT21」の不調もあり、代替タブレットとしてXperia Z2 Tabletなどを探していた私ですが、決めたのは『Galaxy Tab S 10.5』でした。
au版のSCT21がとってもお買い得価格でしたので、買っちゃいました~。
3万円アンダーでこの機種が買えるとは驚き。
とは言ってもヤフオクだし、ネットワーク利用制限▲の微妙なタブレットですけど、私の場合は基本WiFiでしか運用しないし、割り切って使います。
その『Galaxy Tab S 10.5』が届きましたので、開梱の儀とファーストレビューしたいと思います。
開梱の儀
Apple iPad Airなどよりもはるかに高いGalaxy Tab S 10.5ですから期待してしまいます。
ですが、箱は側面を開けて引っ張りだすタイプ。
ま、私自身この箱に凄い期待をしてしまう人ではないのですが、ASUS EeeBook X205TA-Bを買ってみたり、iPad Airなどを使っていた身としては、「これがプレミアムタブレットなの?」という少しガッカリ感がある。X205TAはたったの3万円のノートPCですからね。それに少なくとも高級感とかプレミアム感は完敗してます。
Galaxy Tab S 10.5のようなバルク品のHDDと同じような箱の開け方ではダメですよ。ほんと。
韓国製はまだ「おもてなし」の心が判っていない気がしますね。
しかしあくまでこれは「箱」の話。そこは中身で勝負。
箱を開ければ、ロゴ入りの袋に包まれたGalaxy Tab S 10.5が。
ここは綺麗ですね。
袋から出して早速起動。
画面はさすがに綺麗すぎる
au版のSCT21の為、起動するとまずauロゴ。
初期セットアップを終了すると、auアプリがわんさか。これには閉口だが使わなければとりあえず邪魔にはならない。とりあえずトップ画面からは一掃した。
起動して思うのはやっぱり超綺麗だという事。
事前に何度も店頭で触っているとは言え、自宅で使ってみるとウルトラ綺麗な液晶に感動する。
有機ELの発色の綺麗さもあるが、とにかくビビットなカラー発色にうっとりしてしまう。
自宅使用だからロック画面を無くすこともできるが、この美麗なロック画面を見て「うん今日も綺麗だね」とタブレットに向かって気持ち悪い言葉を心のなかでつぶやく私が居て、ロック画面は結局そのままにして使っている。
タブレットしては2K解像度:2560 x 1600 (WQXGA)でArrows TabのFJT21と全く同じなのだが、なぜにこんなにも違うのか。有機ELの威力かも。
ボタン配置のせいで基本横方向使用のみ
わかっていたことですが、このホームボタンとタッチセンサー位置が横固定されている為、このGalaxy Tab S 10.5は横画面使用が基本です。
もちろん縦にして使えば画面は回転しますが、ホームボタンはもちろん、戻るボタン/マルチタスクキーは回転しないので、変な使い方になり、ちょっと無理があります。
ここは縦画面の時にはタッチキーだけソフトウェアで表示するなどの利便性向上が欲しかった所。
「分かって買ったんでしょ」
と言われれば「ええそうですよ」と即答するくらい分かりきっている事ではありますが、Galaxy Tab S2が発売されるなら、是非検討しておいてほしいところです。
10.5インチもありますし、2K解像度もあるので、わざわざ縦にすることも少ないのですが、飛行機の中とか車中とか狭い場所の時は縦画面がいい時もあるんですって。
Samsonが打倒Appleを目指す気があるなら、自分達だけの価値観で使い方を決めるのではなく、多用なニーズを汲み取る(特に利便性に関して)努力はしていただきたいなと。
ええ。分かっていて買ってます(汗)
それでもホームボタンがあるのは確実に使いやすいわけで、ここはGalaxyさま様。
Xperia Tabであれば、スリープ解除に常に本体横のボタンを押すかと思うと使い勝手は雲泥の差です。
本体は異様に軽い
スペック上は465gと、そんなにダントツ軽いわけじゃない。
ギャラタブSの前のFJT21は519gだからだいぶ軽くはなったが、Xperia Z2 Tabletは439g出し、最新のXperia Z4 タブレットは389g(但し10.1インチ)。iPad Air2は437g(但し9.7インチ)と、ギャラタブSより軽いタブレットはいろいろとある。
しかし店頭で持つと、Xperia Z4 TabletもギャラタブSもなぜかあまり変わらない・・・気がする。
(あくまで個人の感想です)
自宅で持つ限り「これ以上軽くなくてもいいかもよ」と思えるくらい。
それは薄さとかにもある気がする。
FJT21(8.9mm)よりはるかにGalaxy Tab S 10.5は薄い(6.6mm)ので、その差は確かにある。
基本的にスマホに関しては「薄けりゃ良いってもんじゃ無い。持ちやすい事で重さ以上に軽く感じる事もある」という感覚を私は持っているのですが、タブレットについてはそうでは無いのかもしれないと考えを改め始めました。
ただこの軽さは脆さとのトレードオフ。
カバーを付けないと落下/破損が怖くて使えない。
それくらいこの薄さは華奢にも見えます。
それでもやはり軽い・薄いは素晴らしいですね。
背面のシボはなかなかの質感
背面はXperiaのようにツルテカのガラス仕上げ・・・ではなく、ぼつぼつがついたシボ(ディンプル加工)です。素材はプラスチックだと思いますが、つや消しで傷が目立たず、且つディンプルのおかげでホールド性も高くなっています。
価格だけで見たら、Xperia Z4 TabletやiPad Airと同等かそれ以上であるギャラタブS。
そう考えると、背面は高級感とは少し遠い位置にあるかなと思う。
ガラスのXperia TabにしてもiPad Airのような鏡面仕上げにしても、そのまま使えばガリッガリに傷入るのは間違いなく、怖くて結局はそのままでは使えない。
ギャラタブSも最終的にはカバーは付けるつもりだが、ハードに使わなければ傷まみれなることは無さそうだし、例え擦り傷が入っても目視できるような強い傷以外は目につかない。
これはかなり大きな利点かと。ギャラタブSも入手してから少し経ってますが、カバーを探す間、裸族のままでも使えるというのはかなり気が楽でした。
iPadにしても他のタブレットにしてもカバー付けて使えば良いだけなので、デメリットではないものの、「結局そこまで予算かけて仕上げてきた背面って意味なくね」といつも思うのです。
電源ボタン/ボリュームボタンは押しづらい
一見相思相愛の仲のように見える私とギャラタブSですが、側面の電源ボタンとボリュームボタンは押しづらくていまいちです。
ボタンはメタルで綺麗でかっこいいのですが、デザイン性確保の為でしょう、、、細く、小さく、突起があまりないから押しづらい。
基本的にはホームボタンでスリープからレジュームができるので、電源ボタンはあまり使わないものの、私の場合クックパッドを使うことがあり、クックパッドはレシピ閲覧中は30秒とかでスリープにならない設定なんですね。これは料理をしている時はとても役立つのですが、うっかり放置して忘れてしまうと画面が点きっぱなしで電池消費が・・・ということがある。(それでも脅威の低消費電力化であまり減らないのですが)
そんな時に電源ボタンで強制的に画面OFFにするのですが、電源ボタンが小さく突起もないので、No Lookで探すと「あれ?どこだ?」みたいになる。クリック感も乏しいので、ここはなんとかして欲しい所でした。
かと言って、iPad Airのほうが優れているわけでもなく、どっちもどっちなんですけどね。デザイン性が利便性を損なう仕様は使いづらいなと思うだけで。
ファーストレビューまとめ
個人的には、8インチ~10インチまで過去いろいろとタブレットを使ってきましたが、現時点では「最高にいいタブレット」です。
薄く軽い、そして安い(安く買えただけだけど)。
2万円台で、Glaxy Tab S 10.5(au SCT21)が買えて、とりあえずau系SIMも使える。
例え今後赤ロム化したとしても、WiFiで使えるわけだし、WiFiモデルが新品で6万円程度すること、中古でも4万円もする事を考えれば、auモデルのSCT21を買うのが一番安いと思うし。
2K解像度と、有機ELディスプレイは抜群に綺麗と、買ってよかった感があるのは凄い。
縦画面で使いづらいとか、ボタンが押しづらいとかありますが、ある程度使い方で解決できそうだし。スリープについては、風呂蓋ケース(カバー)を買えば、閉じた瞬間にスリープに入るので、スリープ対応ケースを探そうと思う。
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