ASUSの新スマートフォン「ZenFone4 Selfie Pro 」をETORENにて購入(輸入)しましたのでレビューしていきます。今回は後編という形でメモリやストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してカメラの実力を試してみました。
前回のレビューはこちら。
https://butsuyoku-gadget.com/post-30846/
プリインストールアプリケーション
前回のレビューで日本語化できることは書きましたが、以下アプリ一覧や設定を見て頂くと分かりますが、完全に日本語化されます。(日本で売っているものとほぼ同じだから当たり前でしょうが)
またプリインストールアプリケーションは最小限で、ASUS標準のものと、Googleの基本アプリ(Google Play、Gmail、Youtube、Google マップ等)がインストールされているのみです。
ストレージ使用量
ZenFone4 Selfie Proは4GB RAM、64GBのストレージを備えていますが、実使用量はそれぞれ1.4GB、13.14GBで、空き容量としてかなり余裕です。
AnTuTuベンチマーク結果
Snapdragon 625 オクタコア の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
6万点台と、ミドルレンジの中でも低めという結果ですね。同じZenFone4シリーズの無印版はSnapdragon 660搭載ですが、11万点であることを考えるとほぼ半分に近いパフォーマンスでほぼハイエンドに近いレベルです。ZenFone4とZenFone4 Selfie Proでは価格差が1.5-2万円程度あるのでパフォーマンス差は致し方ないのですけどね。
しかし6万点といえど、動作はサクサクです。カメラやネット等でもっさりすることはなく、重い処理をするゲームをしなければ快適に使えます。
*主な機種のベンチマーク結果
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Xiaomi Mi MIX2 | Snapdragon835 | 179828 |
Galaxy Note8 | Exynos 8895 | 177633 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ1 Compact | Snapdragon835 | 154076 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
ZenFone4 Selfie Pro | Snapdragon 625 | 66318 |
DOOGEE S60 | Mediatek Helio P25 | 63622 |
XPERIA XA1 Ultra | Mediatek Helio P20 | 62428 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
NOMU S30 | Mediatek Helio P10 | 53722 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
OUKITEL K6000 Plus | MediaTek MTK6750T | 44129 |
DOOGEE BL5000 | MediaTek MTK6750T | 44122 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
SHARP AQUOS SH-RM02 | Snapdragon 400 | 23516 |
カメラテスト
まずはシングルカメラのアウトカメラの比較から。比較対象はXPERIA XZ1 Compactです。
[twenty20 img1=”31576″ img2=”31580″ offset=”0.5″]XPERIA XZ1 Compactはコンパクトでは無いXZ1と同じカメラなので、かなりカメラ性能が良くなったのですが、そのXPERIA XZ1 Compactにひけを取らない写真が撮れています。多少色味はXPERIA XZ1 Compactのほうが明るめですが、ZenFone4 Selfie Proも自然な色合いで悪くありません。このあたりは好みの差かなという感じがします。
またZenFone4 Selfie Proは「Selfie Pro」という名前が示しているようにセルフィー重視で、前面にデュアルカメラを備えているのが特徴。そのデュアルカメラは一般的な背面デュアルカメラとは違い、標準レンズと広角120度のワイドアングルレンズを切り替えて使えるようになっています。また「Selfie Master」というアプリを使えば、美人エフェクトでしわやシミを隠したお肌つるつるの(疑似?)写真を撮れたりもします。※女性はこのモードの魅力が大きいそうで、私の義妹はインスタ女子なので、このモードで感動していました(汗)
デフォルトの標準レンズだとこの程度の画角ですが、、、
120度ワイドレンズ側を使うとこれぐらい幅広く撮影ができちゃいます。
セルフィーなので、広角に多人数と写真撮りたい場合にはとても有効です。
総括
Selfie Proというなのとおり、カメラに関しては本当にセルフィー重視の端末。「Selfie Master」アプリで美肌に撮ってくれたり、広角で広く撮れたりと楽しいし、背面のアウトカメラもまずまず綺麗に撮れます。この端末は義妹用に買ったものですが、私自身はほとんどセルフィーしないので「なんでSelfie Proを?」と最初は思いましたが、これを指名買いしたい人の気持ちが分かりました。
またセルフィー目的以外でも、美しいレッドカラーや、5.5インチの発色の良いディスプレイ、薄型のボディなど、普通のスマートフォンとしてみてもとても良く仕上がっている端末です。
難点を挙げるとすれば、充電端子がmicroUSBで、ASUSが2017年に発売するスマートフォンとしてはちょっとチープな点。せっかく良い端末なのにここだけケチったなという印象で、是非ここはUSB Type-Cであって欲しかった。
ベンチマークの結果が6.6万点というのもややマイナスに捉える人もいるでしょうが、ZenFone4 Selfie Proは「カメラが綺麗で楽しく撮れればいい。重いゲームなんてしないしね」という方が買うものだと思いますので、スペックほどほどでお値段もそこそこのものが欲しい方にはお勧めできるスマートフォンです。
価格
価格はETORENでは355~374ドルで、今回レビューしたレッドは374ドルで約4.2万円です。(ETORENの場合は輸入消費税込み)
但し価格は為替とセールで随時変更となりますので、最新価格はETORENでご確認ください。
・ETOREN販売ページ: ASUS ZenFone 4 Selfie Pro ZD552KL Dual SIM
ETORENだと輸入消費税がかからない(価格に含まれている)ので助かります。その上、日本人スタッフ対応や、修理の際は国内の拠点に送るだけでいいなどのメリットがあり、サービスと総額のトータルで見るとETORENがオススメです。ETORENはFedExで配送されるのですが、配送後はほぼ中一日で届き、輸入している感覚が薄くなるほど迅速です。(当方関東地方)
ETORENについての細かい点は下記紹介記事をご覧下さい。
関連サイト
・紹介記事: 海外ガジェット通販『ETOREN』は輸入が楽に!日本人スタッフ対応~保証まで万全
・ETORENトップページ :海外最新商品をいち早くお届け!【Etoren.com】