折りたためる世界最小スマホジンバル 「Snoppa Atom」レビュー! 撮影しながらワイヤレス充電可能など使いやすさが魅力

Indiegogoでクラウドファンディングしているスマホジンバルハンドスタビライザー「Snoppa Atom」をお借りする事ができたのでレビューしていきます。

このAtomは使い勝手の良さを考えた「折りたためるジンバル」になっているのが大きな特徴です。

主な特徴

AtomはSnoppa Technologyから発売された折りたたみ型のスマホ用3軸ジンバルハンドスタビライザー(以下ジンバル)。Snoppaのプレスリリースを見ると世界最小と謳っています。一般的なジンバルであるOSMO MOBILE2は485gですが、Atomは折りたたみ式で機構が複雑になっているにも関わらず440gと軽量。ジンバルは確かに「かさばる」のが最大の難点で、旅行や外出時に気軽に持ち出せるサイズではなく、それなりに大きなバッグが必要でした。しかしAtomなら全長20cmほどに収まるので、小さめのバッグに入れることも可能。そのコンパクトさは以下の写真をみればよくわかる。

スマートフォンは310gまで対応するし、スマホ搭載部にQiワイヤレス充電も仕込んであってケーブルレスで充電しながら撮影も可能。また同じく搭載部にUSB Type-C端子もあり、有線でも繋ぐ事ができます。

同梱物と外観

完全なる製品版ではないので、マニュアル等はないのですが、本体は製品版と同じとの事。Atom本体と、ケーブル4種が添付されていました。音声用ケーブル、USB Type-C to Lightning、USB Type-C to USB Type-C、USB Type-A to USB Type-Cとなります。今回お借りしているのはピンクですが、他にもブラックカラーがあります。 折りたたんだAtomを使う状態にするとこのような形になる。機能は非常に豊富で、前面、側面だけでこれだけの機能が割り当てられています。カスタムキーも多く、アプリ側で設定することで、好きな機能が割り当てられる。折りたたみボタンを押せば再びたたまれるのですが、多少コツがいる感じ。説明が難しいのですが、押せば曲がる感じでもなく、上側を左右に動かしながらだとくるっと回転しやすく感じた。またたたむ際に多少ギチギチと音が鳴る点も不安を感じる。ただこれは製品版では違うかもしれません。 背面のトリガーきロックボタン、その下の丸いものもカスタムキーです。こんなに多くのボタンを使いこなせない自分には過ぎたるものではありますが、カスタムで使いやすく出来る点には脱帽。 スマホ装着面の側面にはUSB Type-C端子とマイク用端子。またスマホ装着面にはQiがあり、ワイヤレス充電対応スマホならケーブルレスで充電できる。有線の場合、付属の短いケーブルを使えばこのようにすっきり接続可能。ジンバルハンドスタビライザーはよく本体の下のほうにUSB端子があって、そこからケーブルを取り回す事が多いのですが、Atomがこの位置にUSB Type-C端子を付けた事は絶妙な発想だと思う。

ちなみにサイズの比較。左がDJI OSMO mobile2,右がSnoppa Atom。縦方向がここまでコンパクトになります。

使ってみた

早速使ってみました。まずはアプリをインストールします。Snoppaで検索すると直ぐに分かります。スマホのBluetoothをOnにしてアプリを起動。すると最初にペアリングするために機種選択があるので、Atomを選択すればOKです。アプリではカメラ各種設定ができるし、カスタムキーの割り当ても可能。アプリを使うことでタイムラプス動画なども撮ることが出来るようになります。もちろんSnoppaアプリじゃなく、スマホ標準のカメラでも撮影はできるのですが、細かい設定をしたいとか、タイムラプスなどの専用モードが使いたい場合はSnoppaアプリを使うほうがやはり便利。設定が完了したので、さっそく外に持ち出して使ってみました。まずはちょっとした動作確認で、横→縦がワンボタンで切り替えられる。

動画テストはまず小走り。徒歩、早歩き、ややダッシュしてみました。当たり前ですが、充分揺れを防いでスムーズな動画になっていると思います。
次により揺れる階段での撮影。こちらもかなりスムーズ。実際は小走りで、しかも階段幅も広いのでどうしてもドスドスと降りているのですが、それでも揺れを感じさせない動画になっています。

まとめと価格

スマホジンバルの最大の弱点は「大きさ」だと私は思っていたので、Atomのように折りたたみできるタイプは歓迎です。小さいカバンでも持ち歩けるというサイズの問題はかなり重要で、それだけで「持っていこうかなぁ・・・でもなぁ」と萎えていた気持ちが変わる。今後はこういうタイプが増えていくでしょうね。

しかもAtomはUSB Type-C端子がスマホ取り付け部にあったり、Qiでワイヤレス充電できたりと至れり尽くせり。先日発売されたDJI OSMO mobile2ですらmicroUSBで充電なのですから、Atomの利便性の高さが分かります。

対して難点が無いわけでもありません。折りたたみに若干コツがいる点や、多少ミシミシと音が鳴る点はマイナス。お借りしたサンプル機だからかもしれませんが、製品版ではこれが直っている事を期待したい。

Atom自体はまだIndiegogoで買えて、価格はスタンダードパックが139ドル=15736円。スマホジンバルハンドスタビライザーとしてはOSMO mobile2とだいたい同価格である事を考えると、世界最小を謳うAtomは安い価格設定だと思う。

また、日本でもグリーンファンディングというサイトで、同様にクラウドファンディングで出資募集中です。既に目標額を上回っているので、EARLY BIRD(アーリーバード)の13860円で「買える」事になります。クラウドファンディング自体は12/15までで、発送は12/末以降との事です。

ドル=円換算を考えると、こちらのほうが安いですね。

はじめてスマホジンバルが欲しいという方、持っているけどかさばるのがなぁーと悩んでいる方、Atomは結構お勧めですよ。

関連リンク

・公式ページ : Snoppa Atom
・Indiegogo : Snoppa Atom

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