CHUWIから10.8インチの2in1タブレット「CHUWI Hi9 PLUS」をGearBest様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。
CHUWI Hi9 PLUSの主な特徴
CHUWI Hi9 PLUSは10.8インチ 2K解像度(2560×1600 WQXGA)のタブレットで、専用のキーボードとスタイラスペン(共にオプション)が使え、2in1にもなるタブレットです。*今回はタブレット単体としてのレビュー10.8インチディスプレイはIPSで、段差のないOGS対応になっています。
CPUはMediaTek Helio X27搭載で、MediaTek SoCを載せているタブレットとしてはほぼ最高峰。AnTuTuベンチマーク(ver7)だと、9万点前後程度かと思われます。メモリは4GB、ストレージは64GB eMMCです。
またSIMスロットがあるので、SIMを入れれば4G LTE通信が可能。4G Bandは1/3/5/7/8/20/40なのでソフトバンク系のSIMを入れればプラチナバンド対応しますし、外でもネットが使えるのは便利です。(最近はSB系データSIMも安く手に入りますし)
主要スペック
開梱&同梱物
同梱物はマニュアル、SIM/microSD取りだしピン、USB充電器、USB Type-Cケーブルとなっています。USB充電器は見ての通り、日本では使えないコンセント形状なので、基本的には別途用意したほうがいいでしょう。
外観
10.8インチディスプレイの解像度はWQXGA(2560×1600)。いわゆる2K解像度ですが、さすがに発色も良くて綺麗です。ただ少し前にレビューした10.1インチのWUXGA解像度のCHUWI Hipadと見た感じがどれほど違うのかと言われるとそれほど解像度の差は感じません。下部にはキーボードドッキング用コネクタがあります。左側にはUSB Type-C、イヤホンジャック。あと分かりづらいのですが、イヤホンジャック左の裏側にSIM/microSDトレイがある。LTEはB1/B3/B5/B7/B8/B20とタブレットにとしては対数周波数帯が多く、docomo/Softbank系SIMなら使いやすい。右側には、電源/ボリュームボタン。縦画面にして使うにはちょっと上過ぎるかなぁという感じ。ただ横画面で持つと、左手がちょうどボタン類に掛かるので使いやすい。10.8インチですし、基本的には横持ちが多いと思いますし、これでOKでしょう。
背面はこんな感じでマットカラーでシンプル。左側にスリットのように見えるのがスピーカーでステレオになっています。こちらも配置的に横画面で使えという感じですね。ちょっと気になるのは、マット仕上げなのに手垢が結構残ります。このあたりは値段相応。
実重量と使用感
実重量を計測してみました。公式サイトでは550gですが、実際は536gで、14g軽いという結果。10.8インチとしては軽量なほうで、実際手に持っても軽く感じます。もちろんiPad系のようにあそこまで薄く軽いものではないのですが、200ドル前後の価格帯であることを考えれば充分軽くて使いやすい。
日本語化
初期設定時から日本語がちゃんと選べます。起動後は当然完全日本語版です。
プリインストールアプリ
以下プリインストールアプリの一覧。良い意味でたったこれだけ。余計なものが入っていないのでシンプルです。
ベンチマーク
CHUWI Hi9 PLUSの実力をAnTuTuベンチマークで試してみました。
ベンチマーク結果としては10万点オーバーと、同じHelio X27搭載のHipadと概ね同じ結果。以下は参考までに過去のスコアです。スマホと混ぜたスコアとなっているので中の下風に見えますが、AnTuTuで10万点あれば、3Dゲーム以外では概ねサクサク動きますし、実用レベルでは充分な性能です。ただ10万点越えにしては、ほんの少しだけもっさりすることがあるのは気になります。
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTu Ver7スコア |
---|---|---|
vivo NEX S | Snapdragon845 | 289691 |
OnePlus 6 | Snapdragon845 | 287343 |
XPERIA XZ2 | Snapdragon845 | 266288 |
XPERIA XZ2 Compact | Snapdragon845 | 265800 |
Xiaomi Mi MIX 2S | Snapdragon845 | 258741 |
HUAWEI P20 Pro | Kirin 970 | 210380 |
XPERIA XZ1 Compact | Snapdragon835 | 205788 |
honor 10 | Kirin 970 | 204400 |
HUAWEI honor 9 | Kirin960 | 165134 |
Xiaomi Mi Pad 4 | Snapdragon660 | 142708 |
Elephone U Pro | Snapdragon660 | 140784 |
ZenFone5 ZE620KL | Snapdragon636 | 139085 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 137253 |
Xiaomi Redmi Note 5 | Snapdragon636 | 115626 |
CHUWI Hi9 PLUS | MediaTek Helio X27 | 103025 |
CHUWI Hipad | MediaTek Helio X27 | 102014 |
HUAWEI honor8 | Kirin 950 | 97517 |
TECLAST M89 | MediaTek MTK8176 | 97775 |
XPERIA XA2 Ultra | Snapdragon630 | 90087 |
HUAWEI nova lite 2 | Kirin 659 | 89273 |
Vernee Active | Mediatek Helio P25 | 79228 |
KOOLNEE K1 Trio | Mediatek Helio P23 | 67080 |
UMIDIGI A1 Pro | Mediatek MT6739 | 45258 |
電子書籍漫画リーダーとして
10..8インチで2560×1600という高精細ディスプレイを搭載しているHi9 PLUSは、横画面時の縦方向もやや長めなので、電子書籍漫画リーダー向きです
まずは雑誌系を読んでみましたが、これは断然読みやすい。写真の説明等文字が小さめのところは少し拡大が必要ですが、普通の雑誌であれば、見開き2ページで充分読み取れます。
もっと良いのは漫画で、漫画本に近いサイズで、雑誌同様見開き2ページで読めるので非常に楽ちん。
私はいつも8インチタブで漫画読んでますが、10.8インチで2画面で読める便利さを改め痛感。ただ手に持っていると長時間読書は重いので、ベッドにタブレットスタンド置いて、Bluetoothリモコンでページ送りさせながら、ずぼら読書をし始めました。
レビューまとめ
価格が200ドル強のタブレットであることを考えると、全体的に欠点少なめの良質なタブレットです。
10.8インチと大きく、2K解像度で高精細な発色のいいディスプレイは電子書籍/漫画リーダーとしての相性がいい。オプションのキーボードを買えば、PCライクに使えますし、同様にオプションのスタイラスペンを使えばお絵かきも可能。ほどほどに軽量で、10インチ超のタブレットを欲しかった方にとって価格とのバランスから「このぐらいで良いんだよ」という人は結構多いと思う。AmazonのFireタブレットみたいなロースペックでは困るけど、そんなにハイスペックで価格が高いものは要らない、、、そんな中間層にちょうどいいタブレットです。
CHUWI Hi9 PLUSの価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest では219.99ドルでセール中です。
GearBest販売ページ : CHUWI HI9 PLUS CWI532
GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」