今回は、SoundPEATSさんから、aptX対応Bluetoothスポーツイヤホン『SoundPEATS QY8』をお借りしたので、レビューします。
サウンドピーツはスポーツイヤホンでは有名でいくつもの製品を出しているメーカーです。この『SoundPEATS QY8』は、タイプとしてはカナル型で、同社のQ11やQ10、Q9Aと言った耳掛け式とは違います。耳掛け式はいかにも「スポーツタイプ」と言った外観ですが、カナル型なのでホールド性は耳掛け式には劣りますが、その分日常使いでも使える手軽さがあるというタイプのイヤホンになりますね。
私はQY7を持っていてジョギングに使用しているのですが、QY8はそのQY7の上位版に当たります。
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そんなQY8をレビューしていきます。
開梱の儀
箱を開けて中身を取り出してみました。
イヤホンなのにケース付き。これは嬉しいですね。付属品を無くさなくていいので助かります。
更にケースを開けます。同梱物一覧。イヤホン本体、イヤーピース大中小、USBケーブルがあります。カナル型のイヤホンなので、耳に合うサイズを見つけられるようにイヤーピースは3種、、、、それとイヤーフックが山ほど付いています。私の耳は小さめですが、最初から付いているMサイズで使えました。日常使いなら「とりあえず装着できればいい」ですが、スポーツ用途となるとどうしても耳に一番フィットしたものを使うほうが、運動中に取れにくくなりイライラしなくて済みます。だからこれほど多くのイヤーフックが添付しているわけです。自分に合うモノを探し出すのも大変ですが。
マニュアルは英語版。
ペアリングのやり方と、操作系だけ分かってしまえばそれほど難しいデバイスでもないので簡単だと思う。ただいろいろと細かく読みたい人にとっては英語である点は覚悟が必要。
QY8の外観と機能
ここからはイヤホンとしての本質的な部分を見ていきます。
まずはイヤホン部ですが、イヤホン部は少し大きく見えますが、重量自体は軽いので装着してしまうと気になる事は無い。右耳側にはボリュームアップ・ダウンキーとメインボタン(ペアリングボタン)があります。このボリュームボタンは長押しすると、それぞれ曲送り/戻しとしても機能します。また、ボリュームダウンの下に丸い針で刺したような穴が開いてますが、こちらはマイク。スマホとペアリングした際に、電話が掛かってくるとメインボタン押下で電話に出られます。
下記写真の真ん中の♪マークの部分がメインボタンです。 左側には、USB充電ポートのみ。こちらはUSB充電ポート。爪で簡単に開ける事ができます。 フタはゴムキャップで、開け閉めもし易いのが良い所。ただパッキン処理されているわけではないので、防水という意味では期待薄。防汗ぐらいのものでしょう。
添付のUSBケーブルを接続するとこうなります。
充電中は赤く光り、充電完了後は青になります。
ペアリングは簡単
ペアリング自体は簡単。初回は自動的にペアリングモード(Bluetooth探索モード)になります。2回目移行やうまくBluetooth探索モードにならない場合は、メインボタンを3秒長押しすると、LEDが赤/青で点滅する。これでBluetooth探索モードとなるので、ペアリングするスマートフォンのBluetooth設定から、デバイスを検索するとすぐに見つかる。あとはQY8を選択してペアリングを完了させるだけ。
音質は低中域中心
させ、イヤホンなので肝心なのは音質です。
私が持っている同社のQY7イヤホンとの比較ですが、「おお!やっぱ違うな」と聞いた瞬間分かる。それくらい明確に良い音がします。Bluetoothのデジタルサウンドプロファイルである「aptX対応」なのが効いていると思います。低・中音域はしっかりとした迫力があり、ロックやベースドラムなどの音楽では迫力ある音楽を聴けます。ボーカル曲であっても中域が安定しているため、どんなジャンルの曲にも合う万能選手。
装着感を良くする為にはイヤーピース/イヤーフックの最適化が必要
スポーツユースで使われる方は一番気になるのが「装着感」。
このQY8にはイヤーピースx3種、イヤーフックx6種という恐ろしい数が添付されています。
それぞれ自分に合ったモノを付けては取り・・・を繰り返して、一番自分似合うモノを選び出しましょう。
走っている最中にずれたりしたら、イライラはマックスです。むしろイヤホンしないで走った方がマシとすら思います。私の場合は三日月型の中サイズのものが一番しっくりきました。これで翌朝ジョギングしてみました。
装着感は、QY7と同等ぐらい。イヤーピース/フックが自分に合っていれば走っていても外れる事はないですね。ただ一旦緩み始めたら本体(ハウジング)がデカいので、ぽろっと取れてしまう。例えばケーブルがちょっと服に引っかかったりして軽く引っ張られると耳元が緩んできて「あ、取れるかも-」と思ったら数秒後にはぽろっと取れていると言った感じ。
またタッチノイズという、走っている際にケーブルが体に当たるとノイズがのる現象もQY7同様に継続中。ただQY7よりは明らかにタッチノイズが抑えられていて好感触です。走っている際に自宅で聴くのと同様の音質を求めてはいけないし。そういう意味ではノイズはケーブルが当たる度に「ぼつぼつ」っと乗りますが、気になるほどではないです。
ただ装着感を考えるとどちらかというとハードなスポーツではなく、ウォーキングなどのほうが良い気がしました。
まとめ:スポーツよりも日常使いのほうが向いている
音質はQY7比で凄く上がったQY8。QY7を持っている私からすると、格段に進化しています。
ただスポーツイヤホンとして見た場合、少し外れやすいのがもったいない。「ジョギング・ランニング等で1時間走っても一回も取れないようにしたい」という人には、耳掛け式をお勧めします。
ではどんな人にお勧めなと言うと、「たまにウオーキングなどの静かな運動をするけど日常使いのほうが多い」という方ならQY8は良い選択肢では無いかと思う。
関連サイト
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