【使って分かった良い面も悪い面】常時点灯でバッテリーが1年持つというスマートウオッチ『NO.1 F2』実機レビュー!

常時点灯でバッテリーが1年持つスマートウオッチ『NO.1 F2』のレビュー後編です。

前回のレビューはこちら : 常時点灯でバッテリーが1年持つというスマートウオッチ『NO.1 F2』実機レビュー! 開梱~外観チェック編

今回は機能やアプリと連動によって分かる使いやすさ/使いにくさをまとめてました。

ライフログとしての機能

時計単体では歩数計とその距離、ストップウオッチ、アラーム、燃焼カロリー、温度計というレベル。また時計には表示されず、アプリと連動後にアプリ側で表示されるデータもある。それは高度、気圧、UV、睡眠時間等。ただデータとして蓄積されるのは歩数計と睡眠だけですので、その他はあくまでスポットのデータとなります。

アプリのインストールとペアリング

この時計の機能をフルに使うにはスマートフォンにインストールするアプリケーションが必要です。アプリのインストールは2つの方法があり、マニュアル内にあるQRコードから直接apkファイルをダウンロードする方法があります。ただこちらはダウンロードしたファイルが圧縮されているので、結局PC経由でインストールしなければならず面倒だったのでオススメしません。普通に、Google Play/App Storeで「Fundo Bracelet」で検索すると出てくるので、インストールするだけ。こちらが当たり前ですが簡単です。

但しHUAWEI Mate9は「お使いの端末はこのバージョンに対応していません」と表示されてダメで。結局apkファイルからインストールすることになりました。インストールするとこのように表示されます。
アカウントを作成して、ログインできるようになると以下画面になります。まずはF2とのペアリングです。画面左下に「Me」というアイコンがあるのでタッチすると以下の画面になります。
ここでF2の電源を一旦OFFにしておきます。上記画面の「Bluetooth connection」をタッチすると以下画面になります。この段階で再びF2の電源を入れます。F2は電源投入時だけBluetooth探索モードになるようなのでこのようなやり方になります。電源が入り、F2にBluetoothアイコンが点滅したら、下記画面の白い部分(画像ではSCANNINGになっていますが、SEARCHINGになります)をタッチします。

すると、F2が見つかるので、F2をタッチしてペアリングします。これでペアリングは完了です。

ペアリングして見れるデータ

ペアリングさえ設定していれば、歩数計等ライフログデータは自動的に連動します。真ん中のブルーの円をタップすれば、月ごとの累計のデータも見れます。表記は日本語ではないものの、英語も分かりやすいしアイコンもあって直感的にだいたい理解出来る内容です。

通知はバイブレーションがなく残念

F2は電話/メールの着信、任意のアプリの通知をすることが可能です。アプリは「More」→「Notification of new message」で好きなアプリからの通知をONにできる。もちろんLINEだって可能です。あとはメールやアプリは通知が入れば、また電話が掛かってくればF2側が鳴動してくれます。そう「鳴動」です。バイブレーションはありません。その鳴動も体温計の計測終了音のように「ピピっピピっピピっピピっ・・・」と5-6回鳴るだけ。会議中や会社内、電車の中、映画館、授業中など「音は出したくないが通知を受け取りたい」という欲求は誰しもあると思います。しかしF2はバイブレーション機能が無いため、電子音しかありません。そして電話だろうがメールだろうがアプリだろうが全てが同じ音なので、「何の通知が来たのか分からない」為、結局音が鳴ればすぐにスマホを確認するという使い方しかない。F2だけでは重要性の判断ができないのでここはちょっと残念。

と言う事で、アプリからの通知に関しては「音が鳴ってもいいから欲しい」という心が広い方であればオススメ。「LINE」のように頻繁にやりとりが発生するものは結構「ピピピピっ」と鳴り続けてうるさいですけどね(汗)

他にも「Finding Bracelet」をOnにしておけば、スマホを置き忘れたらF2が「ピピっ」と鳴ってくれる。便利だけどこれも通知音と同じだから「ん?メールが来たのか?ま、いいか」とスルーすることもありました。なんの通知が入っているのか、画面に表示して欲しいですね。7セグでも「APP」や「CALL」という表記は作れるはずですし 。いろいろと惜しい。

バッテリー交換方法

「1年持つ」と言われても、「もし電池が切れたらどうすんだ?」という不安は付きまといます。なにせ中国企業ですし、1年というのも本当にどれぐらい持つか分かりません。

と言う事でメーカーであるNO.1さんに強くお聞きしたところ、以下の方法で簡単に交換出来る事が分かりました。

用意するものは、精密ドライバーのプラスとマイナスだけ。それほど難しくはありませんが、メーカーとしては非推奨(防水性確保など)ではあるようなので、一応自己責任でお願いいたします。

まずはバンドを取り外します。以下の様にバンド固定ピンが取り外せるのですが、ややコツが要ります。マイナスドライバをピンと黒いゴムの隙間に差し込み、ピンをテコの原理で搔き出します。下記写真のマイナスドライバが差し込んであるあたりがピンの段差になっているので、そこに引っかかれば簡単にとれる様になっています。 これでピンx4が取れ、バンドも取り外せます。あとはF2本体にあるプラスねじを精密ドライバーのプラスで取り外します。ネジはかなり小さいので、ドライバセットのようなものの一番小さいプラスを使うと良いと思います。ネジx4が取り外せたら、フタを取り外します。白いシールが貼ってあるので、それをゆっくりと剥がすと、CR2450電池が見えます。電池はマイナスドライバで周囲からじわじわとこじ開ける様にすると取ることが可能。ちなみに本体も取れます。CR2450電池は、Amazonで買っても100-300円前後で買えてしまうので、もし電池が切れてもこのような方法で交換できるのは有り難いですね。

まとめ:割り切った仕様が素晴らしいがバイブレーションが無いのが惜しい

Good

  • 常時点灯でバッテリー充電不要ながら1年使える点
  • 直感的で使いやすいボタン
  • 3,000円のわりになかなかいいデザイン
  • 任意の通知が受け取れるアプリ
  • 電池交換ができる(一応)
  • この価格でIP68防水

Bad

  •  バイブレーションが無い為、音が出せない場所では電源を切る必要がある
  • 通知音が「ピピっ」音しかないので、音で判別が難しい。

既にレビューにいろいろと書いていますが、恐らく「バッテリーを1年持たせる」というテーマに従い、スマートウオッチながら普通の腕時計レベルの表示と割り切った点は素晴らしい。実際に1年持つかまではテスト出来なかったものの、いざとなればバッテリーは自分で安価に交換できるので、リスクは少ない。
画面も常時点灯だから、普通の腕時計と変わりなく使える。
スマホとの連動も電話/メールだけでなくインストールしているアプリは恐らく全て通知を受信できるし、アプリ側も表記は英語になるものの、機能的/使用感で不便は無い。

ただ、サイズ的な物かバッテリー持続時間に縛られたのか分からないが、バイブレーション機能が無いことで、一般的なスマートバンド/スマートウオッチとしての利便性の大きな要因である「通知」が鳴動でしか分からないということなっているのはちょっともったいない。バイブレーションさえあれば、電子音がピピっという音も鳴らさずに済むし、何より人知れず通知が受け取れ、迷惑が掛かることがないはず。本文にも書いたのですが、会議/映画館/通勤等、音が出てもらっては困る場面には持ち込めない(或いは電源をOFFにする)。

しかし、そういった制約がない場面で使う(アウトドアとか)ことが前提なら、不満はないということになる。

価格的にも3,000円ほどで、グリーンは多少チープさはあるものの、この価格でIP68防水で、スマホと連動してライフログが取れて、バッテリーが1年持つスマートウオッチというのはお買い得でしょう。

個人的にはF2はある意味挑戦的な製品で、バッテリーライフとスマートウオッチ/スマートバンドの未来形を模索しているように感じる。未完成な部分はあるものの、ここまで削ぎ落とせばBluetooth接続で1年バッテリーを持たせられるということ。もしバイブレーションを付けてバッテリーが半年というなら、そういう製品を作って欲しいと要望を出したいと思います。恐らくNO.1も既に考えていると思いますけどね。

NO.1 F2の価格と購入方法

このNO.1 F2は、GearBestで3,160円という低価格で発売しています。※価格は記事作成時点GearBest販売ページ: NO.1 F2 Bluetooth 4.0 Smart Watch

 価格はクーポンやセール等で変わってきますが、性能を考えればこの価格でも充分安いですよ。送料も無料ですが、15-35営業日掛かりますので、オススメは「Priority Line」という5-9営業日で届くオプション。わずか6.2ドル(708円)です。日本国内では日本郵政/佐川/クロネコで配送されるとのことなので、安心感もあります。

GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・NO.1公式ページ : NO.1 F2
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」

・マニュアル写真 : 1 / 2 / 3 / 4
マニュアルWordファイル

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