Hangzhou Dangbei Network Technology Co., Ltdから発売された、「Dangbei Neo」プロジェクターをレビューさせて頂く機会を頂きました。
Dangbei Neoは、Netflix公式ライセンスを取得し、単体でNetflix、YouTube、AmazonPrime Video等が視聴でき、重量わずか1.42kgと小型軽量なプロジェクターとなっています。
Dangbei Neo プロジェクターの主な特徴
Dangbeiは中国のプロジェクターブランドですが、様々なホームプロジェクターを発売している意欲的なブランド。
このDangbei NeoもNetflix公式ライセンスを取得し、明るさ、音といったプロジェクターの基本機能だけでなく、オートフォーカス、オート台形補正、リモコン等の使い易さにまで踏み込んだ製品となっています。
Netflixだけでなく、アマプラ、YouTube等もデフォルトでインストールされているので、購入時から使えます。
リモコンにもこれらが一発起動できるボタンが付いているので、起動も楽です。
このようにデバイスを接続することなく大画面が楽しめるALL in Oneのプロジェクターです。
性能的には1080P画質=フルHD解像度(1920×1080)で最大120インチまで投影できます。
明るさも540 ISOルーメンとホームプロジェクターとしてはかなり明るい部類です。
レーザーオートフォーカス、自動台形補正、6Wx2内蔵スピーカー、2.4GHz/5GHz WiFi対応でスマホやタブレットのミラーリングも可能です。
また入力端子は、HDMI、USBx2をメインに、スピーカー接続としてSPDIFもサポート。LAN端子もあるので、無線の不安定さを嫌うなら有線もありですね。
Dangbei Neo | |
OS |
LINUX |
解像度 |
1920 x1080P |
明るさ |
540 ISO ルーメン |
オーディオ |
Dolby Digital Plus、Dolby Audio |
スピーカー |
2 x 6W |
台形補正 |
オート (垂直,水平方向に±40°) |
サイズ |
20 x 15.7 x 10 cm |
重さ |
1.47KG |
画面ミーラリング |
Chromecast built-in/Airscreen |
消費電力 |
100W |
他の機能 |
フォーカス調整/Zoom調整 etc |
保証期間 |
2年間。また、生涯無料日本語カスタマーサポートを提供 |
*Hangzhou Dangbei Network Technology Co., Ltd様にお借りしてのレビューです。
開梱と外観
同梱物はACアダプタと電源ケーブル、リモコン、マニュアルとなっています。
リモコンは一般的な配置ですが、NetflixだけでなくYouTube、Amazon Prime Videoボタンもあります。
これはやはり大切ですね。私も以前Netflixボタンだけがあるプロジェクターを使いましたが、AmazonPrime VideoやYouTubeを見たい時はいちいちメニューから選択して切り替える必要があり、ちょっと面倒だったのです。その為、一発起動アプリが3つあるのはやはり便利です。
マニュアルも図解で丁寧に説明がされているので、ホームシアターやプロジェクターを初めて使うという方にも親切。
前面にはレンズとIR(赤外線)受光部とシンプルですね。上部も電源ボタンのみ。
背面には入力端子があり、左からSPDIF、LAN、HDMI、USB x2です。
前述のようにホームプロジェクターでLAN端子は非常に珍しい。
背面には三脚や吊り下げで使う1/4インチネジ穴があります。
サイズは横幅20cm、奥行き15.7cm、高さも10cmとコンパクトです。
充分綺麗な映像
起動すると、まずリモコンのペアリングをし、その後Netflixのログインを求められます。Netflix無しでも使えますが、基本的にはNetflixがメインという考え方ですね。
540 ISOルーメンの為、外が明るい時に使っても充分な視認性がありますし、少しだけカーテンを閉めれば、よりくっきりはっきりとした映像となります。(以下)
オートフォーカスは自動で働き、少しでも角度や商店が変わると勝手に調整してくれます。
固定据え置きだとあまり使わない所ですが、デスク上や三脚だとなにかのひょうしに移動してしまったりするので、その際にいちいち手動でフォーカス調整をしなくていいのがとても楽です。
当然Netflixは快適で、映像も当然ながら非常に美しい。リモコンの反応も良く、普段自宅じ使っているFire TV 4Kのリモコンの反応速度と遜色ありません。
6Wx2のスピーカーで充分迫力ある音を堪能できます。
PCとHDMIで接続してみました。
最初はPC画面をどこまで明るく鮮明に映し出せるか疑問でしたが、この540ISOルーメンは明るさ充分で、PCのパワーポイントやスプレッドシートもくっきりと見えます。周りが多少明るくてもパワーポイントは美しく見えますし、普通にビジネスユースでも使えるレベルです。
スマホを繋いでみましたが、ウマ娘もとても綺麗に出力されています。
映像も高精細で、スマホゲーが大画面で迫力あるプレイができるのは魅力です。
メニュー等の使い勝手
Linux OSが搭載されていますが、メニュー等のUI(ユーザーインターフェース)画面は至って他のAndroidプロジェクターと似ています。タイル型メニューで使いやすい。また基本的にあらゆる動画配信サービスが利用できる安心感は高いです。
また動作音もかなり静かです。もちろんファンは回るので、音もある程度「フォー」と風切り音も出ますが、基本的に映画/アニメ等を見ていれば気にならないです。
NetflixやAmazonPrime Videoなどのプリインストール以外のアプリも追加が可能です。
但し、Disney+やDAZNといった日本でなじみのあるアプリは検索しても出てきませんでした。
Google Playが入っている訳ではないので、好きな(というか人によっては 必須とも言える)アプリがインストールできないのは困る人も居るでしょうね。
その場合はスマホのミラーリング等でカバーはできますが、このあたりはちょっともったいないです。
設定も細かく調整できる
ソースの切り替え、カラー調整、キーストーン(台形補正)の調整等はOSDメニュー/リモコン操作で実施します。
画像/映像についてはかなり細かく調整が可能です。
総括
Dangbei Neoプロジェクターはクーポンを入れれば89,999円という価格で販売されています。(但しクーポンで7.5万円程度になります)
540ISOルーメンで高輝度で昼間でも見やすく暗所ならよりくっきりはっきりとした画像で映画/動画を堪能できます。
また6Wx2のスピーカーも迫力は充分感じられます。私はプロジェクターを固定しないので、なにげに自動でオートフォーカスしてくれるのがとても便利でした。
NetflixやYouTube、Amazonプライム・ビデオもプリインストールされ、リモコンにもボタンがあり、ソースをいちいち繋げなくてもリモコン一つで見れるので、手軽です。
Disney+などが追加出来ないのはやや難点で、このあたりはほんとにもったいないですね。スマホ等とミラーリングできるので、回避策はあるので困らないかも知れませんが、せっかくの手軽さが少しスポイルされちゃうのはマイナス。(今後追加されるのかもしれませんが)
それでもNetflix等の動画サブスク、YouTubeを気楽に映し出せ、なんにも繋がなくてもTVと同じようにプロジェクターも使えるのはやはり手軽で、性能、小型さなど全てが高い次元でオールインワンとなっているプロジェクターと言えます。
価格
Dangbei Neo プロジェクターはAmazonにて89999円という価格で販売中。
但し販売ページに15,000円オフクーポンもあり、値引き後は74,999円となります。