980gのモバイルノートPCが実売3万円!!『ASUS EeeBook X205TA』購入記

先日、ThinkPad EgdgeE130の購入記を書いたばかりの私ですが、物凄く速いのですが・・・やむなくPCを乗り換えることになりました。
ThinkPad EgdgeE130には全く不満がないのですが、実は中古だけにバッテリーが弱くて(劣化していて)・・・

以前合間にどうしてもファミレスで3時間ほどE130で仕事していたのですが、2時間経過で既にバッテリーが15%という危険状態。
輝度をほぼ最低に落として延命作業をしたのですが、2時間半足らずで電源が落ちました・・・あううう。

そんなわけで、表題のようにASUSの『EeeBook X205TA-B』を買う決断をしたのですが、実はそれ以前にいろいろと悩んだ末の決断でした。
eeebook_x205ta-2

ThinkPad EgdgeE130を延命できないのか


最初に考えたのは、E130の延命処置。(ちょっとおおげさですが)
問題はバッテリーだけで、
E130自体はキーボードもトラックスティックも使いやすく、mSATA SSDまで増設して高速化してあって動作は快適だしと言うことが無い。

そこで新品のバッテリーを買うという事を考えました。

Lenovo公式サイトの価格
16800円
チーン・・・たっけぇー。中古でもう1台本体が買えるわー
e130 battery

いやネットで買えば・・・
それでも7000円くらい。
うぬぬぬ。

互換バッテリーと呼ばれる怪しめのバッテリーでも5000円。

既にThinkPad EgdgeE130購入に2万円。
mSATA SSDに8000円を投資している私。

互換バッテリーでも+5000円の投資はさすがに気が引けてきた。

そんなとき、たまたま寄ったビックカメラでこの子と出会ったのです。

ASUS EeeBook X205TA
asus x205TA biccamera

ASUS X205TA-Bの体感

レッドの筐体がまぶしい。
私がこんなの使って恥ずかしくないかと少し考えてしまったのですが、惚れたのはカラーだけでなく、本体の軽さ。

手に持ったらすんげー軽い。
モック? パソコンにモックとかあるの?
と疑ってしまいましたが、実機でした。
なんと980g!!!
しかも価格は3万円台というびっくり価格。

そのまま持って帰ろうかと思いました(^_^;)

実際展示品を触ってみると、すこぶるキーボードの打ち込みもしやすい。
ThinkPad EgdgeE130と比べれば、当然トラックスティックは無い。タッチパッドだと指の動きが増加するから面倒だなぁーとか思いつつも、『軽さは正義』『タッチパッドぐらいなんとかなるんじゃね?』という気持ちがフツフツと。

実は、ThinkPad EgdgeE130の1.5kgは肩に食い込むのですよ。鞄が重い。
その前は職場で配給されたThinkPadX220sというしょぼスペックPCだったのですが、なんと9セルバッテリで、1.7kgもあったのです。それから比べれば1.5kgは軽い方だなと思っていましたが、電車での移動とかでは結構肩が凝ってきて。年かなー
おかげで肩掛けのビジネスバッグではなく、ビジネストートバッグに変えるぐらいの重さ・・・と言うか肩が耐えられなくなってまして。
それで漠然と「次は軽いやつにしよう」と決めていたところもありました。

ただ即買いは避けてやっぱりネットでいろいろと価格や難点なども調べることにした。

ASUS EeeBook X205TAの難点


難点をとりまとめると、、、
・容量が64GBのeMMC(SSDより遅いSSDみたいなもの)
・メモリが2GB固定
・Atom CPUは遅くないか?

なんですね。

eMMC(SSD)容量が少ない

まず容量の問題ですが、64GBとは言え、実際はリカバリ領域などにも取られ、実質は40GBがフリーのようです。そこにアプリを入れていくのですが、私の場合はOffice2013が必須。とは言ってもWord/Excel/PowerPointぐらいですけど。
それでも容量的には64GBで足りるかなと思います。
※ちなみにマイナーチェンジ後のモデルが64GBで、以前のモデルが32GBです。32GBではさすがに足りないですね。

主なデータはクラウドストレージ(OneDriveとかGoogle Drive)に入れればいいし、とりあえずはSDカードに64GBでも突っ込んで、ストレージ(Dドライブ)として置いておけば十分でしょう。
※ちなみにX205TAには、100GB分のOneDriveが2年間無料で使える。
※更に、500GB分の『ASUS WebStorage』がこちらも2年間無料で使える。
つまりは、ネット接続前提で使うのがこのPCって事でしょうね。
基本データはクラウド上、どうしてもネット回線がない場合は、ローカルに置いてねってのが想定されている使い方なんでしょう。

いわゆるChromebook対抗のWindowsPCなので、こういう使い方が推奨されるんでしょうが、実際のところ私はGoogle Driveに100MBも入れていないで、ほぼ完結している使用方法なので、あるゆるのデータをクラウドに置いておく人ではない限り、がっつり使い込む人は少ないかもしれませんが、それでもこういうクラウドストレージが使えるのは有難い人も多いでしょう。

気になるのは、eMMCです。
SSDより遅いわけですが、どれほど遅いかというと一概には言えないようです。
ただeMMCはスマホ/タブレットのストレージとして搭載されているので、それらが遅いという事もありませんし、調査の結果としては無視して良いレベルかなと。

メモリが2GBでは足りない?

あとはメモリが2GBの問題。
私の場合結構気になりました。
ブラウザ(Google Chrome)でタブを10個は開いておくので、メモリ不足だとスワップファイルが肥大化して、PCとしてのパフォーマンスが落ちるんじゃないかと。要はイライラしないかなーという点です。

X205TAはメモリにしてもeMMCにしても、マザーボードに直づけされていて、交換も増設も不可という難儀なPCです。ほぼタブレットPCのようなもの。だからこそ安いんでしょうが、どーせなら4GBモデルもあれば良かったのに。

しかしまぁー基本的には、Officeアプリ+メールがメインの使用方法だし、ここは妥協点かな。
以前Windowsタブレットを使っていましたが、2GBでも問題なかったし。
PCでも同様かなと・・・(ここは後で要検証)

CPU(Atom)の性能は大丈夫?

CPUに関してですが、X205TAのAtom Z3735F(4core 1.33-1.8GHz)と、ThinkPad Edge E130のCeleron887 (2core 1.5GHz)を比較しているものがありました。
cpu_celeron_vs_atom
ほぼ性能差はないようですが、省電力でCeleronを圧倒してますね。Atomは。
最近のAtom(Bay Trail-T世代以降)は、本当にCeleronよりいい働きをします。

と、そんなわけでいくつかの難点は脳内を物欲で克服(?)しX205TAを発注することにしました。ぽちっとな

ASUS X205は素晴らしい・・・はず


難点はあるものの、より素晴らしい点が多いのが、このX205TAです。

まずバッテリーが公称11.3時間
実使用でも10時間は使えるという方も多いのが凄い。
SSDよりも消費電力が少なくて済むeMCCを採用している点もありますが、それにしてもこの軽量・薄型のノートPCで、ここまでバッテリーセーブができるのはさすがです。
私の使用用途では、4-5時間も持ってくれれば御の字なので、ここまでのバッテリ持続時間は要らないのですが、それでもうっかり充電忘れてって事があっても全然平気そうです。

そしてデザインがかっこいい
X205TA_color
DELLやLenovoなどの廉価PCメーカーは、しょぼスペックPCには黒一色ぐらいしか無い。
もうこれで選択肢から外れるぐらい、デザインがダメすぎる。

例:Lenovo S20とか
lenovo-laptop-s20-touch-front-2

その点、ASUSは安いノートPCのデザインレベルが高い。
スマホのZenFoneシリーズにしても、材料はチープなんでしょうけど、それをデザイン力で安っぽく見せない努力をしているのが、本当に頭が下がる。

それとやはり軽さ。
実売3万円のノートパソコンで、980gという重量を実現したのは恐ろしいぐらいの出来事です。
確かに世の中には1kgを切るパソコンはたくさんあります。
しかし、VAIOにしてもLet’sNoteにしても、LavieZにしても10万円を軽く超える値段です。
つまり「軽いの欲しければ15万円くらい金持ってきな」という世界だったわけです。

もちろんX205TAのスペックはそれらと比べるレベルには無いほどの、ノートPCの世界では底辺レベルのものですが、Win8.1はそれら底辺レベルでも使えるように、タブレットPCチューンしてある為、実際はハイスペックは持ち腐れ状態。だからこそX205TAはある程割り切れば、かなり使えるウルトラライトノートPCになるんじゃ無いかと思うのです。

エンジンはしょぼいけど、BMWやAudiと同等のデザインで、使用に際してなんら問題ないレベルの車を100万円で作りましたという感じです。若者の車離れが叫ばれているけど、結局は安くてかっこいい車が無いからそこにはお金出せませんって言っているだけで、そこはメーカーが良い製品を出さないのが原因なのと同じ。

ASUSは以前から安いPCにも、きちんとした日本語キーボードを載せたり、デザイン面でもメタル調塗装のプラスチックにしたりと、出来うる限りの努力をしているメーカーだと思う。
それがスマホ界では、ZenFone5/ZenFone2のバカ売れ状態に繋がり、SIMフリー一人勝ちを生み出している。この流れは過去ASUSの努力から生まれているわけで、DELLやLenovoが適当にスマホ業界に入ってきて失敗している要因です。

消費者は安くて良いものを求めているのであって、安くてもデザインがダメならNo!なんです。
でもだからって、10万円PCと同じクオリティを求めてはだめですよ。一泊3000円の宿に、高級ホテル並のサービスは期待してはいけない。

それが分かっているASUSに惚れて買った。
そんな感じでポチってしまいました。私。

安いネットで買ったのでまだ届きませんが、楽しみです。
カラーはブルーと悩んだのでですが、店頭で一目惚れしたレッドに。
仕事で使うのはちょっと恥ずかしいかも・・・と思いつつ(汗)

※いまはAmazonが一番安いかも。セールで30,000円を切っている時もあります。
Amazonは随時価格を他店情報などを参考にしながら変えているので、時々チェックしてみると「お!下がってる!」という時があります。

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