100ドル台で買えるXiaomiのスマートフォン『Xiaomi Redmi Note 5』のレビュー後編です。
今回は日本語やプリインストールアプリケーションの確認、ベンチマークのスコアはといった基本的な点、そして外に持ち出してカメラを試してみました。
前回のレビューはこちらから。
日本語化
OSはAndroid 8.1ベースのMIUI 9.5なのですが、初期セットアップ時から日本語及び地域「日本」が選択できました。
設定等もほぼ完璧な日本語化がなされています。ちょっと前のXiaomiスマホだと日本語化/地域設定が一癖あり面倒でしたが、Redmi Note 5ではとても簡単になっていて安心。
プリインストールアプリケーション
以下はプリインストールされているアプリケーションの一覧です。
Google Play(Playストア)やGmailといったGoogleアプリと基本的なシステムアプリだけといった内容です。Xiaomi謹製アプリ以外は余計な中華アプリも入っていません。
ベンチマーク結果
Redmi Note 5はSnapdragon636というSoC(CPU)を搭載していますが、その実力をAnTuTuベンチマーク(Ver7)で試してみました。今回試しているRedmi Note 5は3GB RAM + 32GB ROMの低スペック版です。
結果としては、「115626」とかなりの好結果。
ZenFone5 ZE620KLが同じスナドラ636で、そちらは13万点という結果を考えると、Redmi Note 5の11万点はやや低めとも言えます。これは3GB RAM + 32GB ROMという低スペック構成という事も大いに関係しているでしょう。ただ価格が倍ぐらいしますし、このクラスで2万点差がどの程度体幹できるレベルなのかというとゲーム等の高負荷のものに限定されるでしょうね。メモリが4GB/6GB版の場合は更に好結果が期待できます。
実際、動作はキビキビで快適そのもの。カメラ、Web、設定、プリインストールアプリなどなど、一通り触っていて「モタつく」「遅い」などは感じません。普通に使う分には申し分ない性能です。
※Ver7の参考結果
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTu Ver7スコア |
---|---|---|
XPERIA XZ2 | Snapdragon845 | 266288 |
XPERIA XZ2 Compact | Snapdragon845 | 265800 |
Xiaomi Mi MIX 2S | Snapdragon845 | 258741 |
HUAWEI P20 Pro | Kirin 970 | 210380 |
XPERIA XZ1 Compact | Snapdragon835 | 205788 |
HUAWEI honor 9 | Kirin960 | 165134 |
Elephone U Pro | Snapdragon660 | 140784 |
ZenFone5 ZE620KL | Snapdragon636 | 139085 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 137253 |
Xiaomi Redmi Note 5 | Snapdragon636 | 115626 |
HUAWEI honor8 | Kirin 950 | 97517 |
XPERIA XA2 Ultra | Snapdragon630 | 90087 |
HUAWEI nova lite 2 | Kirin 659 | 89273 |
Vernee Active | Mediatek Helio P25 | 79228 |
KOOLNEE K1 Trio | Mediatek Helio P23 | 67080 |
UMIDIGI A1 Pro | Mediatek MT6739 | 45258 |
カメラ
Redmi Note 5を外に持ち出して、Galaxy Note8とカメラ性能の比較をしてみました。背面のカメラは12MP+5MPのダブルレンズなので、背景をぼかしたポートレートモードでの撮影も可能です。
まずは風景引きの写真を比較してみます。設定はHDRだけOnにしています。Redmi Note 5にはカメラ用AIが入っているので、それがどこまでいい絵を引き出すか楽しみです。
写真例(対比は上がRedmi Note 5/下がGalaxy Note8)
多少Redmi Note 5のほうが白っぽいイメージ(特に横断歩道が過度に白い)ですが、全体的に全く遜色ないレベルにあります。
また別の日にマリーナで撮影したものがこちら。こうして比べるとGalaxy Note8のほうが空はよりスカイブルーに、芝生の部分はより鮮やかに撮れていますが、Redmi Note 5も単独で見たら充分綺麗な写真です。
暗めの場所はどうかというとこちらもかなり良いのです。多少明るめの地下駐車場とは言え、廉価なスマホには厳しめの条件だと思いますが、甲乙付けがたいぐらいの出来。
ポートレートモードでぼけ感のある写真を撮ってみましたが、こちらも充分綺麗です。撮影後のリフォーカスができないので、満足のいく写真を撮るには何枚か撮影しつつ微調整が必要ですが、慣れれば大丈夫。
カメラの性能に関しては、正直かなり驚きました。AIカメラを謳うだけのことはありますね。写真はどれも充分鮮やかで、Galaxy Note8のようなハイエンドスマホと比べても見劣りなし。これはRedmi Note 5の価格帯(100ドル後半)を考えると充分な性能です。
まとめ
●Good
- ディスプレイは発色もよく綺麗
- 安っぽさの無いデザイン
- 写真が綺麗に撮れる/ポートレートモードも美しい
- Snapdragon636はAnTuTu11万点越えとパワフル
- 100ドル台で買えるのはダントツの安さ
●Bad
- こなれたデザイン
- microUSB
価格は以下にも書いてますが、Redmi Note 5は3GB RAM + 32GB ROM版なら190ドル程度と非常にリーズナブルにも関わらず、安っぽくないデザインの良さ、カラーリングの多さ、カメラの良さ、スナドラ636の性能の良さが際立ちます。特にカメラはこの価格帯としてはかなり良く、Galaxy Note8に近いところまで来ているのには驚きです。
難点は探すのが難しいぐらいですが、デザインを「インパクト」という面で考えると、普通のスマホだという点は人によってはマイナス。しかし200ドル程度のスマホにインパクトを求めるほうが酷でしょう。あと一つはmicroUSBである点。ここはできればUSB Type-Cにして欲しい所ですね。中華スマホの同価格帯のものはUSB Type-Cへの移行がだいたい済んでいるので、ある意味Xiaomiは「RedmiはmicroUSB」と固執しているようにも見えます。つまりはUSB Type-Cが欲しければもっと高いスマホを買ってくれという事なのだと思いますが、こういう部分はHUAWEIもXiaomiも若干けちくさい。
ただこうして難癖をつけなければ欠点らしい欠点もないと言えます。この価格帯で欠点らしいものがないというのはかなり凄い事ですよ。ほんと。Xiaomi恐るべしですね。
Xiaomi Redmi Note 5 の価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest では3GB RAM + 32GB ROMの価格は、189.99ドル。これはセール価格なので今後上下すると思いますが、スペックを考えればめちゃ安い価格です。
・GearBest.com販売ページ : Xiaomi Redmi Note 5 4G Phablet 3GB RAM Global Version
送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月程度覚悟する必要があるので、早く欲しい方はオプション配送のExpedited Shipping(DHL)をお勧めします。わずか14.85ドルです。こちらは3-8営業日で届きます。
セール/クーポン情報はこちらに追記していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。
【グローバル版クーポン追加】スナドラ636搭載『Xiaomi Redmi Note5』発売! 前後ポートレートモード撮影可能でハイコスパなスマホ
GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」