【Amazfit T-Rex3】フラッグシップタフネススマートウォッチレビュー – AI音声コマンド/オフラインマップ/6衛星高精細GPS搭載で4万円アンダー且つ27日バッテリーライフが魅力

Zepp Healthから発売された米軍のMIL規格に準拠した堅牢な設計スマートウォッチ「Amazfit T-Rex3」を使う機会を頂きましたので、レビューしていきます。

Amazfit T-Rex3は、タフなデザインと高機能を両立させたアウトドア向けのスマートウォッチです。登山やトレイルランニングなど、過酷な環境下での使用にも耐えうる高い耐久性と、豊富なアウトドア機能が魅力。
また、健康管理機能も充実しており、日々の健康管理にも役立ちます。

Amazfit T-Rex3
ディスプレイ 1.5インチ  480×480 AMOLEDディスプレイ
ゴリラガラス
バッテリー容量 500mAh
バッテリーライフ 通常使用 : 27日間
省電力モード : 40日
GPS : 高精度40時間/省電力72時間
GPS あり : デュアルバンド 6衛星測位
防水 10気圧防水(10ATM)
機能 バイブレーション: あり
ヘルストラック: SpO2(血中酸素),24時間心拍,歩数,座りすぎ,睡眠、
対話型AIコントロール:Zepp Flow(GPT-4o)
センサー:地磁気、高度計、温度、皮膚温度
WiFi/Bluetooth5.2 BLE
その他:ローカル音楽再生、グローブモード、オフラインマップ

*Zepp Health様よりお借りいたしました。

同梱物チェック

付属品は本体と、マニュアル、バンド交換用アダプター、ドライバー、充電台となっています。

充電器は従来はケーブル一体形でしたが、T-Rex3ではUSB Type-C端子がある充電台となりました。ケーブルは入っていませんが、スマホの充電で充電器は誰もが持っている環境の為、これは良い判断だと思います。これなら旅行先/出張先にも持って行きやすいですしね。

また付属のドライバーはバンド交換用で、ネジを外せば交換可能。

バンドはデフォルトで付いているものはT-Rex3専用ですが、付属のアダプターを使えば22mmの市販ハンドも利用可能です。

使い勝手をチェック

ディスプレイは1.5インチで 解像度は480×480と高解像度のAMOLEDディスプレイで当然ながら非常に美しいディスプレイ。
タフな8角形デザインが無骨でカッコイイです。

操作系では左側面にはボタンが2つ。こちらは選択肢を上下に動かすUp/Downボタン。

右側は上がSELとなっていて、押すとスポーツモードが割り当てられています。下は戻るボタンで、ホームで押すとアプリ一覧にもアクセス可能。できればデジタルクラウン(ダイヤル)があると、もっと操作性が良かったと思うのですが、そこはタフネスウオッチという事で、可動部を少なくしているのでしょう。

メール/LINEなどのスマホ通知も読みやすい

もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。

設定はアプリ側で「通知とリマインダー」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。

通知できるアプリはLINEだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。

上はメールの内容ですが、文字は読みやすい大きさですし、文字量も充分なボリュームです。

また簡易な返信も可能で、デフォルトの返信だけでなく、事前にZeppアプリで設定しておけば、好きなメッセージも可能です。

AOD(常時表示)が見やすい

Amazfit Balanceでは、AOD:Always On Display=常時表示が可能です。

バッテリーの消費は高くなってしまいますが、常に時計を表示しておいてくれるので、時間確認がとても楽。
AOD画面もクールで見やすいです。

しかも太陽光下でも視認性が高いので、私のような釣り師は「今何時?満潮まであと2時間か、、、」みたいな確認を一瞬でできるのが助かる。これがAODできても手で画面を影に入れてやらないと見えないようなスマートウォッチだと、「これAODの意味ないやん。ボタン押して輝度高めの普通の画面にしたほうがはやいわ」と思ってしまう。

AODも細かい調整が可能で、時間でAODモードオンオフが可能な為、例えば22時~7時の夜間/早朝時間は時計を使わないからAODをオフにしておくといった設定が可能。Amazfit Balanceは通常使用で27日も使えるので、そこまで神経質にならなくても良いです。AODオンにしたままでも10日ぐらいは持ちますので、充電は週1回程度で余裕です。

GPSは高精細でマップ表示も

下はウオーキングした際のデータですが、アップで見ると細かく軌跡が取れているのが分かります。

意地悪くまっすぐな道でもうろうろと移動してみたり、一つの場所で8の字に歩いたりしたみたのですが、ちゃんと再現できているのに驚きました。

T-Rex3にはオフラインマップ機能があり、事前にダウンロードしておけば、T-Rex3でマップの確認もできます。
(但しダウンロードは結構時間が掛かる)
スキーマップはスキー場、コンターマップは等高線が表示できるので、登山等をする方用ですね。

私がウオーキングしている公園(横浜自然観察の森)は普通の道路などはないのですが、それでもある程度の道やどちらに向かえば良いかまでは分かります。

ワークアウト中に地図を表示させておくことも可能なので、見知らぬ土地でもいまどのあたりか分かるのは便利。

フィットネストラッカーとして

フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータ、更にSpO2(血中濃度)も収集可能です。

ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。

最新のZeppアプリでは、地図上でどこでスピードが遅かったか速かったかも分かります。これはかなり便利。
また心拍や標高のデータまで分かります。自分のランニングやウオーキングといったデータがこのように細かくロギングされていると、状況を思い出しやすく、次のワークアウトの励みになりますね。

音声AI操作”Zepp Flow”に対応

Amazfit T-Rex3には、世界初 GPT-4o搭載「Zepp Flow」に対応しています。右上のSELボタン長押しで、音声入力が可能となり、「ウオーキング開始」とか「明るさ上げて」といった指示をすると、いちいちメニュー開いて設定探してという手間が減ります。

GPT-4o対応の為、曖昧な音声指示でもAIでうまーく処理してくれます。LINEの返信なども可能なので活用すると手放せなくなります。

なおZepp Flowについては、細かくこちらで紹介しています。

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電池の持ちが凄い

公式スペックでは通常使用で27日使用可能です。私はAOD(常時画面オン)モードが快適すぎて、ずっとAODで使っていましたが、それでも1週間は実用できました。
私のテストでは、常に輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定しての結果です。この状態だと1日で10%強程度減ります。AODでも7日間は使えるのも素晴らしい。700mAhというスマートウォッチとしてはかなり大容量のバッテリー搭載のなせる技。

個人的には、このバッテリーライフは一度使うと戻れない魅力があります。

総括

Amazfit T-Rex3を2-3週間使わせて頂きました。
まとめると以下がオススメポイントで、不満点が探し出せないぐらいの完成度の高さです。

・1.5インチAMOLEDディスプレイは美麗且つ輝度も高く見やすい。
・6つの衛生測位システムでGPS測位精度も高く、正確なトラッキングが可能。
・公称27日も使えるバッテリーライフは超魅力
・タフネス仕様でどこで使っても安心

高精細な6衛星GPSで、正確なトラッキングが出来、マップ上に速度の速い/遅いを表示できるなど、ハードとソフトの進化を感じられました。Amazfitは着々とZepp OSの進化を果たしているイメージで、レビューする度に驚かされます。

Amazfit T-Rex3もAmazfitとしてはハイエンド機で、音声AIコマンドのZepp Flowも使えます。これは使うと非常に便利。
また最大のメリットと感じたのはバッテリーライフで、AOD(常時表示)でも1週間は余裕で使えるのは、毎日使う人にも大きなメリットですし、また週末に登山/トレッキング等でGPS Onでがっつり使いたいという方にも向いています。

価格

価格は39,900円。


関連リンク

公式サイト : Amazfit T-Rex3

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