昨日、リンクシェア主催の「PC・デジモノフェア2015」に参加してきました。
そこでは多数のPC関連製品に触る機会があり、楽しみにしていったのですが、その中でもマイクロソフトが満を持してリリースする「Surface Pro4」を触れる機会があったので、マイクロソフトの方の解説付きでじっくり見て触ってきました。
Surface Pro 4 Type Coverが使いやすく大進化
製品名は「Surface Pro 4 Type Cover」。
これがSurface Pro3とはフルモデルチェンジされ、圧倒的に打ちやすいし使いやすい。
ノートパソコンに搭載されているキーボードと全く同じ打ち心地ですが、12.3インチノートPCとして考えたら抜群の打ち心地。
キーピッチも12.3インチの横幅いっぱいに広がり十分広い。ストロークもアイソレーション式になり他のPCと遜色無く、今までのType Coverは何だったんだというぐらいの違いがある。タッチパッドの領域も広くてPro3の頃までのType Coverより断然使いやすい。
カバーを閉じた所。スウェード調のような肌触りで高級感ありまくり。さすが17,712円もするキーボード。
ちなみに本体重量はCore m3モデルで766gとPro3から更に軽量化を果たしているのですが、この新しいキーボードが重量増の為、Surface Pro3と実質重さはほぼ変わらない。Surface Pro3にもこのPro4 Type Coverは使えるが、そうなると重量増になる点を覚えておこう。
なお、この写真のキーボードカラーはブルー。
Surface Pro4のイメージカラーであるより青い爽快感のあるカラーはもう少し後(Core i7と同時発売)だそうです。
税込み17,712円は高いけど、このキーボードの打ちやすさ・使いやすさを考えるとアリだと思ってしまうし、Surface=Type Cover必須と言っても良いくらいの製品だから、買うしかないでしょう。
なお、Surface Pro3でも使えるキーボードなので、Pro3ユーザーの方はキーボードを買い換えるだけで生まれ変わったかのようになるはずです。
筐体周り
本体周りを見ていきます。
正面
Pro3ではあったWindowsボタンが廃止。マイクロソフトの方に聞くと「画面をギリギリまで広げたかった為」との事。
まぁータブレットモードで使うときに必要となるホームボタンが「Windowsボタン」ですが、Surfaceをタブレットとして使うケースは少ないのだろう。ほぼキーボードと接続して使う人が多いからとも仰ってました。ま、そうでしょうね。私もSurface Pro4を使うならタブレットとして使うのは「そういう使い方もできる」というレベルであって、絵を描く人以外は実質ノートパソコンとしての利用が95%だと思うし。
画面自体は12.3インチの3:2という比率で2736×1824ピクセルというだけあり、文句の付けようのない綺麗さ。
普段WXGA 1366×768のASUS EeeBook X205TA-Bを愛用している私にはこのクラスは綺麗すぎてクラクラします。
ベゼル両サイドには写真では見えないのですが、ステレオスピーカーが仕込まれています。マイクロソフト抜かりなし。
上部
この位置に電源ボタンとボリュームボタンがある。
Pro3では側面だったのですが、上部に移動して、左側面にはSurfaceペンがマグネット接続出来るようになっている。
またここに排気スリットがあるのはPro3と同様。上部に排気口があるのは理に適ってる。
右側面
左側の黒いコードが出ている部分はACアダプタの接続口。そしてUSB3.0ポート、Mini Displayポート。なお、AC接続口は正式名「SurfaceConnect」と呼ばれ、充電だけでなく、別売りのSurface ドック用端子にもなる。
左側面
電源ボタンとボリュームボタンが上部に移動したため、左側面には上部にイヤホンジャックがあるだけ。
但し、その他スペースは新しいSurfaceペンを装着するスペースとなっている。
新しいSurfaceペンは筆圧が細かく
絵心のない私に取って、お絵かきの筆圧レベルが1024段階・・・というのは何が凄いのかぱっと思いつきません。
が、そんな私のしょぼい経験を話すと、マイクロソフトの方が親切ににいろいろと教えてくれました。「筆圧感知とは」と。
簡単に言うと、筆ペンのような感じで、強めに押しつければしっかりと太く、少し力を抜けばやや細めといった書き分けができるという事。ま、このあたりは「おまえ今更何言ってるんだ」と言われても仕方ない説明ですが、それがPro3のSurfaceペンより4倍も感度が良くなったわけですね。
スペック
製品名 | Surface Pro4 |
ディスプレイ | 12.3インチ (2736×1824) Pixel Sence ディスプレイ(3:2) |
CPU | 第6世帯 Intel Core M3/i5/i7 |
メモリ | 4GB/8GB/16GB(増設・交換不可) |
ストレージ容量 | 128GB/256GB/512GB/1TB(SSD) |
OS | Windows10 Pro |
カメラ | フロント: 500万画素 リア: 800万画素 |
バッテリー | 9時間 (動画再生) |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth V4.0 |
SDスロット | microSDカードスロットx1 |
サイズ | 292 mm×201.42 mm×8.45 mm |
スピーカー | ステレオ(Dolbyオーディオ) |
重量 | 766g(Core m3モデル) |
インターフェース | フルサイズ USB3.0 x1 ヘッドホン×1 mini DisplayPort x1 SurfaceConnect (充電, Surface ドック用端子) |
その他 | New Surfaceペン付属 |
価格 | Core m3モデル 134,784円 |
まとめ:キーボードの進化は大歓迎、本体は絵を描く人以外はPro3でもいいかも
ここまでPro4べた褒めで来てしまいましたが、Surface Pro4本体としての進化はスペック上はあるものの、単体のタブレット/PCとして見た場合、個人的にはオーバースペックが過ぎるという気がします。
12.3インチというある程度制約のあるサイズで、2736×1824という解像度は異常なくらい高精細。
もちろん「最高のモノが欲しい」という方には最適でしょうが、Pro3の12インチ で2160×1440という解像度でも十分過ぎるスペックです。
私だったら、旧型Surface Pro3を買い、キーボードだけPro4のキーボード(Type Cover)を買います。
恐らくこう考える人も多いのでは無いかと思います。
そのType Coverキーボードは秀逸の出来で、よくぞここまでとというほどの進化具合。
今までのType Coverが問題点は、「キー入力はノートPCより劣るけど意外といいよ」レベルでした。
それを一気に解消して、「そこらのノートPCよりも入力しやすいキーボード」に進化した点は手放しで褒め称えたい。
個人的にはこのキーボードをBluetooth接続して、他社製タブレットと同期させて使いたいぐらい。
結論としては、「Surface Pro4は買い!」と言えます。
但しそれは「Surfaceで絵を描く人」という条件付き。
もちろんそうでない人も最高のモノを求めて買って良いと思う。私も予算が15万円もあればPro4を買うだろうし。
ただ、予算10万円ちょいで、Pro3+Pro4 Type Coverキーボードという組み合わせも可能だし、そう考えるとこの組み合わせはリーズナブルと言えます。
売り上げランキング: 10,449
売り上げランキング: 10,707
売り上げランキング: 4,080