【レビュー】ペン型のポータブルプリンター「Selpic P1」使ってみた! 文字/画像をどこにでも印刷できる手軽さは楽しすぎる

Selpic社がいまクラウドファンディングしているのペン型のポータブルプリンター「Selpic P1」をメーカーのSelpic 様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。

 

主な特徴

Selpic P1プリンタはバッテリーを内蔵したペン型のプリンタ。

バッテリー内蔵という事はどこにでも持ち出せて、印刷が可能と言う事。またP1は何にでも印刷ができるのが大きな特徴です。たとえば普通のプリンタではできない布や木、ペットボトルや段ボールにも印刷が可能です。

開梱と外観

同梱物はマニュアル、ウエットティッシュ、USB Type-Cケーブル、インクとなっています。

マニュアルは英語でちょっと分かりづらいですが、基本的には電源は3秒長押し、それとプリントボタンぐらいなので、分かってしまえば大丈夫。

 

充電はUSB Type-C端子なのでスマホのものを代用することも可能です。

インクはプラスチックとフィルムの保護パーツが付いているので、取り外して本体にセットするだけ。

カチッとなるまで本体に押し込めば完成です。ちなみに側面にある丸いボタンがインクイジェクトボタン、その下にある細長いのがプリント開始ボタンです。

 

使ってみた

アプリはSelpic Handy PrintをGoogle Play/App Storeから探しインストールします。(マニュアルのカードにあるQRを読ませてもOK)

インストール後は2.4GHz帯のWiFi接続が必要なので、11a等の5GHz帯を使っている場合は切り替えておきましょう。

ペアリングは電源を入れたP1とスマホがあれば、アプリでWiFi接続後に勝手にペアリングされます。

あとは印刷したい文字を入力、画像を指定して印刷する様になります。

文字はいくつかのフォントも選べ、MS明朝/MSゴシックもありました(著作権的にOKかはわかりませんが)。

印字したい文字列を入力したら、アプリから転送ボタンを押すと、P1本体の電源ボタンがブルーに点滅してデータ受信。そしてプリントボタンを押して、紙なり対象物に印字するという流れです。

多少でこぼこがあっても余裕で、我が家のウェットティッシュ箱にも印刷できました。

またペットボトルにも余裕で印刷できます。対象物によっては「印刷が難しいのでは?」と思いましたがこれは非常に簡単で拍子抜けでした。

またスタンプのようなものもプリインストールされているので、それを指定したり、写真等を指定することもできます。

次にたまたま子供が書いた鰺の絵があったので、スマホで写真を撮って、画像を貼り付けるとなんなく認識してくれました。

紙に印刷も難なくできちゃいます。

子供が使っているトートバッグにも印刷してみました。プリンタヘッドの大きさの制限があるため、ちょっと小さめですが、無事印刷ができました。

縦書きも可能で、たぶん一番便利なのはこうした宛名書きかと思います。

非常に便利なP1プリンタですが、不満点もあります。

ちょっと難しい(というか慣れが必要)のは「1行印刷の最大値が分からない」点で、例えば文字サイズを大きくしすぎると、文字列の下側が欠け、2段目として印刷が必要となってきますが、スタート位置の下に寸分も間違いない場所にP1プリンタを位置決めしないと当然文字が離れてしまい、正確に印字出来ません。なので、できれば1行で印刷したいわけです。
その為、最初はかなり何度か印刷を試みて「あーこれぐらいなのね」と掴む必要が出てきます。

またモバイルプリンタなので外出先でも使えるかと期待すると思いますが、2.4GHz帯のWiFi接続が必須となる仕様です。P1プリンタとはBluetooth+WiFiで繋いでいるようですが、WiFi環境が無いと接続が切れてアプリが使えない。印字データの受け渡しだけはBluetoothで行ってくれればいいのに・・・この辺りはちょっともったいない(テストしましたがスマホのテザリングではNGでした)。

それでも「どんなものにも印刷ができる」というメリットは大きく、我が家では早速娘の筆箱やらノートに名前書きとして使われています。手書きシールは面倒だからプリントしたいんだよねを実現してくれる、夢があるデバイスであることは間違いありません。

Selpic P1プリンタはクラウドファンディング中

この”Selpic P1“はIndiegogoでクラウドファンディングがスタートしています。

すでにゴールは達成していて、出資=購入です。

Early Bird(早期購入)は99ドル。インクはデフォルトでブラックが付いていますが、追加で別カラー/ブラックが欲しい場合は、1色/39ドルで購入可能。

Indiegogoクラウドファンディングサイト

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