【旅行記】ただのんびり釣りがしたいから式根島行ってきた – 人も海も旅行者も気持ちが良い島。だが釣りは一生に一度の不覚

私の趣味の一つが釣り。
釣れる釣れないに関わらず、とにかく海や川で釣りをするだけで癒やされる。
多分、ただただ海を眺めてぼーっとするのが好きなのです。

特に疲れると、どうしても海に行って釣りがしたくなる。
しかし「どこでも良いのか」というとそうではなく、”人が比較的少なめな場所”が良い訳です。
世知辛かったら癒やされる訳がないし。

ということで、私以上の釣りバカ(いまや先生)にどっか行こうと言うと「式根島どう?」という話しに。
私の希望に完全合致するので、ぴったりだと。そんなわけで1泊2日で離島旅行ってきました。

式根島どこ?

式根島って言われても多くの人が「?」でしょう。私も最初はそうでした。

以下のように、式根島は伊豆七島の一つで、新島と神津島の間。

竹芝桟橋から東海汽船でフェリー/ジェット船も出ていますが、私は一番費用が安い下田から神新汽船(フェリー)で行ってきました。
一般的には、東海汽船で竹芝桟橋から出るのでしょうが、釣り旅慣れしている息子曰く「トータルで神新汽船が良いと思う。竹芝は駐車場料金高いし。下田は停められれば無料だよ」と。

料金 乗船時間
神新汽船フェリー 下田-式根島 ¥5,050 3時間前後
東海汽船フェリー 竹芝桟橋-式根島 ¥6,730 2時間20分
東海汽船ジェット船 竹芝桟橋-式根島 ¥12,140 9時間

下田まで行くのが大変ですが、横浜-下田まで3時間ぐらい。竹芝桟橋からフェリーだと前日から出発な事を考えれば、当日下田に早めに行くのは良いですね。あとはフェリーで寝れば良いし。

いざアゼリア号に乗船

時刻になり、神新汽船のアゼリア号に乗船です。

6月に行っているのですが、実は天候と仕事の都合で2回リスケして3度目の正直。この2週間前にも行けるはずでしたが、台風並の最悪の天気予報で船が出ずだめでした。こういう天候に左右されるのはフェリー旅の難点ではありますが、その分「ようやく行けるぞ」という気持ちの高ぶりも増します。

私達は一番下の2等自由席。船内はこのようにフラットなエリアがありそこに雑魚寝スタイル。

出港~。あとは寝るだけ。

ただ15分ほどで目覚めてしまいました。理由はクーラーがめちゃくちゃ寒かったから。
そんなときはコンシェルジュのとこで100円で毛布レンタルしてくれます。
このレンタル費用を稼ぐためにめっちゃ寒くしているんじゃないかと思うぐらい。でも100円ですしね。
自販機には飲み物だけでなくカップラーメンなどもありました。

いまどのあたりを航行しているかも分かるようになっています。ちなみに神新汽船は各島に直行ではなく、一番遠い神津島から、月水土曜日は式根島、新島、利島と巡り下田に帰るルートとなっています。火金日曜日は逆ルートです。

最初の寄港地である神津島に着きますが、もう下田とは全然水の色が違う。俄然テンションアップです。
この色なら釣れるに決まってる、、、と釣り師なら思うはず。

そして次の寄港地である式根島に到着です。

ちなみに、この日は7-8割は釣り師さんで、いろんな方と雑談しましたが、みんな穏やかで良い人ばかりでした。

1日目釣り開始

何を狙いにきたかというと、アオリイカ。私は基本的にはルアー釣りしかしないので、イカ釣りはエギングという釣り方になります。

釣り専用レンタカーを予約していたのでお借りしました。

レンタカー屋さん自体も釣り師で、エギングならここがいいぞとか最近の釣果なども教えてくれました。非常に有り難い。しかし、「いやーでも2-3週間遅いかも。最近あまり釣れてないよ。でも釣れればデカイのは間違いないから頑張って」と。

実は2回リスケした時点で、釣り先生の息子も「釣れるかどうか厳しいかも」と言われておりました。

それでもね。私は冒頭の通り、のんびり出来れば良いのです。

と意気込んだものの、釣れず・・・。事前に買い込んでおいたランチ休憩。

ここは陸からマグロが釣れる夢の島でもあるんですが、もうそれも時期が過ぎており、堤防中にのんびりとした時間が流れています。去っていくジェット船とか「はえーなー」とか眺めているだけでも癒やされる。

そんなぼけーっとした時間を過ごしていると、先生にヒット!
700-800gとこの島のイカとしては小さいのですが、激シブの中オスのアオリイカゲットはさすがです。
他のエギンガーの方からも「俺なんて朝からやってるのに、昼に来て釣れるなんて凄いですわー」って声掛けられました。いやうちの先生は凄いんすよ。

イカが居る!それだけでテンション爆上がりですが、なんと13時から18時ぐらいまで釣りしてこの1杯のみでした。

ということで宿へ。

佐々木屋さんは猫好きにはたまらない

宿は佐々木屋さんという民宿へ。ここは素泊まりで一番安いレベルでして、初めてなので大丈夫かなと思いましたが、釣り目的としては充分でした。女将さんも良い人でルール等をテキパキと説明してくれました。

式根島に着いた直後に一旦チェックインしているのですが、その際ににゃんこがうろうろ。
一緒に宿の中に入ってきちゃったので、「すみませんー」というと「あ、それうちの子なんです」と。

もともと猫がいる宿というのは理解して予約しているので、猫は大丈夫なんですが、放し飼いの外猫なんですね。可愛い。

で、夕方戻ってきて布団敷いてのんびりするとにゃんこ入ってきた。ふつーに膝の上で寝る子。凄い。

降ろしても降ろしても乗ってくる。猫カフェよりも凄いおもてなしです。

2日目釣りも

先生の指示で、早朝3時に釣り場へ。(3時前に起きたのですが、にゃんこは息子の足元で寝てました)

真っ暗な中堤防に行きましたが、釣りバカは凄いですね。20人ぐらいはもう釣りしていました。

イカは日の出出るぐらいから釣れるので、ツツイカ系釣れないかな~と小さいエギを投げ倒したのですが、息子がムギイカ(スルメイカの子)1杯釣れたのみ。

私は諦めて別のルアー投げて、ようやくアカエソ1匹ゲット。

その後土砂降りの雨(予報では降らない予定でした)で車に待機。
その前に、水中をよく見ると、イサキとか見えたので方針転換です。

息子のアイデアで、エギングのスナップ外して針だけにして持ってきたオキアミを付けて狙うことに。

イサキが釣れればかなり良いお土産になりますし、ムロアジとかでも充分です。

が、その前にこいつらがバクバク食べちゃう(笑)

スズメダイ系に餌付けしているようなもんです。

もう後は帰りのフェリーが来るまで時間潰すか、、、、

なんて時に来るんです。

私のエギに異変。しゃくって誘った後に「すっ」とラインが持って行かれたので、すかさずパシっと合わせを入れる。

もっそりと重い・・・が、全然引かない。藻に引っかかったか?

隣で先生が「それイカじゃない?」というと、ラインが引っ張られ、ドラグがジィィィィィーと出る

で、

あっ! って思ってもう一回合わせを入れようとした瞬間、エギをイカが離してしまいバレました。。。

そして先生から説教。「ここのイカはデカイんだから、ガツンと最初に合わせないとダメよ。おや?と思った時に追い合わせするぐらいじゃないと。あれ絶対デカイイカだったよ、、、」と。

痛恨すぎる。

そのアドバイス、、、もっと前に聞きたかった。

「ここのアオリは3kgとかでデカイから、軽くアワセただけだと触腕だけが伸びたりしただけで針掛かりしないんじゃないかなと」としっかり解説してくれましたが、時既に遅し。

確かに最初のアワセは半信半疑で、軽くアワセてしまったんですよね。
いやー・・・一生に一度の不覚。いや2度目か。
まだ私がイカ釣り=エギング初心者の頃、レンタル手こぎボートで釣りに行った頃、同じような事があり、その時は「あれ?ゴミ袋かな・・・重いだけだ」と思ってゆっくり引いてきたら、2kgぐらいのアオリがエギ抱いてて、私と目が合った瞬間離して去って行った事がありました。それもデカいアオリイカで、アワセが弱かったんです。

暫くデカイイカ釣っていないから、感覚鈍ってますね。間違いなく。

のんびり釣りができればいいのよとか思っていた時に、推定2~3kgの人生最大のイカが掛かるなんて。
くぅぅぅ。

ということで納竿です。

離島遠征は楽しかった

それでも、フェリーで離島に渡り、トータル15時間ぐらい、仕事も忘れて海を見て、息子と釣り談義し、現地に来た釣り人と雑談し、民宿でにゃんこと寝て、楽しい一泊二日の旅でした。

レンタカー屋さん、お土産物屋さん、釣具屋さんの方など、皆さん優しくてのんびりとした空気が流れていて、式根島に初めて来たのですが一気に好きになりました。

なにごとも経験ですね。

こんな感じで過ごせるなら、神津島、新島とかでも楽しく釣りできそうなので、今度はそちらもトライしてみたいと感じる旅でした。

釣りは反省だらけでしたが、失敗も経験。
次は、ちゃんと釣ります。

 

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