【レビュー後編】150ドルのiPad mini クローン『TECLAST M89』の実力は?ベンチマークや電子書籍漫画リーダーとしての使い心地を試してみた

7.9インチのiPad mini クローン『TECLAST M89』のレビュー後編です。

今回は日本語やプリインストールアプリケーションの確認、ベンチマークのスコアはといった基本的な点、そして電子書籍漫画リーダーとしての使い勝手を試してみました。

前回のレビューはこちらから。

日本語化

OSはAndroid7.0で、デフォルトでは英語版となっています。ただ言語の設定で「日本語」が簡単に追加できます。

日本語化した後は、設定メニュー等のほとんど全てが日本語化されます。

プリインストールアプリケーション

プリインストールアプリケーションは非常に少なく、Chrome、Google Play(Playストア)、Gmailといった最小限のもののみです。

余計な中華アプリなどは一切入っていません。

ベンチマーク結果

TECLAST M89はMediaTek MTK8176というSoC(CPU)を搭載していますが、その実力をAnTuTuベンチマーク(Ver7)で試してみました。

結果としては、「97775」とタブレットとしてはかなりの好結果。

AnTuTuベンチマークのスコアイメージとして、6万点以下はローエンドで時々モタつく、6万~14万ぐらいまではミドルレンジで基本的には快適。重い処理があるとややもたつくことがある。14万以上は快適といった感じですから、97775というスコアはミドルレンジの中でもまずまず高めのあたりにあるタブレットである事が分かります。

実際、動作は快適で、ネット見たり、各種基本設定、のちほど書く電子書籍漫画リーダーの使用など、一通り触っていて「モタつく」「遅い」などは感じません。普通に使う分には申し分ない性能です。

※Ver7の参考結果

機種名 SoC(CPU) AnTuTu Ver7スコア
XPERIA XZ2 Snapdragon845 266288
XPERIA XZ2 Compact Snapdragon845 265800
Xiaomi Mi MIX 2S Snapdragon845 258741
HUAWEI P20 Pro Kirin 970 210380
XPERIA XZ1 Compact Snapdragon835 205788
HUAWEI honor 9 Kirin960 165134
Elephone U Pro Snapdragon660 140784
ZenFone5 ZE620KL Snapdragon636 139085
ZenFone4 Snapdragon660 137253
Xiaomi Redmi Note 5 Snapdragon636 115626
HUAWEI honor8 Kirin 950 97517
TECLAST M89 MediaTek MTK8176 97775
XPERIA XA2 Ultra Snapdragon630 90087
HUAWEI nova lite 2 Kirin 659 89273
Vernee Active Mediatek Helio P25 79228
KOOLNEE K1 Trio Mediatek Helio P23 67080
UMIDIGI A1 Pro Mediatek MT6739 45258

電子書籍漫画リーダーとしての使い心地

7.9インチの4:3アスペクト比は縦画面で見ると横方向が長く、特に漫画リーダーとして向いています。M89は片手でタブレット本体を持っても340g程度ですから重くないし、電車/バス等でも座っているなら読みやすい。Kindleで電子書籍を読むのももちろんOK。若干気になるのがボリュームボタンの位置。Kindleなどはページ送りをボリュームボタンに割り当てられるので、この機能を使って片手で持ちでページ送りができる。ただM89はかなり上にあるのでやろうと思えばできますが、さすがにこの位置でタブレットを持つとバランスがあまり良くなく、長時間の読書は苦しい。このあたりはちょっと惜しい。

まとめ

●Good

  • 4:3アスペクト比のディスプレイは発色もよく綺麗
  • フルメタルボディは安っぽさがない
  • 約340gで持ち歩きやすい
  • 電子書籍/漫画リーダーとして最適
  • 150ドル台程度で買え、ハイコスパ
  • USB Type-C

●Bad

  • 電源/ボリュームボタンの位置が高く若干使いづらい
  • スピーカーが上部にあり、多少違和感あり

iPad mini クローンは、少し前ではfnf Ifive Mini 4Sが100ドルちょいぐらいで売られていてかなり手頃でしたが、CPUがやや非力でした。そんな中、TECLAST M89は「もうちょっと質感高くしてCPUパワーがあればなぁ」という微妙な要求を満たしてくれるタブレットです。

CPUはMTK8176で、同じ7.9インチのXiaomi Mi Pad3と同じ。しかしMi Pad3は価格帯がやや上ですが、M89は150ドルと廉価な価格帯で買えるのが大きな魅力。

安かろうではなく、フルメタルボディで質感は高いし、QXGAで4:3アスペクト比の液晶は見やすい。重さも346gと特別軽くは無いけど重い訳じゃ無い。USB Type-C端子があるので使い勝手もいい。と良いこと尽くし。

ただボタン類が使いづらい位置にあるのと、スピーカーの配置はやや難点で、このあたりはもうちょっとユーザビリティに配慮した設計をして欲しかった所です。

しかし150ドルです。この価格でiPad mini クローンとして、また電子書籍/漫画リーダー使いやすいタブレットが買えるというのは間違いなく大きな魅力です。

TECLAST M89の価格

記事作成時点の価格ですが、Banggoodでの価格は149.99ドル(17229円)。

Banggood販売ページ

送料はJapan Direct Mailが無料で、わずか3-8営業日で届きます。

セール/クーポン情報はこちらに追記していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。

【激安セール復活で117.99ドル】久々のiPad mini クローン!7.9インチ『TECLAST M89』~MTK8176搭載のミドルレンジタブレット

Banggoodでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。

・Banggoodでの買い物の仕方 : Banggoodで買って輸入してみよう~買った商品が届くまで

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