ASUSのメインストリーム機種『ZenFone4』のレビュー後編です。今回はストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してカメラの実力を試してみました。
前回のレビューはこちら。
日本語はデフォルトで入ってます
ETORENで輸入したZenFone4は、初期セットアップ時は中文でしたが、その場で日本語化可能でした。
その後はすべて日本語で設定でき、またメニュー等もすべてほぼ完璧な日本語版となります。 但し技適表示はありませんでした。
プリインストールアプリケーション
プリインストールアプリケーションは最小限レベルと言って良い内容です。ASUSとGoogleのデフォルトアプリと、バッテリー管理をするモバイルマネージャーなどちょっとしたものが入っているだけです。
メモリ、ストレージ使用量
私のZenFone4は6GB RAM +64GBストレージの搭載するハイスペック版です。そのメモリの空き容量は、3.9GBもあのかなり余裕です。またトレージ空き容量は50.43GBでした。microSDも使えますし容量としては余裕ですね。
AnTuTuベンチマーク結果
Snapdragon 660 オクタコア 2.2 GHzの実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
なんと軽く11万点越え。スナドラ6xxシリーズというと、6~8万点程度でしたからあまり期待していなかったのですが、これは充分ミドルハイレベルです。
実際使っていても「遅い」と感じることは皆無といってよく、よほどハイスペックにこだわりが無い限りは「これで充分」と言える性能です。ZenFone3が6万点程度であったことを考えると、ほぼ倍に性能アップしています。
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
XPERIA XZ Premium | Snapdragon835 | 164422 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
Elephone S7 | MediaTek Helio X25 | 100104 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
XPERIA XA1 Ultra | Mediatek Helio P20 | 62428 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
カメラ
背面に12MP+8MPのデュアルカメラを搭載しているZenFone4のカメラをテストしてみました。
デュアルカメラですが、ポートレートモード(背景ぼけ気味の写真が撮れる)を採用していないのがやや残念です。ただ、標準と広角のダブルレンズを活かして、明るく綺麗な写真が撮れるようになっています。
Galaxy Note FEと比較すると顕著です。
[twenty20 img1=”30053″ img2=”30052″ offset=”0.5″]Galaxy Note FEのカメラはGalaxy S7 Edgeと同等レベルですから、比較対象としてわかりやすいと思います。GalaxyのカメラはAndroidの中ではトップレベルと思いますが、それをぱっと比べただけで「ZenFone4のほうが綺麗」と分かるほどとはちょっと驚きました。
また、広角側の切り替えは手動で行います。カメラアプリの中にある、以下赤く囲まれたところに山のマークがあり、タッチすると広角に切り替わります。
標準ではこれぐらいの画角ですが、
広角ではここまで広がります。また、お祭りなのである程度は周りが明るい中ではあるものの、周りのマンションも明るく写ってますね。
総括
結論から言うと、「想像より遙かに良かった。すみませんASUSさん」です。私は先代のZenFone3とHUAWEI honor8で悩み、honor8を買ったので、ZenFone3を知らないのですが、店頭で触っている限り「ASUSはちょっと中途半端だな」と思っていたのでした。
そういう思い込みもあり、ZenFone4にあまり過度な期待はしておらず、「スペックとサイズが上がっただけじゃない?」とか勝手に思いつつのレビューでしたので、バードルが低かったのは事実です。
しかし、スマートフォンとしての全体の質感は良いし、背面のサークル型の模様もめちゃくちゃかっこいいし。ホームボタン兼指紋認証は素早く快適。デュアルカメラはポートレートモードが無いのは残念ですが、Galaxy Note FEより明るく綺麗に撮れる。
スナドラ660の実力も見誤ってました。まさかAnTuTuで11万点越えとは。
正直いろいろとASUSの進化に驚きました。
難点を敢えて挙げるとすれば、コンサバなフロントデザインなぐらい。最近はベゼルレスが流行っていますが、そういう潮流からすると至って普通のスマートフォンです。ただ多くの人にとって奇抜・先進のデザインは必要なく、あくまでASUSのメインストリームスマートフォンとしては王道路線でこれでいいのだと思います。
普通のスマートフォンのデザインで、サクサク快適に、そしてカメラが綺麗なものが欲しいというなら、お勧めです。
ZenFone4 ZE554KLの価格
記事作成時点の価格ですが、ETOREN にて6GB RAM版は約5.3万円で販売中です。ZenFone4は日本でも発売されますが、しばらくは輸入版のほうが安いはずです。
・ETOREN販売ページ : ASUS Zenfone 4 ZE554KL Dual SIM 64G ホワイト (6GB RAM)
なお、6GB RAMも必要無いという方には、4GB RAM版は4.3万円程度なのでお勧めです。但しSoCがSnapdragon630になります。
・ETOREN販売ページ :Asus Zenfone 4 ZE554KL Dual SIM 64G ホワイト (4GB RAM)
ETORENの場合は、輸入消費税込みの価格なので、後から支払い手続きをしなくていいのと、日本人スタッフ対応や、修理の際は国内の拠点に送るだけでいいなどのメリットがあります。
ETORENについての細かい点は下記紹介記事をご覧下さい。
関連サイト
・紹介記事 : 海外ガジェット通販『ETOREN』は輸入が楽に!日本人スタッフ対応~保証まで万全
・ETORENトップページ :海外最新商品をいち早くお届け!【Etoren.com】